怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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後日、修正しようかなと思います。


最終章 ニュージェネクライマックス前編 蘇る混沌②

「ば、バサちゃん・・・わたし怖いよ・・・。」

「大丈夫だよ、わたし達は怪獣娘だぜ!そこらの男なんかよりずっと強いし‼︎」

 

マガコンビこと風巻ヨウと竜波ユカはとある廃墟に訪れていた。2人は調査部と外事X課からある情報を聞いてヴィラン・ギルドの宇宙人達の溜まり場となっていると噂の廃墟を訪ねたのである。

 

「見ろよ、ジャッパ。わたし達を既に出迎えている奴らがいるぜ。」

「ふえ・・・ひいっ⁉︎」

 

ヨウが指指した場所には既にヴィラン・ギルドと思われる柄の悪い宇宙人達が酒を飲んでいた。宇宙人達はヨウ達に気付くと面白そうな様子で話し始めた。

 

「何だぁ?この姉ちゃん達?」

「よく見りゃ可愛いじゃねえか!結構胸もデカいし‼︎」

「お嬢ちゃん達何の用だい?おじさん達が可愛がってあげようかぁ?」

「ひぃ⁉︎」

「わたし達はGIRLSだ‼︎お前らヴィラン・ギルドがヒロキさんを狙ってるって情報を掴んだんだ‼︎」

「ほう・・・GIRLSがねぇ・・・。」

 

男達に怯えるユカを庇いながらヨウが勇ましく話す。宇宙人達の中でバド星人は興味深そうな声で呟いた。そして2人はその場に隠れていた多種多様なヴィラン・ギルドに所属する宇宙人達に囲まれてしまう。

 

「へへっ、知りたきゃ分かってるよなぁ‼︎」

「俺達全員の相手してもらうぜ、うへへへへ‼︎」

「うほおおぉ・・・2人ともおっぱいでけえ・・・迷うなぁ・・・。」

「俺、髪長い方がいい‼︎気が強そうな奴だから調教しがいがありそう‼︎」

「俺はボブヘアーの方かな・・・大人しそうな顔がそそるぜぇ‼︎」

「俺は2人まとめて楽しみてぇ‼︎」

「俺も俺も‼︎こんな可愛い娘を相手に出来るなんて中々無いからな‼︎」

「死なない程度に痛めつけて・・・後は全員で・・・おほおおおお‼︎興奮してきたぁぁ‼︎」

「ひぃっ⁉︎」

「この下衆野郎共・・・お前らなんかにわたし達の純潔奪われてたまるか・・・怪獣娘にそんな口を聞いた事後悔させてやるよ‼︎ジャッパ‼︎」

「う、うん・・・‼︎」

「ヘッヘッへ・・・ここにいる全員で掛かれば怪獣娘も怖くないぜ。お前ら、やっちまえ‼︎」

 

下衆な笑いを浮かべながら自分達に迫ってくる宇宙人達に怯えた表情を見せるユカを庇いながらヨウが睨んでソウルライザーを取り出した時、何処からともなく音楽が鳴り響いてくる。

 

「な、何だこの音楽・・・?」

「・・・バサちゃん、見て‼︎」

「えっ?」

 

その場にいた者全員が思わず音楽が聞こえた方に振り返るとレザージャケットに中折れ帽を被ったいかにも風来坊という雰囲気の男がハーモニカのような楽器を吹いている。その場にいた者達は思わず男の楽器から奏でられる音楽に耳を立たずにはいられなかった。

 

「お前さん達、お嬢さん2人相手に大勢で掛かるのは大人げないぜ。」

「「誰?」」

 

男は演奏を終えると男達に呼び掛ける。そして飛び上がってヨウとユカの前に着地すると彼女達を守るように立ち上がった男は2人に呼び掛けた。

 

「俺の名はガイ、クレナイ・ガイ。」

「クレナイ・・・ガイ?」

 

ヨウとユカが『クレナイ・ガイ』なる青年の顔を見上げた時、2人の脳裏にO型のカラータイマーを持つウルトラマンが自身と戦っているようなビジョンが映る。

 

「⁉︎・・・何今の?」

「ったくお嬢さん達、ここはお前さんらが来るようなところじゃないぜ。」

「・・・えっ・・・あっ・・・大丈夫です‼︎わたし達はGIRLSの怪獣娘です‼︎こんな奴ら何ともありません‼︎」

「それよりお兄さんは下がって下さい‼︎この宇宙人達はわたし達の仲間を狙っているらしいんです‼︎」

「仲間って・・・タイガと白鳥ヒロキ君か?」

「そうそうって・・・えっ⁉︎」

「な、何でヒロキさんの事を知ってるんですか⁉︎しかもヒロキさんとタイガさんの関係まで‼︎」

「とある情報筋からな・・・安心しな、俺はお前らの味方だ。」

 

2人は思わず顔を見合わせる。そして暫く考えると結論を付けた。

 

「分かりました‼︎この場は信じます‼︎」

「その代わり、後でお話を聞かせて下さいね‼︎」

「ああ、勿論だ。」

「「ソウルライド‼︎」」

 

2人はソウルライザーで怪獣娘に変身する。その姿を見てガイは呟いた。

 

「そうか、お前さんらがマガバッサーとマガジャッパの怪獣娘だったのか。」

「えっ⁉︎わたし達の元の怪獣の事を知ってるんですか⁉︎」

「ああ、よーく知ってるぜ。昔やり合ったからな。」

「それってどういう・・・?」

「話は後だ、来るぞ‼︎」

「やっちまえ‼︎」

「男の方は殺しても構わんが女は絶対に生かせ‼︎後のお楽しみのためにな‼︎」

 

自分達を取り囲んでいた宇宙人達が一斉に襲い掛かってきた。マガバッサーは翼をはためかせて竜巻を作りそれを正面にいる宇宙人達に飛ばす。すると竜巻に巻き込まれた宇宙人達が竜巻の中でぶつかり合った。マガジャッパは水流で男達を吹っ飛ばし、泡で自身の身を守りながら戦っている。

 

「うおりゃあ‼︎」

 

ガイは突撃を仕掛けた目の前の男に右ストレートの拳を食らわす。その男が吹っ飛んだ時、クラカッチ星人が後ろからナイフを持って掛かる。ガイはその手を抑えると手刀でナイフをはたき落とし、そのまま蹴りでクラカッチ星人を吹っ飛ばした。

 

「ぐああっ‼︎」

 

バド星人が銃を構えてガイを狙って引き金を引く。ガイはバド星人の銃撃に気付くと体を逸らして避ける。バド星人はかわされたと知ると更に引き金を引き続けるがガイは光弾を掴んでバド星人に投げ返した。ガイが投げ返した光弾を受けてバド星人は大きく吹っ飛んで地面に倒れた。ガイは隣に視線を向けるとラムネの瓶がある事に気付く。それを見た見たガイは嬉しそうな表情で瓶を手に取った。

 

 

 

 

「ヒロキ、どうしたんデス?さっきからワタシの顔を見つめているように見えますが・・・ワタシの顔を何がついてマスカ?」

「へっ?・・・いや!何でもないよ、気にしないで‼︎それより僕達も帰ろうぜ‼︎」

 

その少し前、ヒロキはクララの疑問を誤魔化すとGIRLSを後にしようとしていた。その時、入り口の前で赤い怪獣のような絵が描かれた饅頭の紙袋を構えて赤いジャケットを羽織った青年が2人を訊ねてくる。

 

「あのぉ、すみません。ここ、GIRLSですよね?」

「はい、そうですが?」

「あの・・・実は最近、うちの店の周りが怪しい宇宙人に監視されていて・・・相談に乗ってもらえませんか?」

「「えっ?」」

 

2人は顔を見合わせてその青年をGIRLSの応接室に案内する。その場には2人から連絡を受けたアキとミコ、マコもいる。ヒロキ達は青年から詳しい事情聴取を行なっていた。

 

「えーっと・・・銀河クワトロマーケット社長の・・・湊カツミさん・・・ですね。」

「はい。」

「いつから監視されてマスカ?」

「えーっと・・・確か3日前からだったと思います。」

「監視される心当たりは?」

「気のせいという事は?」

「あ・・・だから念のため・・・警護をお願いしたいんです。GIRLSの怪獣娘達ならこの手の事に慣れてると聞いたので・・・。」

「少し待って下さい。僕達だけで御依頼を受けるか決めれないので・・・。」

「あっ、大丈夫‼︎さっきこの事をピグっちに話したらOKが出たよ。」「えっ⁉︎本当デスカ⁉︎」

「分かりました。この依頼、お引き受けします。ボク達GIRLSに任せてください。」

「ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

その頃、ミカヅキとピリカはとある橋の下で誰かを待っていた。2人はピグモンの指令で最近のヴィラン・ギルドの動きについて詳しく教えてくれる人物と会う約束をしていたのだ。

 

「まだかな・・・。」

「そろそろ来ると思うよ。」

「待たせたな。」

 

時計を見るミカヅキとピリカの前に1人の男がやってくる。それは以前、ヴィラン・ギルドに潜入捜査していた外事X課の潜入捜査官ミスティだった。

 

「ミスティさん、久しぶり‼︎」

「ああ、久しぶりだな、ゴモラの怪獣娘。そちらは?」

「ああ、紹介するね。最近GIRLSに入ったピリちゃんだよ。」

「旭川ピリカです。」

「ああ、佐倉さんが言っていたアンドロイドの・・・外事X課のミスティだ。よろしく。」

 

お互い自己紹介した後、2人は握手をする。そして早速ミカヅキが話を切り出した。

 

「それで・・・最近のヴィラン・ギルドの動きについてなんだけど・・・。」

「ああ、何でも奴ら・・・最近大きな動きを見せている。何でも奴が復活する前に最後の大きな一儲けを企んでいるらしい。」

「奴?」

「詳しい事は俺も知らないが・・・ある宇宙ではその名を口にしただけで呪われると言われている。だから皆は揃って『奴』と呼んでいる。」

「奴・・・。」

 

ミカヅキは最近のヴィラン・ギルドの動きに納得すると同時にミスティの話に出てきた『奴』にシャドウビーストやシャドウジェネラル以上の影を感じ身を震わせる。その時、ピリカは手元のタブレットで何かを検索していた。

 

「ところでピリちゃん、何してるの?」

「その話と関係ありそうなサイトを見つけたの。ほらこれ見て。」

 

ミカヅキはピリカの持っているタブレットを覗き込む。そこには怪しげな宇宙文字で描かれた怪しげなサイトが映る。それを見たミスティは焦りながら口を開く。

 

「何かを崇拝する宇宙人のサイトみたいなの。その『奴』と何か関係があると思わない?」

「何かを崇拝する宇宙人の集まり・・・ねぇ。」

「おい‼︎すぐにそのサイトからログアウトしろ‼︎何が起きるか分からないぞ‼︎」

「大丈夫‼︎あたし、コンピューターには強いから‼︎」

 

力強く宣言したピリカはそのサイトを探っていく。するとサイトを調べていくうちに画面に大きな目が写る。

 

「まずい‼︎不正アクセスがバレちゃった‼︎」

「ええっ⁉︎」

 

するとタブレットから電流が走る。電流が収まるとピリカの体は突然変な踊りを始めた。ミカヅキが驚く中、ミスティがピリカの手元からタブレットを叩き落とす。

 

「だから迂闊にアクセスするなと言ったんだ‼︎」

「ちょっ⁉︎ちょっとピリちゃん、どうしたの⁉︎」

「マズい‼︎ウイルス感染したんだ‼︎しかも・・・これは・・・奴を崇拝するダンスだ‼︎アンドロイドである彼女は不正アクセスした結果、ウイルスの影響をもろに受けたんだ‼︎」

 

ミスティが説明している間にもピリカの体は勝手に踊り続ける。ミカヅキはミスティからピリカのタブレットを受け取るがコンピューターに強くない彼女では今のピリカを止める事は出来ない。ピリカはただ踊り続けるしかなかった。

 

「マズい‼︎このままだとオーバーヒートを起こすぞ‼︎」

「ええっ⁉︎」

「ミカヅキちゃん、止めて〜‼︎」

「止めて・・・って・・・そんな、うちキンちゃん程こういうの強くないし・・・あああ・・・どうすれば・・・。」

 

ピリカの悲鳴にミカヅキは何とかしようとするがどうやって止めればいいか分からずタブレットを手におろおろするしかなかった。その時、赤と黒の背中にXの文字が刻まれた隊員服を着た青年が現れる。その青年はあっという間にミカヅキからタブレットを奪い取った。ミカヅキはソウルライザーを手に取り青年に構える。

 

「ちょっ⁉︎お兄さん誰⁉︎一体何をするつもりなの⁉︎」

「静かに!今はこの子を助けるのが先だ。」

 

青年はミカヅキに一喝しタブレットを操作する。するとピリカの体の動きが治まり踊りから解放された。自由の身となったピリカはショートしかけながらも地面に足を踏み締める。ミカヅキはその様子を見て咄嗟にピリカに駆け寄り彼女を支えた。

 

「暫く冷却して熱を冷ます事をお勧めするよ。」

「は、はい・・・ありがとうございます・・・。」

「不正アクセス、駄目絶対・・・約束してくれるね。」

「は・・・はい・・・。」

 

青年の言葉に深く頷いたピリカの横でミカヅキはホッとする。その時、青年はミスティの顔を見ると訊ねてきた。

 

「すみません。ヴィラン・ギルドについて何が詳しい事を知りませんか?」

「何?・・・何故奴らを?」

「GIRLSの白鳥ヒロキ君がヴィラン・ギルドに狙われてると聞いて・・・その事を確かめたいんです。」

「「⁉︎」」

 

ミカヅキとピリカは青年の言葉に驚いた表情を見せる。そしてミカヅキが青年に勢いよく詰め寄った。

 

「どういう事⁉︎何でヒロちゃんが狙われてるの⁉︎」

「ま、待って待って‼︎君は?」

「わたしは黒田ミカヅキ‼︎GIRLSに所属するゴモラの怪獣娘だよ‼︎」

「⁉︎・・・ゴモラの・・・怪獣娘・・・。そうか、君が・・・。」

 

青年はミカヅキの素性を察すると一息つく。そしてミカヅキ達に自己紹介をした。

 

「俺の名は大空大地。白鳥ヒロキ君にどうしても返してほしいものがあるんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ヒロキとクララ達はカツミに案内されて地域交流センターの近くまで来ていた。カツミは視線にあるものを確認するとヒロキ達に呼び掛ける。

 

「皆さん、こっちです。」

「えっ⁉︎アレが⁉︎」

 

ヒロキ達はカツミが指差した先を見て唖然とする。そのはどう見てもフリーマーケットだったのだ。しかもそこでは2人の青年が何やら言い合いをしていた。

 

「はみ出しすぎだよ!こっちからは僕の陣地‼︎」

「陣地とか決めてないし!何だよ、これデカイな⁉︎」

 

青いシャツの青年がタコのぬいぐるみをどかすとその場に立てられてあったヒーローのような人形を摘まむ。

 

「ちょっと‼︎これいらないでしょ‼︎」

「いや‼︎いる‼︎」

「爆裂戦記・・・ドン・・・シャイン‼︎・・・ってね。」

 

その時、何やらヒーローのようなポーズを決めた青いジャケットとジーパンの青年を見てタイガが声を上げた。

 

『ヒロキ‼︎アイツからベリアルの気配がする‼︎』

「えっ⁉︎」

 

ヒロキはタイガの声を聞いて思わずヒーローのようなポーズを決めた青年に目を向ける。ヒロキはタイガの言葉とカツミの言葉から結論を付けてカツミとクララの静止も聞かず飛び出していく。

 

「アイツか・・・。」

「ヒロキ!待って下サイ‼︎」

「え?・・・いや、彼は‼︎」

「あー‼︎風船がー‼︎」

 

ヒロキが飛び出したと同時にその場にいた幼い少女が手に持っていた風船を離してしまい悲痛な声を上げる。それを聞いたその青年は大きくジャンプして風船を手に取った。

 

「ええっ⁉︎」

「嘘・・・凄いジャンプ力・・・。」

 

ビルの4〜5階くらいの高さにまで浮いた風船まで飛び上がり手に取った青年のジャンプ力にミコとアキが驚いた声を上げる。その一方で青年は手に持った風船を少女に渡す。

 

「はい、どうぞ。」

「ありがとう‼︎」

「おお‼︎」

 

その場に取り残された青年がその光景を見て握手する。その時、ヒロキが青年の前に現れた。ヒロキは青年に声を掛ける。

 

「逃げられたか・・・大丈夫ですか?」

「へっ?」

「いや・・・だから、」

「ヒロキ、前‼︎」

 

カツミが説明しようとした時、クララからの呼び掛けで思わずヒロキは目の前を見る。そこには武器を構えて武装したヴィラン・ギルドの宇宙人達がいた。アキとミコ、マコは周囲の人達の避難誘導をしていた。

 

「成る程・・・コイツらか。」

「心配しないで下サイ‼︎ここはワタシ達が引き受けマス‼︎」

 

ヒロキは走ってきたクララと並び立つとファイティングポーズを取って宇宙人達を睨む。クララもソウルライザーを構えていつでも怪獣娘に変身出来る態勢を取っていた。その時、宇宙人達はカツミ達に目もくれずヒロキに命令した。

 

「貴様の持つお宝を渡せ‼︎」

「は?僕?・・・お宝⁉︎」

「しらばっくれるな‼︎・・・グエッ⁉︎」

 

宇宙人達の言葉に心当たりがないヒロキは混乱する。宇宙人達は真っ直ぐヒロキに突撃しようとしたがその前に野球のボールが直撃する。ヒロキとクララは思わず後ろを振り向くとそこには木で作ったトンファーのような武器を構えたカツミと青いジャケットの青年がいた。

 

「ストライク‼︎」

「えっ・・・あの・・・。」

「まさか今の・・・アナタ達ガ・・・。」

「御免、2人とも・・・依頼人ってのは嘘なんだ。」

「近付いた方が護衛しやすいと思ってな。」

「ちょっ⁉︎ちょっと待って下さい‼︎どういう事ですか⁉︎」

「貴方達は・・・?一体何者なんデスカ⁉︎」

「君達が白鳥ヒロキ君とクララ・ソーンちゃんだね。俺は湊カツミ・・・またの名を・・・ウルトラマンロッソ。」

「俺はその弟の湊イサミ。またの名をウルトラマンブル。」

「「ええっ⁉︎」」

 

カツミと彼の弟である『湊イサミ』の言葉にヒロキとクララは目を見開いて驚く。その時、タイタスも2人の青年が何者なのか気付く。

 

『ヒロキ‼︎クララ‼︎彼らこそが私達トライスクワッドに力を渡してくれたウルトラマンだ‼︎』

『ロッソとブル・・・そうか、この2人が‼︎」

「嘘・・・この人達が・・・。」

 

ヒロキの見ている前で2人はトンファーで宇宙人達に応戦していた。カツミは片手でナイフを受け止めて片手のトンファーで殴打する。イサミはトンファーで宇宙人の武器を受け止めて押し返すと蹴りで宇宙人を吹っ飛ばした。そして目の前に突進してくる宇宙人を兄弟揃ってトンファーで吹っ飛ばした。ヒロキはその光景を見て負けじとタイガトライブレードを呼び出して前後から自身に向かってくる宇宙人を斬り付ける。ヒロキがトライブレードで宇宙人達の武器と応戦している間、クララも怪獣娘に変身して額にエネルギーを集めて光線を放ち宇宙人達を吹っ飛ばした。

 

「ハァッ‼︎」

 

そして力強いパンチで宇宙人達を吹っ飛ばすと左右から棍棒のような武器で殴りかかってきた2人の宇宙人の攻撃を両手を組んで受け止めた。その身にはキズ一つ付ける事は出来なかったようだ。しかし、それでもヒロキを狙う影がある。高い場所からスナイパーライフルでヒロキを狙う宇宙人がいる。

 

「これで終わりだ・・・。」

「おーい。」

 

突然呼び掛けられて彼が振り向くとそこには風船を掴んだ青年がいた。青年は力の限り拳を振り下ろした。モロに頭にそれを受けた宇宙人はその場で崩れ落ちて気絶する。

 

「ふう、ドン・・・シャイン‼︎これで大丈夫だよ。」

「あ、ありがとうございます‼︎」

 

そこにはブラックスターズの一員である平賀サツキがいた。実は彼女は学校の帰り道でたまたまこのフリーマーケットを訪れていたのだ。しかし、途中で宇宙人の戦闘が起きている事に気付けず近くにスナイパーの宇宙人がいたため、奴に気付かれないように息を潜めていたせいで逃げ遅れていたのだ。そんなところを青年に救われたサツキは青年に礼を述べた。

 

「本当にありがとうございます‼︎・・・お恥ずかしい話、私は怪獣娘なのですが・・・戦いに関しては本当に駄目で・・・。」

「気にしないで‼︎ここは僕に任せて君は逃げて‼︎」

「は、はい‼︎」

 

サツキは青年の言葉を聞くとその場を走り去っていく。途中でサツキは振り返ると青年に名前を訊ねた。

 

「えっと・・・貴方の名前は?」

「僕はリク、朝倉リク。」

「リクさん、本当にありがとうございました‼︎」

 

青年『朝倉リク』はサツキが走り去っていく姿を見て空を見ながら呟いた。

 

「ペガに似た気配がしたような気がしたけど・・・気のせいか。」

 

 

 

 

「お前ら、何でヒロキさんを狙ってたんだ?」

「邪神魔獣『グリムド』が復活する!」

「奴が復活したらこの星は終わりだ‼︎だからウルトラマンの力を秘めたブレスレットをお前らの仲間から奪って高く売るんだよ‼︎」

「そしてその金でこの星からトンズラだ‼︎」

 

その頃、マガバッサー、マガジャッパは廃墟で応戦した宇宙人を捕らえて尋問していた。2人はその答えな呆れた表情をする中、機嫌悪そうなガイの声に注目する。

 

「俺達の力を転売だと?」

「呆れた・・・何考えて・・・って・・・え?」

「俺達の力・・・⁉︎」

 

2人がガイの言葉に思わず振り向く。その時、空が暗雲に包まれていく。2人はその様子に思わず空を見上げた。

 

「何だ⁉︎」

 

その時、暗雲の中から大きなクリスタルに封じられた目が地球に姿を現した。




シン・ウルトラマン、必ず見に行きたいです‼︎
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