怪獣娘タイガ ~トライスクワッド参上計画~   作:特撮恐竜

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ニュージェネレーションヒーローズとの絡みもそこまで中心にするまではいけませんでした・・・タロウ系怪獣娘も全員登場させる事は出来ました。しかし、物語の都合上、余り彼女達に出番をあげられませんでした。けど、一言しか喋っていなくて性格の違いとかが分かるようにはしたと思うのでこれで許してもらえれば幸いです‼︎


最終章 ニュージェネクライマックス中編 闇に取り込まれた父②

ヒロキとタイガは自身が戦闘を繰り広げていた場所が見えるところに立っている。タイガは無理そうな笑いを込めて話し出した。

 

『あれで宇宙警備隊の筆頭教官だっていうんだから笑えるよな!』

「タイガ・・・。」

『ウルトラ6兄弟の一員でこの星でも伝説のウルトラマンとか言われてたけどさ・・・息子を守ろうとして闇に飲み込まれちまったんだぞ!笑うしかないよな‼︎』

「タイガ。」

『お前の爺ちゃんが見たら絶対嘆きそうな姿を見せちまったんだぜ‼︎本当に・・・あんなところを見せちまって・・・お前の爺ちゃんがあの世で嘆きそうな』

「タイガ‼︎」

 

今のタイガを見ていたたまれないヒロキは思わず大声を上げた。思わずタイガはヒロキに目を向ける。

 

「きつい時はきついって言えよ‼︎辛い時は辛いって言っていいんだよ‼︎」

『・・・ハァ⁉︎何で俺がそんな事‼︎』

「分かるよ‼︎タイガの事なら何だって‼︎」

 

ヒロキは思わず自身の言った事に黙り込む。ヒロキに釣られてタイガも黙り込むとヒロキは冷静になって話し始める。

 

「・・・御免・・・正直なところ・・・全部は分からない・・・。」

『何だよ、それ・・・。』

「でも・・・これまでどんなに厳しい困難があっても一緒に乗り越えてきたじゃないか・・・だから・・・1人で抱え込まないで僕を頼ってくれよ。せめて僕にだけでも正直に言ってくれよ。」

『俺は・・・‼︎』

「大丈夫‼︎きっと大丈夫‼︎お爺ちゃんも夢で言ってただろ!僕達ならきっとタロウさんを助けられるって‼︎』

「君達は良いコンビだね。」

 

タイガはヒロキの言葉に再び黙り込む。そこに先程、イサミと一緒にいた青年が話しかけてきた。2人はは青年の方を向くとヒロキが訊ねる。

 

「貴方は?」

「僕は朝倉リク。またの名をウルトラマンジード。」

「ジードって・・・確か‼︎」

『ベリアルの遺伝子を継ぐウルトラマンだ・・・。』

「そう・・・君も知ってるんだね・・・なら話は早いや。僕の父さんはベリアルなんだ。」

「リクさんが・・・ベリアルの・・・。」

 

ヒロキは目の前の温和そうな青年こそが悪に堕ちたウルトラマンの血を継ぐ者と知り、彼の顔を見続けていた。そんな中、リクはヒロキ達に自身とベリアルの事について語り出す。

 

「だから、父親と戦わなきゃいけない事の辛さは分かるよ。想像も出来ないくらい、派手にやり合って・・・ベリアルと・・・いや、父さんを殴った時の痛みは今でも覚えてる。」

「リクさん・・・。」

 

ヒロキはリクの言葉を聞いてどれだけ彼が辛い戦いを経験してきたのか察すると何も言葉に出来ずにいた。リクは2人の心情を察すると再び話し出す。

 

「あっ・・・御免。・・・でも、僕が父さんと最後まで戦えたのは大切な仲間がいたから・・・今の君にも。」

『俺は・・・闇に染まった父さんを救えるんだろうか⁉︎』

「助けられるのは・・・息子である君だけだ。」

 

リクの言葉を聞いたタイガはその言葉を深く噛みしめる。そしてタイガ自身も決意を決めた。

 

『分かった‼︎』

「ありがとうございます、リクさん‼︎」

「とんでもない。」

 

タイガの声を聞いたヒロキはリクにお礼の言葉を放つ。2人のウルトラマンの変身者はお互い顔を見合わせて笑みを浮かべた。その時、ヒロキは思い出したかのような顔になるとタイガスパークを右腕に具現化させる。

 

「あっ、リクさんから借りていた力を返さないと‼︎」

「あっ、そうだ。」

 

リクは白くなったナックル状のアイテム『ジードライザー』を構える。ヒロキのタイガスパークからジードレットが飛び出して光になるとそれはジードライザーに帰っていく。そしてジードライザーは赤い色を取り戻した。その時、ヒロキのソウルライザーに通信が入る。

 

「はい、こちらヒロキ‼︎」

『ヒロヒロ‼︎直ちにGIRLS本部に戻って来て下さい‼︎ウルトラマンの皆さんも集まっています‼︎』

「分かりました!リクさん、行きましょう‼︎」

 

リクはヒロキの言葉に頷くとその場を後にして走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

「へえ〜、空を飛びたいという思いから怪獣娘に?」

「はい!餓鬼っぽいですよね‼︎」

「いや、そんな事無いと思うぜ。俺の大学の同級生にも空を飛びたいという夢を持った奴がいるんだ。」

「へ〜、本当ですか⁉︎」

「ああ、なんか君の話を聞くとあいつの事、思い出しちまうな・・・。」

 

その頃、GIRLSではヨウの話を聞いたイサミが自身の知り合いの事を話していた。その隣では大地がミカヅキにゴモラの人形を見せている。ゴモラの人形を見てミカヅキは心に何かを感じた様子だった。

 

「それってゴモラの人形?・・・でも・・・この人形・・・普通の人形じゃ・・・。」

「やっぱりゴモラの魂を継ぐ君には分かるんだね。このスパークドールズは本物のゴモラさ。」

「⁉︎・・・それじゃあこの人形はもう1人のわたし自身・・・。」

「俺が子供の頃、両親から託されたんだ。・・・いつかこのゴモラ・・・ううん、ゴモラだけじゃなく他の怪獣とも共存出来るようになりたい・・・そう思ってるんだ。」

「怪獣との共存・・・。」

「御免、勝手に語っちゃって・・・。忘れていいよ。」

「ううん‼︎全然大丈夫‼︎素敵な夢じゃん‼︎わたし、応援するよ‼︎」

 

ミカヅキが大地と話し合っている中、魔王獣コンビはガイと自身の元となった怪獣について話していた。

 

「ガイさんはわたし達の元の怪獣と戦った事があるんですか⁉︎」

「ああ、かなり派手にやり合ったぜ。魔王獣なだけあってお前らのカイジューソウルの怪獣は手強かったな。」

「あ・・・あの・・・。」

「ん?」

「わたし達の怪獣って世界を滅ぼす力を持っていると聞いたんですが・・・まさか・・・わたし達を・・・倒そうなんて・・・。」

「バカ言うな。お前さん達はその力で多くの人達を助けているじゃないか。お前らを受け入れてくれる人達も沢山いる。そんな事出来るわけないだろ。」

「ガイさん・・・。」

「頑張れよ、2人とも。」

「「はい‼︎」」

 

ガイが魔王獣コンビを励ましている中、ベニオとランはヒカルとショウから2つの人形を見せてもらっている。それはベニオのカイジューソウルであるレッドキングの強化体『EXレッドキング』とランのカイジューソウルであるエレキングのスパークドールズであった。

 

「これって・・・まさか俺達の⁉︎」

「ああ、スパークドールズだ。」

「俺達は何度も助けられたよ。お前らの元の怪獣にな。」

「・・・そう、私達の力が・・・。」

 

ランが感慨深そうな声を上げるとドアが開かれてヒロキとリクが入ってくる。2人の姿を見て集まるべき人員が集まった事をトモミが確認する。

 

「戻りました‼︎タイガ達も一緒です‼︎」

「よく戻りました、ヒロヒロ‼︎・・・その方は?」

「朝倉リクさん‼︎ウルトラマンジードなんだって‼︎」

「白鳥くん。」

 

ヒロキがリクの事を皆に紹介すると先程まで魔王獣コンビと話していたガイ、ミカヅキと話していた大地がヒロキに話しかける。ヒロキは目の前の青年2人に目を向けた。

 

「俺の力は役に立ったかい?」

「ありがとう、エックスの力を大事に使ってくれて。」

「えっと・・・貴方達は?」

「ガイさんと大地さん。ウルトラマンオーブとウルトラマンエックスさ。」

「オーブとエックス⁉︎・・・お2人が・・・‼︎」

 

ヒロキはイサミの言葉を聞いて驚くと同時に思い出したかのようにタイガスパークを出現させる。そしてオーブレットとエックスレットを出現させた。ガイは白くなった輪っかが先端に付いたアイテム『オーブリングとエクスデバイザーを取り出した。そして2人の力を宿したブレスレットは2人のアイテムに戻ると再びその輝きを取り戻す。2人の変身能力が戻った証拠だ。その時、大地のエクスデバイザーから声が聞こえてきた。

 

『これで私も君達に挨拶が出来るな‼︎』

『うわああああああああああああああああああああああ‼︎』

 

突然エクスデバイザーから聞こえた声にヒロキ達は驚く。一足先に冷静さを取り戻したヒロキが声の主に訊ねた。

 

「えっと・・・貴方は?」

『私はウルトラマンエックスだ‼︎』

「エックスはこのエクスデバイザーの中にいるんだ。」

「ま、まさか・・・そのデバイスの中にウルトラマンがいるの⁉︎」

 

ミカヅキが思わず訊ねると大地は首を縦に動かして肯定する。それを見た怪獣娘達が大地のエクスデバイザーに駆け寄ってきた。

 

「すっごぉぉい‼︎ウルトラマンって機械の中に入れるんだ‼︎」

「その機械の中ってどうなってるの?」

「一種の電脳空間の中にいるのデスカ⁉︎凄いデス‼︎ワタシ達もそこに入れるようになるにはどうしたらいいのデスカ⁉︎」

『待ってくれ‼︎いきなりいっぺんに来ないでくれ‼︎対応出来ない‼︎』

「皆さん、止めてくださぁぁい‼︎今はそんな場合じゃありませぇぇぇん‼︎」

 

エクスデバイザーの中のエックスに詰め寄っていた怪獣娘達はトモミの声で我に帰る。そしてヒロキが先に話題を振ってきた。

 

「ピグモンさん、これからなのですが・・・。」

「分かっています。タロウさんを助け、グリムドとトレギアを倒す・・・ですよね?」

「はい‼︎」

「わたし達もただ手をこまねいて見ている訳にはいきません!それでグリムドについて知ってそうなマグマグを訊ねたところ、あの怪獣が放つバイブス波を探知すればタロウさんの行方を突き止められるそうです‼︎」

「本当ですか‼︎」

 

ヒロキは思わずトモミに詰め寄って訊ねる。トモミは頷いてクララ、ピリカの方に目を向けると2人は頷いてパソコンのキーボードを叩き始める。するとモニターに赤い点が表示された地図が映し出される。

 

「先程出現したグリムドのバイブス波は既に計測済み‼︎そしてそのバイブス波の現在の場所を突き止めると・・・。」

「ここになりマス‼︎」

「ここに・・・タロウさんが・・・‼︎本当に⁉︎」

「間違いありません‼︎そこにタロウさんがいます‼︎」

 

ヒロキ達は突然聞こえてきた乱入者の声がした方を向く。そこには顔見知りのユリカ、カレン、そして青みがかかった羽を備えた宇宙大怪獣の魂を継ぐ怪獣娘『改造ベムスター』がいた。ミカヅキは思わず改造ベムスターに駆け寄ってきた。

 

「ユリカさんにカレンさん‼︎それに・・・えーっと・・・。」

「ベム‼︎」

「ベム?」

「ベムスターの怪獣娘だよ。」

「ベムスター⁉︎ああ、成る程‼︎でも・・・僕が知ってるベムスターと何か違うような・・・。」

 

ヒロキが祖父の形見である手帳を開いてベムスターを確認する中、改造ベムスターには仲がいいミカヅキが、ユリカにはクララが話しかけた。

 

「ベム⁉︎どうしてここに⁉︎」

「話は聞いたよ‼︎ウルトラマンタロウが大変な事になったって‼︎」

「それは確かにそうデス。・・・けど、どうしてユリカ達にはここにタロウさんがいると確信出来るのデス?」

「それは簡単・・・だって・・・わたし達は・・・。」

「タロウと戦った怪獣や宇宙人のカイジューソウルを継ぐ怪獣娘なんだから‼︎」

「・・・そうか‼︎・・・タロウさんもメフィラス星人、ベムスターと戦った事があるんだった‼︎」

『そして父さんが戦った方は最初に現れた奴とは違う・・・だから怪獣娘としての姿が違うんだ‼︎』

 

ヒロキとタイガが結論付けているとクララがユリカが何を言いたいのか察する。

 

「まさか・・・ユリカ・・・。」

「うん・・・今までは・・・カイジューソウルが何か感じるだけだった・・・タイガだけでは・・・でも・・・タロウを見た途端・・・。」

「アタシ達のカイジューソウルが激しく疼くのを感じたわよ‼︎そして・・・それは・・・タロウの様子がおかしくなった後もタロウが姿を消した後も‼︎そしてカイジューソウルが疼く場所に向かったわ‼︎」

 

そしてカレンはさっきまで起こった事を語り出す。それはなんと自身のカイジューソウルに導かれて地図に示された公園に向かったと言うのだ。そこで4人の怪獣娘と合流した事、4人と共にタロウらしき影を見た事を話した。

 

「それ、間違いないのデスカ?」

「間違いありません‼︎」

 

そこには緑色の亀のような獣殻を身に纏った大亀怪獣の怪獣娘『ミニトータス』、緑色の獣殻に頭にヘッドフォンのようなものを備えたぽっちゃり系である再生怪獣の怪獣娘『ライブキング』、背中に黄金のマントを羽織い、肩に猿のような人形を乗せて青い獣殻に身を包んだ極悪宇宙人の怪獣娘『テンペラー星人』、頭に扇のようなトサカに赤いビキニのような獣殻を備えた野菜を抱えた食いしん坊怪獣の怪獣娘『モットクレロン』がいた。

 

「み、ミニトータス⁉︎」

「テンペラー⁉︎お前・・・どうして。」

「決まってます、アギちゃん先輩‼︎私達がタロウと戦った怪獣の魂を継いでいるからです‼︎」

「あたしらには分かるぜ!タロウが再び現れてからカイジューソウルが激しく疼くんだ。そしてそれは・・・さっきこの公園に来た時も・・・この建物にいても・・・鳴り響いてる‼︎タロウの気配を感じてな。」

「テンペラー・・・。」

 

ミニトータス、テンペラーの2人と顔見知りだったらしいアキとベニオはその言葉を聞いて地図が表示されたモニターに再び目を向ける。

 

「タロウを助けるなら今がチャンスだよ〜‼︎」

「あの辺りから嫌な感じを感じるんだ。手遅れにならないうちに行きな‼︎」

「皆さん、ありがとうございます‼︎」

 

ライブキングとモットクレロンの言葉にヒロキは頭を下げてお礼を言う。そして彼女達が去るとヒロキ達はそれぞれ準備に掛かる。そんな中、カツミが自身の変身に必要なタロウクリスタルを眺めているとヒロキ達に呼び掛けた。

 

「・・・ヒロキ君、怪獣娘の皆。」

「どうしました、カツミさん?」

「本当に申し訳ない‼︎」

「ええっ?」

「急にどうしました⁉︎」

 

突然頭を下げて謝罪するカツミにヒロキとトモミは戸惑いながら駆け寄る。カツミは頭を下げたままヒロキ達に言葉を続けた。

 

「あの時、俺達がトレギアを倒していればこの世界でトレギアが好き勝手にする事はなかった‼︎君達の人生を狂わせる事は無かった‼︎だから‼︎」

「そ、そんな‼︎カツミさんは何も悪くないですよ‼︎」

「そうです!カツミさんが責任を感じる事はありません‼︎」

「でも‼︎」

「カツ兄、顔を上げなよ。」

 

隣に立っていたイサミがカツミに促してくる。カツミは弟の顔に視線を向けるとイサミが語り出した。

 

「それを言ったら俺だって同じだ。まぁ、俺達の地球とは時間の流れが全く違うから気が付かないのも無理ないさ。」

 

カツミはイサミの顔を見た後、再び顔を上げる。そして決意を決めた表情で語り出した。

 

「タロウとタイガを傷付けたトレギアは絶対に許さない‼︎アイツは人の心を弄び、大切な人を傷付ける・・・今度こそ俺が‼︎」

「そこは俺達が・・・だろ‼︎」

 

熱くなる兄にイサミが肩に手を置いて落ち着ける。ヒロキもカツミに歩み寄って話しかける。

 

「カツミさん!イサミさん!トレギアがこの世界に来て大暴れしたのは決して貴方達のせいじゃありません‼︎」

「ヒロキ君。」

「だからこそ・・・ここにいる皆でトレギアと決着をつけましょう‼︎そしてタロウさんを助けましょう‼︎」

「そうだな、俺もタロウには恩がある・・・だから力を合わせようぜ‼︎」

 

会話に入ってきたヒカルの言葉にヒロキが思わず目を向ける。ヒロキはヒカルに疑問をぶつけた。

 

「ひ、ヒカルさんって・・・タロウさんと何が?」

「ん?・・・ああ、俺がウルトラマンになったのはお前と同じ歳くらいの時だったんだよ。」

「そ、そうなんですか⁉︎」

「ああ、そん時、俺達の力になってくれたのはタロウだった。タロウがいてくれたから俺はあの戦いを切り抜けられた・・・だからタロウには感謝してるんだ。」

「俺もタロウさんには力を貸してもらってるんだぜ。」

 

今度はガイがタロウが描かれたカードを取り出した。それを見たヨウとユカが思わず身を乗り出す。

 

「これってタロウさんですよね⁉︎」

「ああ、俺はこのカードの力で先輩方の力を使う事が出来る。そしてタロウさんのカードのお陰で俺も色々な戦いを切り抜ける事が出来たんだ。」

「そ、そうだったんですか・・・。」

「僕も持ってるよ。タロウさんの力を宿したウルトラカプセル。」

「本当ですか⁉︎」

「うん・・・ほら。」

 

ヒロキはヒカルの話やガイのウルトラフュージョンカード、リクのウルトラカプセル、カツミのルーブクリスタルを見て感慨深い気持ちになっていた。

 

(・・・タロウさんは・・・これだけ多くの・・・ウルトラマンの力になっていたんだね・・・。)

「お爺ちゃんに・・・見せたかったな・・・。」

「へ?何か言った?」

「ああ、いや何でも‼︎」

 

ヒロキは思わず小さく呟いてしまう。リクの問いかけに思わずヒロキは誤魔化した。その時、太陽が沈んだ景色を見たトモミが話を切り上げてきた。

 

「皆さん、今日はもう遅いです‼︎今日はこのくらいにして明日に備えましょう‼︎」

『はい‼︎』

『ああ‼︎』

 

トモミの言葉に全員が声を揃えて返す。そしてヒロキ達は今日の夜、このGIRLS東京支部に泊まる事になった。そして夜の街を見ながらヒロキは屋上に立っていた。

 

「明日か・・・。」

『ああ・・・。』

「お爺ちゃん・・・こうなる事を知ってたのかな・・・。」

『・・・・・・。』

「どうしたんだよ、3人ともさっきから様子が変だぞ?」

『ああ・・・実は・・・。』

「ヒロヒロ・・・。」

 

タイガが話を切り出そうとした時、トモミが声を掛けてきた。ヒロキは思わずトモミに駆け寄る。

 

「トモミさん、どうしました?」

「もう〜、ヒロヒロってばまだ起きてたんですか〜。そろそろ寝ないと明日持ちませんよぉ。」

「あっ・・・ああ、そうですね。それじゃあ・・・。」

 

ヒロキはトモミに背中を向けて仮眠室に戻ろうとする。するとトモミが肩を震わせながら何かを話そうとする。ヒロキは後ろに目を向けてトモミに問い掛けた。

 

「トモミさん、どうしました?」

「ヒロヒロ・・・ヒロヒロにとってキンキンはただの幼馴染ですか?」

「えっ?」

「いいから答えて下さい‼︎」

「ちょっ、いきなりどうしたんですか?」

「答えて下さい‼︎どうなんですか、ヒロヒロ‼︎」

 

ヒロキはトモミからの問いに戸惑いを隠せなかった。思わずヒロキは自身のクララへの思いを口にした。

 

「ただの幼馴染と聞かれたら・・・そうじゃないと言えます・・・それが・・・何か?」

 

ヒロキが思いを口にした後、問い掛けるとトモミはヒロキにとって驚くべき言葉を口にしてしまう。

 

「ヒロヒロ・・・わたしは・・・岡田トモミは・・・貴方の事が・・・好きです・・・。」




最近、ツブラヤイマジネーションに登録しました。
ギャラファイ新作面白いです‼︎デッカーまでこれで耐える事が出来そう・・・‼︎
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