ようこそ葛城康平に補佐がいる教室へ   作:地支 辰巳

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幕間はネタが切れるまではこんな感じでいこうと思います。


幕間 西野武子の証言

分かった。私と下関くんの関係が聞きたいんでしょ?まぁ関係って言っても何か一言で表すことが出来ない関係なんだよね。友達は絶対に違うと思うし、恋人なんてあるはずもなくて、でも、しいて言えば協力者とか共犯者とかそんな感じの方が多分あっていると思うんだよね。

 

なんでスパイになったんだって?これも難しい質問だね。うーん、なんか私って昔から思った事をすぐ言っちゃうような人なんですよね。それで友達なんて数えるほどしか居なくて、クラスのカーストで言っても下から数えた方が早くて。でも、結局この高度育成高等学校に入学してもそれは変えることが出来なくて、孤立気味になってしまっちゃって。そんな中で龍園くんがCクラスの王になってから、私は捨て駒みたいに扱われて退学するんだろうなと思っていた時に下関くんからスパイにならないかと誘われたんですよ。

 

楽しそうとか、自分のいままでを変えたいと思って、変化を求めて了承したのもあるけど、何か下関くんの顔を見ていたら寂しそうに見えちゃったんだよね。おかしいよね。ほとんど初対面の男性にそんな事を思ってしまうなんて。それで同類って言うのかな?そんな親近感を覚えたから了承したっていうのもあると思う。

 

暗い感じになっちゃったね。私からの下関くんの印象とか聞きたいんでしょ?それくらいなら私でも簡単に答えられるよ。まず以外にも律儀なんだよね。私と下関くんで結構な大仕事をした時があったんだけど、それが終わってからはいつものポイントよりも多めにくれちゃったり。約束をしたりしたら破ったりすることはまだないし。何か妹がいるとか言ってたから多分そういうのに慣れてるんだろうね。

 

え?下関くんとの関係を切る気は無いのかだって?今のところまったくそんなつもりはないね。何故って聞かれても困るな。私はスパイをしている時の方が楽しいし、どうせCクラスの親しい奴なんてそんなにいないから。それにまだ下関くんは多分私のこと必要でしょ?だから私からは手を切ることは無い。

 

あっちから捨てられる可能性は確かにあるかもしれないけど、今のところCクラスに他に下関くんと関わっている人はいなそうだし。まだ私は情報源としても内通者としてもまだ使えると思えるから。だから、私の事を見捨てる時が来たらそれは仕方が無い場合か私よりも優秀な人物が見つかったということ。でも、多分そんな時になっても下関くんは私が普通にこの学校で暮らせるように配慮してくれると思う。

 

 

だって下関くん悪ぶってるけど優しい人だし、私はそんな下関くんを信用しているから。

 

 

 

 

 




次回からいよいよ3巻に入ります。
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