ようこそ葛城康平に補佐がいる教室へ   作:地支 辰巳

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まず更新が一ヶ月少し遅れたこと申し訳ないです。
リアルが急に忙しくなったり、よう実の4.5巻を読んでいたり、話題の呪術廻戦と東京リベンジャーズを最新巻まで読んだりしていたら遅くなってしまいました。

よう実の新刊で新キャラがどんどん出てくるのは嬉しい。
この小説にもどんどん出していきたいね。





情報収集 長い1日の終わり

集合時間になっていた3時になったので、Aクラスのベースキャンプである洞窟の中には、Aクラスの生徒全員の38名がそろっていた。

その中で二人の人物、下関涼禅と神室真澄のみが立っていた。

 

「さて、全員が揃ったところで、今からAクラスの無人島での過ごし方を共有しようと思う」

 

龍園が帰ってから、今現在までは何のトラブルも無く過ごせていた。それで、この会議みたいやつは毎日しようと思っている成果報告というやつだ。明日からは朝飯の時と夕食の時にやろうと思っているんだが、今日のところは時間の都合上、おやつの時間と夕食の時にすることにしている。

 

「じゃあ、まずは役割分担を改めて発表するね。

小屋チームの半分は魚釣りでの食料の確保。もう半分は島内での食料の探索。

塔チームの半分は他クラスの調査と見張り。もう半分は島内での食料の探索。

洞窟チームの半分は連絡係と手伝い。もう半分は水くみと枝拾い」

 

「こんな感じの役割分担で行こうと思う。もちろん役割のメンバーは日ごとに変えても変えなくても構わない。その辺は各場所のリーダーに任せるよ。次に、この時間までにお試しで仕事をしてもらったところがあるから、そこに成果を報告してもらおうかな」

 

一応小屋組のリーダーである戸塚に目線と指で指して報告を促した。

 

「えーと、葛城派の小屋チームはこの数時間で魚を多数を取ることに成功したぜ!」

 

戸塚は元気いっぱいに報告をすると、他の小屋チームが持っていた二つのバケツを見せてきた。二つのバケツの中にはいっぱいの魚が入っているのが見てとれた。

 

「小屋チームのみんなご苦労様。これが俺らの食料事情が支えることになるんだ。重要な役割だと言うことをみんな理解してくれ。次に塔チームの報告を頼む」

 

「俺らは偵察が仕事だったからな、しっかりしてやってきたぜ。Bクラスの拠点は森の真ん中らへんにある井戸の周辺。Cクラスはビーチ。Dクラスは川の近くの開けた場所。今のところはさぐれてこれくらいってところだな。あと、スポットもちょくちょく見つけることが出来たぜ。これでどうだ?下関」

 

「うん全く問題無い。これでAクラスの勝利へと一歩近づいたな。これで一旦は解散にするけど、各チームの食料担当は無制限支給のビニールがあるから、採取したものを入れるために持って行ってくれ。洞窟チームの手伝いは魚の料理を頼んだ。塔チームの偵察メンバーは会議が終わったら、集合してくれ。じゃあ7時にここにまた集合する。解散」

 

とりあえずは問題無く終われたな。久しぶりに指示系統のトップに立ったけど、上手く出来たかは不安なものだな。まぁ今はそんな事を気にしている場合じゃないか。とっとと神室に言って、橋本たちに次の指令出さないとな。

 

「これからの指令はどのクラスがどのスポットを占有しているかを把握するところだから。出来るなら時間も覚えて来て」

 

神室から指令を受けた橋本は偵察活動の5名の中で誰が優秀だったのかをわざわざ俺に言ってから、洞窟を出て行った。

 

個人的に偵察活動に関しては5名の中では橋本が優秀なのは何となく分かっていたが、その橋本が鬼頭や山村を優秀だと言っていたのは意外だった。その二人が得意だとは知らなかったし、それをまさか橋本が俺に紹介するということもだ。嘘の可能性も考えておくべきだが、ここは橋本から俺への恩売りなどと解釈する方が自然だろうし、そうであってほしい。

 

 

♠︎ ♠︎ ♠︎

 

 

あの3時の会議が終わってから、俺と神室は洞窟チームの仕事を次の会議の時間である7時になるまで手伝っていた。水に関しては、昼のうちに見つけた池の水をビニールに入れて洞窟に持ち帰って、浄水装置に片っ端から入れて行くなどなどの工夫などをしていた。

 

腕時計が7時を指す頃には、すでに洞窟の周りにAクラスのメンバーが集まっていた。さっきと同じように集合をかけて、全員を座らせて、俺と神室が立った。

 

「暗くなるまでみんなご苦労様。今日することはもう無いので、ここで夜ご飯を食べたら各自休んでくれ。じゃあさっきと同じように報告を頼もうかな」

 

「小屋チームはさっきと同じくらいの魚が釣れたぜ!食べられそうな果物とか野菜とかもいっぱい採ってきたから夕食は豪華になると思うぜ」

 

見てみると、小屋チームの座っている近くにあるビニールの中には、食べられそうな実やキュウリなどの野菜が多くの量が見てとれた。バケツの中にも言ってた通り多くの魚が入っていた。

 

「お疲れ様小屋チームのみんな。今日は豪華な食事にしようとしていたから嬉しいよ。でも、明日からは自然とのバランスを考えて魚と野菜や果物は今の半分の量にしてもらいたい」

 

「じゃあ次に塔チームの報告を頼めるかな」

 

「俺らも食料は結構集まることが出来たぜ。偵察の報告は後で個人的に頼めるか?」

 

「ああ長くなるだろうし問題無いよ。今回の夕食は魚を焼いてあるから、それと栄養食と水になっている。すべて一人一つだけど、食べてもらったら8時に点呼があるからそれまではこの辺にいといてくれ」

 

食事の置いてある場所から今日の夕食をとると、神室と橋本に目配せをして洞窟の奥の方に入っていった。

 

 

「調査の結果はどうだったんだ?橋本。出来れば詳細な結果を聞きたいところだが、どうだ?」

 

三人とも夕食をまだ食べている途中だが、俺は橋本に対して報告を促した。

 

「スポットは地図にメモってあるから見て置いてくれ、それと他の情報としてはCクラスがスポットを確保した様子は無いこと、BクラスとDクラス共にスポットの周りを人で囲んでリーダーがバレないようにしていたみたいだ」

 

「あと、重要情報だが、DクラスとBクラスのキャンプにそれぞれCクラスの伊吹と金田がいたらしい。一体龍園は何を考えてるんだろうな?」

 

……そういうことか。龍園は心優しい2クラスにスパイを送り込んで、内部からリーダーを探るってことね。変わらずリーダー当てだけを狙うつもりってことか。

とりあえず今は龍園は置いておくか。BとDに関してはもう少しリーダー候補を絞る事が重要か……。

 

「龍園の考えていることは分からないが、詳細な情報をありがとうな橋本。

大手柄だな、お前に任せて良かったよ。じゃあ、次することはCクラスへの見張りはそのままに、BとDのリーダーだと思う奴を絞ることを重点に置いて見張ってくれ。スポットの更新のメンバーも覚えられたら覚えることも忘れずに」

 

「了解だ。それじゃあ一つ質問なんだが、龍園がここに来た時いったい何を話したんだ?話してくれてもいいだろ?」

 

うーんどう話すのが得策か……。俺的にはすべて言ってしまっても構わないのだが、橋本が口を滑らせて、Aクラス全員に説明するような事態になるのも面倒だな。ここは橋本からの信用という点からも神室に任せるか。

 

「俺から答えるより、神室から聞いた方がお前も信用出来るだろう。神室頼んだ」

 

思った通り神室が嫌そうな顔をしたけど、なんだかんだそんな顔をしながらも橋本に説明してくれた。

 

「はぁ、龍園がAクラスと手を組みたいって言ってきたから、断ったっていうだけだけど」

 

「ふーんそうか。しっかり任務は遂行する安心しておいてくれ」

 

神室の簡略化された文章で、理解したらしい橋本は用は済んだとばかりに洞窟の外へと出て行ってしまった。

 

 

♠︎ ♠︎ ♠︎

 

 

8時にあった点呼が終わって全員が就寝すべき場所へ戻り、寝る前のシャワーや色々を済ませて、時間は経って11時少しぐらいになっていた。

 

「それで会議が終わってからスポットの更新したけど、次の更新の時は朝方だけど、早く起きて行くの?」

 

「ああそうなるだろうな。腕時計にも目覚まし機能はあるみたいだし、二人もいるからどちかは起きているだろうから大丈夫だろう。今日はとっとと寝ることにしよう」

 

洞窟内で分かれて、神室は洞窟チームの女子が寝ている場所に向かい、俺は男子たちが寝ているのを確認すると、そこで寝ずに洞窟から出た。

 

目的は言わずもがな西野との約束を果たす為だ。わざわざ俺から言ったのだから行かないのは人としてどうかと思うからな。それでもこんな夜中の真っ暗な時間を指定した過去の自分は恨むけどな。

 

洞窟からの道のりを進んでいくと、最初に真嶋先生の話を聞いた海岸までやって来た。船を集合場所にしていたからここにいると思っていたら、一人ビーチで座っている西野を発見した。待たせてしまったのだったら流石に申し訳ないな。

 

「西野だよな?待たせてしまって悪かった」

 

声をかけると、西野はこちらに気がついたようで、ため息をついてから自分の近くの砂を叩いて、そこに座るように求めてきたので、素直に座ることにした。

 

「結構待ったんですけど、バレずに出てくるのは結構大変だったんですけど、どう責任とってくれるの?」

 

「本当に悪かったよ。時間を指定しなかった俺が全面的に悪い。この埋め合わせは帰った後の夏休み中にするよ」

 

「それならいいけど。それよりとっとと話すこと話して帰ろうよ。私眠いからさ」

 

「それはそうだよな。じゃあさっそくだけど、知っている範囲で今回の龍園の計画について教えてくれないか?」

 

「何かよく分かんないんだけど、Cクラス全員はバカンスして、2日目が終わったらリタイアしろだってさ。言っていた感じ龍園くんは残るのかな?」

 

なるほどな。これで龍園の計画はほとんど理解出来たも同然だな。バカンスを満喫している風に見せかけることで油断させて、スパイへの警戒を下げていって、自分は虎視眈々と無人島で見つからないように息を潜めて、スパイからの情報は待つってことか。

 

「あと、そういえばあれは下関くんが命令したの?」

 

「ん?……あれってなんだ?」

 

あれ?俺ってCクラス関係で、西野みたいな一般生徒にも分かるような命令ってしたかな?

 

「確かAクラスの金髪のチャラそうな奴が龍園くんと話していたんだけど、下関くんが命令したのかなーって思って」

 

橋本か?何であいつが龍園と接触しているんだ?俺は偵察しか言っていないはずだし、それで相手に接触するなんて馬鹿な真似を橋本がするようにも思えない。……これは情報が洩らされたか。

あくまでも俺主導のこの計画を少しでも邪魔しようって魂胆ということか。だが、よくよく考えればそこまで痛手では無いはずだ。洩れたとしてもうちのクラスのリーダー情報とスポット場所と戦略ぐらいだ。すでに龍園個人に洩れたところで止まらないところまで来ている。

ならばこのまま気づかないふりをしている方が自然か。

 

「ありがとう情報助かったよ西野。このまま龍園の命令に従ってリタイアしてくれて構わないから。あとこれからもだけど、龍園への反抗は全然しても構わないけど、最後には龍園の命令は聞くのを心掛けてくれ」

 

「はいはい分かってますよ。自分のCクラスでのキャラぐらい理解していますよ。じゃあおやすみ下関くん。また船の上で」

 

「ああ、おやすみ西野。船での生活を満喫しとけよ」

 

俺と西野はそこで別れた。今回西野からは色々重要な情報を得られた。あいつが裏切るような素振りを見せないことを願うことばかりだ。

 

その後俺は洞窟の中に戻り、男子共が固まって寝ている部屋に行って目覚ましをかけて朝早く起きようと思いますながら寝るのだった。

 




更新予定と変わっちゃうけど、新しくこの小説と並行して別のよう実の二次創作も投稿したくなってきた。まだ書いてないから分かんないけど。
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