ようこそ葛城康平に補佐がいる教室へ   作:地支 辰巳

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早くあの契約の所まで書きたいなぁと思っています。


部活説明会 他クラスの友達

この学校に来てから二日。授業のほとんどは二日目とあって勉強方針等の説明ばかりだった。俺はまだ本格的に授業が始まってないことでまだ寝ていないが、ここの教師は寝ていても注意しないような気がする。だってたまに私語が出ている時でも注意しないんだもん。

 

そしてそんな授業が終わり、やっと昼休みになった。

俺は昼休みになるとすぐに康平の席へと向かった。康平の席の周りにはこれまた昨日と同じように生徒が何人もいて、俺が来てからも昨日いなかった奴も周りに来て、最終的な人数は昨日よりも少し増えていた。

 

「それで康平今日はどうする予定なんだ?」

 

「ああ、昼食だが昨日と同じように学食にしようと思う。みんなもそれでいいだろうか?」

 

ここにいて康平に反対する奴なんていないだろう。康平もそんな事は分かっているだろうからこれは念のための確認というやつだろうな。

 

俺達はそれから昨日と同じように学食に向かい、席がまぁ大体空いているのを

確認すると食券機の前に並んだ。列が消化されていく中、俺は昨日見たメニューを思い出しながら何にしようか悩んでいた。

だがそんな事を悩んでいる内に俺の番になっていて、俺がまだ迷っていると後ろから急かすような目線が届くので、俺はお金を入れる時間も勿体ないと思い無料の山菜定食のボタンをつい押してしまった。

 

「うむ、みんな揃ったな。ん?どうしたんだ涼禅。山菜定食なんか頼んで興味が湧いたのか?」

 

全員が席に座ったのを確認すると、康平が俺に対してそう聞いてきた。まぁうん、興味があったというは本当だが食べたいとは思わなかった。これはあれだ手が滑ったというやつかな。

手が滑ったというやつかな。

 

「うん…ちょっと焦っちゃって手が滑ったんだよね。ちゃんと食べ切るからみんな気にしないでくれ」

 

俺が山菜定食を食べた感想としては上手くはない。だが食べられない味では無いと言うやつだ。そしてみんなが食べている中徐に康平が話を始めた。

 

「みんな聞いてほしい。昨日も話したことだが俺はみんなにポイントを残して欲しいと思っている。そのために明日からとりあえず5月までは弁当か購買にしてポイントを抑えて教室で食べるようにして欲しいと思うんだがどうだろうか?」

 

その言葉は確かにポイントを抑えるという意味では妥当であり良いアイデアだとは思った。俺としては料理するのが好きだから全然問題ないが、

学食で上級生達からこの学校についての情報を得ることが出来ないのは残念だ。

他の所で情報を得れる方法を考えないとな…。

俺の考えはともかく他のメンバーは特に反対意見は無いようで、全員が頷いていた。

こうして俺達の一ヶ月間の弁当及び購買生活が決まった。

 

「本日、午後5時より、第一体育館の方にて、部活動の説明会を開催いたします。部活動に興味のある生徒は、第一体育館の方に集合してください」

 

おっ俺らの昼飯が大体決まった所で、いよいよ来たな。俺がいつやるのかなと思っていた部活動説明会があるらしい。さてさてやっぱり注目するのは入るつもりの弓道部と生徒会かな?

 

「今放送にあった部活動説明会なんだが、俺は行くつもりだが他に誰か行く者はいるだろうか?」

 

周りを見てみると手を挙げているのは俺を含めても五人。康平を合わせても六人と少ない人数だった。その中には戸塚がいるのだが、こいつは部活に入るつもりがあって行くのかどうかは分からないな。

 

 

♠︎ ♠︎ ♠︎

 

 

放課後になって俺達康平率いる六人は部活動説明会がある第一体育館に来ていた。

 

「おお、やっぱり同じ一年でも見たことないやつばっかりだな」

 

「そりゃそうだ。まだ入学して二日しか経ってないだからな」

 

俺の言葉に対して戸塚が言葉を返してくれた。俺と戸塚は会って間もなくてまだ全然親しくないが、これから康平をサポートしていく味方としてこれから仲良くしようと思っているので話しかけてくれるのは良い傾向だと思う。

 

「確かにまだ二日だなもんな〜。今年入学したのは160人らしいし、このペースだと全員の顔と名前が覚えられるか心配だな」

 

俺の言葉に戸塚はマジかよこいつみたいな表情をしているが一応マジで言っている。しかしこれは理想というやつだ。今年中に全員の顔と名前が覚えられるとは思ってないし、そんな奴がいれば全員と友達になりたいと言っている奴か、よほどの天才ぐらいだろう。

 

そんな風に思っていると、ステージの方に背が低いに分類されるであろう先輩がマイクを持って前に出て来た。

 

「一年生の皆さんお待たせしました。これより部活代表による入部説明会を始めます。私はこの説明会の司会を務めます、生徒会書記の橘と言います。よろしくお願いします」

 

可愛いと断言出来るな見た目をしている橘先輩から紹介を受けて、ステージの上に様々な格好をした先輩方が並んでいる。

それから橘先輩の紹介をして各部活が部活動のアピールをして行く中、俺は失礼だとは思っているが目的の部活以外には興味が無いので今年の一年の顔ぶれを見ていた。その中に俺が昔見た様に一人でいる男がいた。

 

俺はその男を見て知り合いが同じ高校に来たんだという嬉しさとクラスが違うからしゃべる機会が無いなと言う悲しみが同時に来ていた。

今は部活説明会だからしゃべれないが終わったら話しかけてに行こうかな?まぁ話かけなくても部活で会うことにはなりそうだが。

 

「私は弓道部の主将を務める、橋垣と言います。弓道には古風、地味な印象を受ける生徒も多いと思いますが、とても楽しくやりがいのあるスポーツです。

初心者の生徒も大歓迎しますので、是非うちにいらしてください」

 

次にステージに出てきたのは弓道部主将の女子の先輩だった。中々良いスピーチだったと思う。だけど道着とか色々でポイント結構使うことになるとは思うんけど初心者はそのへん分かって入るのかな?

でもそれじゃあ俺も康平の提案のようにポイントを抑えることは出来なさそうだな。すまない康平。

 

それからもどんどん部活動説明が進行していった。生徒会は最後だと思っている俺はさっき同じように周りの一年を見渡していた。その中にはいかにもガラの悪そうな髪の赤い奴やイケメンだなと思える奴も何人もいた。

 

そしてついに最後の人となった。ここまで生徒会が無かったから多分この人が生徒会であり生徒会長だろう。それを感じされるだけの風格がありその人の身長は普通程度だがメガネをかけていて細身だががっしりとした体格をしていた。

 

その生徒会長と思われる男は自分の番だと言うのに一年生を見下ろして言葉は発していなかった。あーこれは知っているぞ、先生が生徒達が静かにするのを待っているってやつだな。その思ったことが現実となるように最初はガヤガヤとうるさくなっていた一年生達もだんだんと静かになっていき、少し経つ頃には体育館には誰も居ないのではないかのような静かさになっていた。 

 

「私は生徒会会長を務めている、堀北学と言います」

 

やっぱり生徒会の会長だったようだ。堀北会長か…うん、呼びやすいな。

 

「生徒会もまた、上級生の卒業に伴い、1年生から立候補者を募ることとなっています。特別立候補に資格は必要ありませんが、もしも生徒会への立候補を考えている者が居るのなら、部活への所属は避けて頂くようお願いします。生徒会と部活の掛け持ちは、原則受け付けていません」

 

生徒会が一年生からも立候補者を募るというのはありがたかったが、やっぱり部活との掛け持ちは受け付けてないか〜。まぁそれだったら最初に考えてた通り掛け持ち出来る権利を買うしかなさそうだな。

いくらか分からないけど半年以内には買えるだろう…。多分。

 

「それから私たち生徒会は、甘い考えによる立候補を望まない。そのような人間は当選することはおろか、学校に汚点を残すことになるだろう。我が校の生徒会には、規律を変えるだけの権利と使命が、学校側に認められ、期待されている。そのことを理解できる者のみ、歓迎しよう」

 

さすが生徒会長だな。結構威圧的な言葉で一年生全員へ生徒会というものの重さと誇りあるものだと言うことを伝えて来た。これで生徒会へ立候補する奴は真面目に生徒会をやろうとする勇気あるものしか残らないだろう。

 

「皆さまお疲れ様でした。説明会は以上となります。これより入部の受付を開始いたします。また、入部の受付は4月いっぱいまで行っていますので、後日を希望される生徒は、申込用紙を直接希望する部にまで持参してください」

 

橘先輩の言葉が終わると、さっきまでの静かだった体育館がだんだんと騒がしくなっていった。三年生が受け付けの準備を初めて一年生の7割ほどが入部の受け付けをしに動いていた。

 

「俺は弓道部の入部受付をしに行くけど、康平は生徒会のやつにもう行くのか?」

 

「いや、俺はまだ行かないつもりだ。だが近々には行くつもりだ」

 

俺は頷いてまた明日的な言葉を言って、康平達と別れた。

 

 

♠︎ ♠︎ ♠︎

 

 

俺は弓道部の入部受付のカウンターに来ていた。俺は比較的早くに来れていたようで前にはニ人ほどしか居なかった。前の二人は俺の知っている奴ではないのであいつは後ろに並ぶんだろう。

それから何回かの問答を終えて前の二人の番が終わって俺の番が来た。

 

「入部受付だよね?じゃあこの紙に色々書いてくれるかな。その間何問か質問させてもらうから」

 

ほとんど世間話と遜色ない会話をしながら俺は弓道をやったことがあるかーとか色々質問されている紙に答えていて主将に提出した。

 

「涼禅君って言うんだ、Aクラスなんだね。経験者でやる気もありそうだね。これからよろしく」

 

俺は握手を求められてので、握手を返しながらこの学校について知ろうと主将に質問をしてみることにした。

 

「ええ、よろしくお願いします。じゃあ主将は3年何クラスなんですか?」

 

「私?私もAクラスだよ。まだ4月だよね?そんな事聞いてどうしたの?」

 

「いえ、特に。用が出来た時に教室を尋ねやすくするためですよ」

 

先輩の質問の答え方が変だな…。4月の時にクラスを聞くのは違和感があって、

4月じゃなければ違和感が無いみたいなそんな感じだ。まだ情報が足りないなやっぱり5月になるまで大人しく待つべきだろうか…。

俺は最後に主将から明日から始まるから放課後に弓道場に来てと言われたので後ろに順番を譲るため横にズレて列から離れた。そして弓道部の列の全員を見て、目当ての知っている奴がいたのでそいつが終わるのを待った。

 

 

♠︎ ♠︎ ♠︎

 

 

そいつの入部受付が終わったので、俺は声をかけに行った。

 

「よお、確か三宅明人だよな。去年弓道の大会で会ったよな?俺のこと覚えてる?」

 

まぁ会ったと言っても俺の中学と三宅の中学が試合することになって、目があって会話をしたぐらいだ。覚えてるかな…?

 

「ああ覚えてる。下関涼禅だったなよな…」

 

俺が一年、二年ぐらい前に話した時から変わってなくて安心した。前に話した時も口数は少ないがしっかりと受け答えしてくれて、一緒に喋っていて不快にならない人間だ。それなのに中学の時もさっき見た時も一人でいるのが多かった。

 

「覚えてくれてたんだな、素直に嬉しいと思うよ。それで三宅は何クラスなんだ?」

 

「俺はDクラスだ。俺はあまり人としゃべらないからな喋りかけて来た下関のことは珍しくて、しかも弓道も上手いから覚えてたんだ」

 

やっぱり人に覚えいてもらうのは嬉しいもんだな。それにしてもDクラスか、

一番クラスが遠いからなぁ話に行くのも一苦労だな。

 

「それで三宅も弓道部に入るんだろ?」

 

「ああ、もちろん入る。その感じだと下関も入るだろ?」

 

「当たり前じゃないか。じゃあこの学校で三年間よろしくってことで連絡先交換しようか」

 

「ああそうだな。よろしく」

 

俺と三宅は連絡先を交換して俺にもついに他のクラスの友達が出来たことになる。

いや〜無事部活には入れたし友達も作れたし良い二日目だったな。

 




ヒロインを決めるためにアンケートでもしようかなと考えています。

この小説のヒロイン候補

  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
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