私にとって自分も他人も基本どうでも良かった
そんな風に人生を過ごしてきた。そんな私が人を好きになることなんてあるわけが無いと思ってたし、かけがえの無い親友なんかも出来る訳が無いと思っていた
でも、案外人生っていうのはそんなもんじゃないってことが、実感出来た。下関涼禅。馬鹿みたいに実直で復讐しか頭に無いように見えて、他のことは普通の生徒と変わりない、人生を人に振り回された奴
そんな涼禅のことが私は好きなんだと思う。確信なんてないし、これが好きっていう感覚なのかもよく分からない。でも、好きじゃないと出来ないことをしてきたし、それで嫌になったこともない
涼禅にとって私がどういう存在なのかなんて聞いたこともないし、知りたくもない。でも、大切に思われるってことだけは分かる。他の奴からは感じられなかった大切にされるっていうのを涼禅からは感じられる
涼禅がどこか離れたところにいるだけで目で後を追ってしまう。授業を受けてる時だって黒板よりも涼禅の背中を見ている時間の方が長い。デートみたいなことをしている時だって涼禅の顔をよく見てる。少女漫画みたいって言われるだろうけど、実際やってしまってる。ここに入るまでだったら絶対やらなかったと思うことを
でも、涼禅のことが心配になることもある。あいつは自分で言うのも何だけど私の為に命すら投げ出しそう。そういう涼禅のところが好きでもあったし、嫌いでもあった。自分以外に対してそういうことをしてしまうあいつが。
私はそんなこと出来ない。自分以外の他人に対して自分の人生を投げ出すぐらいの覚悟を待つなんて。そんな馬鹿なこと出来ない
そんな危なかっしくて、馬鹿なあいつが将来どうなるかなんて本当に分からない。誰よりもすごい出世をしてるかもしれないし、なにも成し遂げられず腐ってるかもしれない。どっちの未来も全然あると思う。でも、その隣には私が居たい。どんなに出世をしても、どんなにどん底にいてもその隣には私が居たい。そう誓ったし、今更離れるなんて真似出来ない。いや、もう出来るわけがない。心配で心配で涼禅の側を離れることなんて私にはもう出来ない
依存してしまってるって、そう言い切れる。万引きをやっていた時じゃ得られないほどの甘さも非日常も味わっている。そんな涼禅の隣が心地よい。こんな関係性が世間から許される関係性なんていうのは分からない。でも、そんなことは関係ない。許させる必要なんてない。私たちは私たちがいきたい道を進んでいくだけ。ただそれだけ
原作の話ですが、これ以上神室のキャラが掘られない可能性があると思うと悲しい