しかし、また不定期に突入!
私は今アリアドネー総裁の部屋に居ます
「お久しぶりですね総裁」
そう言いながらお土産のお茶の葉を渡す
「えぇ、本当に久しぶりね・・・今日はどういった御用件かしら?」
なんだか冷めた目で見られてる?
「いえ、フィルに長期休暇になったということで休暇の間一緒に過ごすために迎えに来たのですが・・・聞いて無いのですか?」
そう言うと
「あぁ、確か・・・この辺に長期外出の申請書が・・・」
えっと・・・なんかグラグラしている書類の山を漁り始めましたが・・・平気なのでしょうか?
「あったわ!」
そう言って引っ張り出す、かなり絶妙な力加減なようでグラグラしている書類の山は崩れなかった
「えーっと、えぇ確かに書いてありますね・・・」
総裁が書類を確認していると
コンコン
「失礼します、フィル・インゴットが来ております」
そんな声がしたと思ったらフィルとセラスさんが入ってきた
「お姉さま!」
フィルはそう言うと私に飛びかかって来る
「久しぶりですねフィル」
飛んできたフィルを優しく抱きとめて地面に下ろす
「元気に勉強してましたか?」
「はい!」
さてと、じゃぁ後は総裁に今後の予定を・・・
「それと今日来たのはもう一つ理由がありまして」
「もう一人?それとも二人?きっとあなたの事だから入学させろというのでしょう?」
予想されていました
「えぇ、そうです。しかしちょっと特殊な子で・・・いわゆる忌子と呼ばれる存在なのですが・・・」
「別にアリアドネーはどんな存在でも学ぶ意志があれば入学できますよ?たとえ犯罪者であっても」
そう言うと軽くウィンクして来る
「わかりました、では長期休暇が終わったら連れてきます・・・」
そして私はお辞儀してフィルの手を掴み転移した
ッタ・・・
私たちは庭に転移した
「さて、ではあなたに新しい家族を紹介しないとね?」
フィルの頭を撫でながら言う
「新しい家族・・・ですか?」
「えぇそうよ、それと外見で決めつけてはダメよ?相手の本質は中身で決めなさい」
目を見て強い意志を込めて言うとフィルは黙ってコクリと頷く
「じゃぁ行きましょうか」
私はフィルを連れて談話室へと向かった
「アミル?居るわよね?入るわよ」
一声かけて部屋へ入るとお茶とお菓子を用意しているアミルがこちらを向く
「お帰りなさいギンさん・・・それでその子が?」
「えぇそうよ、この子が妹のフィル。フィル彼女が新しい家族のアミルよ?さぁ自分で自己紹介して?」
そう言い私は一歩後ろに下がる
「フィル・インゴットですヨロシク!」
フィルはそう言うと手を出す、つまり握手を求めているのだ
しかし今までこんな風に接された事が少ないアミルにとっては混乱の極みだったのだろう、私を困惑の目で見る
しかし私が何も言わないので観念したのか
「クーミル・アミルですよろしくお願いします」
フィルの手を握り返した
若干ぎくしゃくしているがとりあえずはこれで良いと私は納得し二人を座らせてアミルの用意したお菓子とお茶を楽しんだ
その日の昼食を取った後
「姉さま、魔法を見てほしいのですが・・・」
フィルが勉強の成果を見せたいと言ってきました
ということで・・・今庭の一角にある石畳でできた訓練場のような所に居ます
てか、この城かなりの設備が整っています
「では行きます!」
そう言うと魔力を練り呪文を唱えて行く
『契約により我に従え 炎の精霊集い来たりて敵を討て!紅蓮蜂(アペス・イグニフェラエ)!!』
ズガァァァァァァァァァン
真っ赤に燃え盛る大型の蜂が大量に現れ、的に向って一斉に向って飛んでいき・・・大爆発・・・!
「姉さまどうですか!」
目を爛々と輝かせながら見て来るフィルに私は苦笑いしかできなかったのは当然の事だろう・・・