ズン・・・・ズズン!
一体此処は何処だと思いますか?
ドゴオオォォォォォォォォン
お察しの通り戦場!でございます
「なんでこんな所にいいいいいいいいいいい」
思わず叫んでしまいました・・・はしたない事を・・・
ただいま現在女の体で戦場のど真ん中に居ます
いやーなんか左から兵士、右からも兵士・・・挟み撃ちにされましたよ?
「死ねぇぇぇぇぇ!」
わぁ・・・斬りかかってきたー
「雷斬り!!」
私は魔力を手に貯めて雷に変換したもので一気に切り裂きます
「がぁぁぁぁ!!」
難なく真っ二つになりました
「素顔は・・・不味いな・・・」
そう思った私は
「アデアット!」
カードが光り輝き一冊の分厚い本になりました
「お面お面・・・」
私がそう考えていると
「・・・」
狐のお面が・・・出てきました・・・
とりあえずそれを顔にかぶせて・・・
『闇の指輪』
そう言うと本当に黒い指輪が!しかも設定も考えていたのでそれも付いているハズ!
『闇よ・・・在れ!!!』
指輪をした手に魔力を込めて振ると黒い狼が大量に出現
『くらいつくせ!』
そして私の命令通りに両軍を駆逐し始める
当たりが悲鳴だけになった時・・・一つのバグが紛れ込んだ
「なんだ、なんだぁこりゃぁ・・・」
長い杖を肩にかついだ赤毛のバカが来ました
「なんだ、バカですか・・・」
「ちょ!確かに俺は中退だが!」
「それをバカと言わずして誰がバカになるんですか?」
さらに上空からキザッたらしい男が・・・
「なんですか・・・今度は変態ですか・・・?」
「それは言えてるな」
お次は刀を持った男
「むっつりスケベ・・・」
「斬岩剣!!!」
ガァァァァァン
「いきなり切りかかって来るとか何事ですか」
自分が暴言を吐いたのを棚に上げて抗議してみますよ?
「ほらほら詠惷女性に失礼ですよ?出会っていきなり切りかかるとか」
アルビレオがなんとかなだめています
「で、あんたは敵か?味方か?」
単刀直入にナギが聞いてきます、さすがバカ
「敵・・・って言ったらどうします?」
「もちろん潰す」
「ふむ・・・」
私は態と考えるそぶりをする
「敵ではないですが・・・戦いたいですね・・・あなたと」
私はそう言いながら殺気と魔力を一気に膨れ上がらせる
「おぉおぉ、餓鬼のくせにすげぇ殺気だな・・・やるか?」
「では、こちらから」
私は面を外しつつ左の魔眼を起動
左目から火が噴き出す
「魔眼持ち・・・魔族か?」
「いいえ、人間ですよ?」
私は律義に返すと魔法を唱える
『集え風よ、集え水よ、大気は集まり水の刃を・・・氷矢!』
一気に貯め無しで百以上の氷の矢を作りだしナギに向かって放つ
「おうおう、すげぇなぁ!!」
ナギは難なく避け、避け切れない物を杖に魔法を付与して叩きつぶす
『創造―斬鉄剣!』
アーティーファクトを変形させて耳飾りにし、その途中で刀を作りだす
「いきますよ?」
「来い!」
刀を構えて声をかけると威勢よく返して来る
「っふ!!」
一回の瞬動でナギの背後に回る
「おぉぉ?!」
それでも余裕そうだ
『創造―千華刀』
さらに刀を追加する、しかし今度の刀は
「はぁ!!」
横に一気に振る
キィィィィィィィィン
鉄をこするような音と共に刃が分裂して飛んでゆく
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?!」
それでも軽々と避けて行く
「だったら・・・『来たれ、虚空の雷、薙ぎ払え・・・雷の斧!!』」
手に収束した雷を一気にナギへと振り下す
『来たれ虚空の雷薙ぎ払え雷の斧』
ガァァァァァン
魔力と魔力がぶつかり合う
「やるなぁ餓鬼のくせに!」
「餓鬼餓鬼五月蠅いですよ!何より女性に失礼です!」
『『来れ雷精風の精雷を纏いて吹きすさべ南洋の嵐雷の暴風!!!』』
同時に放たれた魔法が再びぶつかり合う
「ぬおォォォォォォ!!」
「キャァァァァァァ!!!」
爆風がすざまじくて私は体を吹き飛ばされ・・・?
「何やってるですか・・・」
事は無く、ナギが後ろから抱きとめていました
「何やってるって・・・助けたんだが?」
ブチッ
「放せ!!!」
バシン!
「ぐはぁ!」
捻りを利かせた平手が難なくナギの顔に入る
「あるぷろれらぁぁ!!」
なんのわけのわからぬ声を出しながら地面を転がっていく
「ナギダメですよ?女性はもっと丁寧に扱わないと」
そう言いながらアルビレオと詠春がこちらにやって来る
「いてててて・・・だから飛ばされたときに受け止めたんだろうが・・・」
何事もなかった・・・とまでは行かずに頬をさすりながら戻って来るナギ
そんでもって何で私はこれ以上戦わないかというと・・・
「何をしたんですかバカ!」
魔法が使えません・・・
「あぁ・・・残念だが魔法はしばらく使えないぜ?」
そう言いながら私を立たせる
「ちょっと珍しい魔法具が手に入ってな、実験させてもらった」
そう言いながら何やらペンみたいな物を出す
「っく!」
とっさにそれを奪い握りつぶす
「あぁぁぁ!!!」
当然です
「ちょ、それ!!」
「ふん!」
「で、どうするんです?ナギ」
「どーいうこった?アル」
「どーいうことって・・・彼女の事ですよ、魔法をあなたが封じてしまったんですこんな所に放りだしたら・・・よくて戦死、悪くて強姦・・・ですかね・・・」
「でしょうね」
むっつりスケベが肯定しやがりました
「ん・・・?魔法を封じた・・・?」
私は一つの言葉に考える
あれ?此処に来る前に言われなかったっけ?
服は現地の物をすぐに調達するようにと・・・
「ッ!まさか!」
「どうしました?」
アルビレオが些細な変化に気付く
「やっ!こっち見るな!!」
私は体を隠すために蹲る
「おやおや、こんな所でストリ「違うわ!!!」じゃぁなぜ?」
「魔力で編んだ服なの!魔力がなかったら維持できないに決まっているでしょう!」
そう叫ぶと同時に
ガァァァァァァァン
私たちの傍に砲弾が降って来ました
その衝撃に魔力の封じられた私は意識を暗闇へと落として行った・・・