コミュ障を治す為にも極振りで頑張ります!   作:Negima -{}@{}@{}-

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器用特化と第四回イベント

イベントの詳しい内容が発表された。

 

ギルドごとに配備された自軍オーブの防衛。また他軍オーブの奪取。

自軍オーブが自軍にある場合、六時間ごとに1ポイント。

ギルド規模小の場合、2ポイント。

他軍オーブを自軍に持ち帰り、三時間防衛することで自軍に2ポイント、また奪われたギルドがマイナス1ポイント。 

 

ギルド規模小に奪われた場合、オーブを奪われたギルドはマイナス3ポイント。

ギルド規模中に奪われた場合、オーブを奪われたギルドはマイナス2ポイント。

 

他軍オーブはポイント処理が終わり次第元の位置に戻される。

防衛時間三時間以内に奪還された場合、ポイントの増加や減少はなし。

 

同じギルドメンバーの位置と自軍のオーブの位置はステータスと同じく、パネルに表示されるマップで確認することが可能。

 

奪取したオーブはアイテム欄に入る。

ギルド規模が小さいほど防衛しやすい地形になる。

ギルドに所属していないプレイヤーは参加申請をすることで複数作成される臨時ギルドのどれかに参加可能。

 

死亡回数について。

一回。ステータス5%減。

二回。さらにステータス10%減。

三回。さらにステータス15%減。

四回。さらにステータス20%減。

五回。リタイア。

死亡回数四回時点、ステータス50%減。

 

プレイヤーが全滅したギルドからはオーブが発生しなくなる。

同じギルドから奪えるオーブは一日に一つきり。

 

ルールはこんなところだった。

 

「なるほど……5デスで終わりか。まあ3デスあたりからまずいかな?」

 

楓の木の人数を考えると捨て駒などどうやっても使えない。

大型ギルドのような死を恐れぬ数の暴力は使えない。

 

「この感じだと取り敢えず防衛には人数を割きたいけど……これはかなりキツいなぁ……んーでも、上手く攻めれば……」

「どこが大変そう?」

「まず第一に攻撃に出られる人数が足りない。防衛も同じ……後は、まあ、これが最大の問題点なんだけど、どうしても疲労が溜まるよね。ひっきりなしに誰かが攻めてくるだろうし、夜襲もある。少人数の問題点はそうそう休めないこと」

「オーブの場所によるけど…私が起点になれば2、3人ぐらいでいい。」

 

ここで1人でいいと言わないのは、先日イベント用アップデートの際にランが受けた弱体化が原因だった。

これまでのランだったら【千里眼】と極夜の【視覚共有】があれば7km近くを常に捕捉・迎撃できていた。しかし、現在は捕捉はできても迎撃ができない。

レールガンの性能に弾が3kmの距離を進むと自動消滅するという弱体化にあったのだ。

まあ、弱体化という程の弱体化ではない気がするが…

 

「そうだね…じゃあ、ランがいるときはメイプルとマイ、ユイ。ランが居ない時はカナデも入って。

イズさんは両方のサポート。ランがいる時は特に攻撃班をサポートしてください。」

 

それを聞いて各自がイベントに備える。

ランもスキルショップでいくつかのスキルを買った。

そんなこんなで第4回イベントが始まろうしている。

 

 

 

 

 

楓の木のオーブが設置されていたのは洞窟の中。

入口は1つ。

しかも、入口近くに高い木があったので、ランは満足した。

 

「これなら守れる。」

 

ランが防御に徹すればそうそうに洞窟内までプレイヤーが入ることは無いだろう。

その旨を皆に伝えた。

 

「その事なんだけど、基本ランは防御担当だけど一日目の夜だけ攻撃を担当して欲しい。でも、その時間は1番攻撃が集中するだろうから私とラン、カナデ以外は防御。」

 

サリーには何か策があるようだ。

どちらにしろ、初めはこれまでの予定と変更はない。

 

「じゃあ、私達は攻撃に」

「おう、予定通りいこう」

 

時間が惜しいとばかりに攻撃組の五人は自軍から飛び出していった。

 

残った面々はイズから渡されていたローブを着る。このローブには補正はない。ただ外見を隠すだけの布である。

ただし、遠目に見たときにメイプルだと気付かない憐れなプレイヤーにはめっぽう効くのである。

メイプルはヤバイの象徴だからだ。

ヤバイと思えなければ貴重な命を一つ持っていかれる。

まあ、その前に洞窟内に入ることが困難なのだが…

 

「誰か来たらユイちゃんとマイちゃんに倒してもらうね。」

「わかりました。」

 

三人は入り口を警戒しつつ、体力を消費しないように待機することにした。

 

 

 

 

その頃ランは自分を中心に半径7km程をマッピングし、メンバー全員に送った。

そして、狙撃を開始していく。

まだ、オーブを手に入れた訳では無いので、森に迷い込んできたプレイヤーたちばかり。

今のところこっちに来ている人を全て脳天狙撃で倒しているランは、面白いことを考えついた。

 

【念話】によってメイプルとサリーに聞いたところ、やってみてもいいと許可を得たので、試してみる。

その時に、【念話】だとちゃんと話せるようになってきたねという、緊張も何も無い言葉を貰った。

 

実は洞窟から南東に6km500m行ったところに中規模のギルドがある。

このギルドをランが襲う。

襲うと言っても直接行く訳では無い。

ましてや、攻撃する訳でもない。

 

 

使うのは【強奪】。

ギリギリ視野の範囲内にあるオーブを手元に引き寄せる。

結構なスピードで手元に来るので敵プレイヤーはなかなか気が付かない。

 

10秒後相手がオーブがないことに気が付き、こちらに向かってくる。

ほとんどの者を先に召喚しておいたリザードとバット達が倒してくれたのでランがしたのは撃ち漏らしの処理。

それだけで、一つのオーブが奪えた。

 

これをサリーに報告すると、悪いことを考えている笑い声が返ってきた。

 

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