コミュ障を治す為にも極振りで頑張ります! 作:Negima -{}@{}@{}-
メイプルが持つ最後にして最大の異常性が知れ渡る前に、大規模ギルドが何の準備も対応も出来ない内に荒らし尽くす。
大規模ギルドからすれば半ば交通事故のようなものでどうにもならない。
意味も分からないままオーブとギルドメンバーを失い、標的は去ってしまう。
それがサリーがたてたプラン。
人間味を犠牲に機動力を手にしたメイプルとその方に乗った楓の木のプレイヤーにより一夜の内に大規模ギルドの多くが荒れ果てた。
化物形態のメイプルの強みは、メイプルには貫通スキルというもはや決まりきったその行動パターンを引き出すのに時間がかかることだろう。
そして、その行動に移るかどうかというところを見極めてサリーが撤退の指示を出すのだ。
こうして被害は拡大していったのである。
またメイプルの肩に乗って移動を始めた楓の木のプレイヤー達の中でランだけはレールガンを構え続けている。
周りで戦闘が起こっているところは松明や魔法で明るく照らされている。
そこを狙って【千里眼】を発動させ、狙撃している。
「あっ…ペインさんとドラグさん…みつけた。」
ほとんど作業のように呟かれた言葉の後に2発の弾がレールガンから飛び出していく。
その呟きを聞いてしまったイズは見えない敵に心の中で手を合わせるのだった。
平原に拠点を構えるギルドで灯りを消して目立たないように夜を過ごそうとしているギルドというのもあった。
大規模ギルドは拠点が野晒しになっていることが多く、中でも平原は最も防衛に適さない地形だった。
「月明かりも弱いし……真っ暗だな」
「第二回イベントの時も思ったが夜は行動しにくくて辛いよな」
メイプルの方の上でカスミとクロムが話していることはもっもとだ。
ここまでの戦闘では魔法が明かりになることも多かったが、これからもそうとは限らない。
するとその会話を聞いていたランが肩から降りて右足で1回地面に叩いた。
すると右足に着けたアンクレットから極夜が出てくる。
「そうやって呼び出してたのね。」
「確かに指輪してないとは思ってたけど…」
イズ達の言葉からわかるようにメイプル以外にはこの召喚方法を見せていなかった。
「極夜【視覚共有】」
極夜はランの肩の上に止まり、楓の木の全員と視覚を共有した。
これによって楓の木の全員が暗視スコープをつけているのと同じ効果が得られる。
「不思議な感じです。」
「見えてるのに見てないみたいな…」
早々に慣れたメンバーはそのままに、慣れなかったサリーとユイは共有しないようにした。
その状態で蹂躙が続いていく。
多少効率的になったことで、集まるオーブも増えた。
「じゃあ、ランとイズさんはオーブを持って拠点防衛に戻ってください。」
ここまでに集めたオーブは7個。
それらと自分たちのオーブを持って拠点に戻る。
もちろん極夜に乗って。
[イズさん、出てきて貰えますか?]
拠点に戻ってから1時間が経過した頃。
取り返しに来たプレイヤーは軒並みランに撃たれ、撃たれなかったものは従魔にやられている。
イズは暇をしていたのもあってすぐに洞窟の入口に向かった。
「ランちゃーん?」
暗闇の中でランを見つけることが出来なかったイズは声を上げる。
「こっち…です。」
すぐ横から聞こえた声にびっくりしながら、要件を聞く。
「移動式ギルドホーム…出せた、ので、お風呂…どうぞ。」
イズは大喜びしながらお風呂に入っていった。
その後、きっちり3時間守ったオーブが全て元の場所に戻されたのを見て、安心したランもお風呂に入った。
お風呂から上がってきたランが洞窟内に戻ると全員が帰ってきていた。
集う聖剣と炎帝の国が大規模ギルドを潰し回っているそうなので、楓の木が出る必要はなくなったらしい。
しかも、今残っているギルドは6つ。
その全てが10位以内を確定している。
この先、簡単に戦闘は起こらなくなるだろう。
サリーの予想通り、順位変動もなければ争いもない平和な三日目が始まった。
楓の木のプレイヤー達は移動式ギルドホームに乗り込んで空を徘徊していた。
機内では【料理X】を持つイズと【料理VI】を持ち、フィールド上の美味しい果物や野菜を集めていたランによるプチパーティーを開いている。
皆が楽しそうに飲み食いしている映像がデスプレイヤーの待機室や各階層の広場に移されたことで、イベント後に【料理】のレベル上げやフィールドの食材集めが流行ったことはご愛嬌。
そのランは調理が終わったあと、開けた窓から下をずっと眺めている。
「ペインさんとドレットさん、と誰か…サリー、あの人たち、撃っていい?」
サリーに確認を取ったのはドレットがいるから。
空中では反撃が来ることは無いので簡単に許可が出た。
ランはすぐさま狙撃した。
ペインとドレット、その近くにたまたまいたシン
の頭がはじけ、ドットとなって消えていった。
この瞬間、イベント外のプレイヤー達にざわめきが起こった。
ペインが5デスされ、失格となったのだ。
しかもその5回が全て同じプレイヤーからのものとなると驚きも大きくなる。
そんなこともつゆ知らずラン達は楽しくフライトを満喫している。
途中からそれでも暇になった楓の木の面々がリーグ戦のようにバトルしていった。
白熱したのはランVSメイプルとマイVSユイ。
とまあ、そのまま時間が流れ、イベントが終了した。
イベントが終わったあと、打ち上げはしていたので特に集まらなかったが、たまたま会った楓の木と集う聖剣と炎帝の国のトッププレイヤー達はフレンド登録をした。
イベントの次の日。
公式動画が配信されてから3時間後。
780名前:名無しの大盾使い
やあ
781名前:名無しの弓使い2
こんにちは
782名前:名無しの槍使い
おう動画見たぞ
783名前:名無しの弓使い
今まで歩く要塞だの人外防御だの言われてたのが飛ぶ要塞と人外になってて
もうどうしたらいいんですかね?
784名前:名無しの大剣使い
ちょっと前までは人だったんだがなぁ
中身はともかくな
785名前:名無しの大盾使い
ちょっと目を離した隙にすくすく育っててなあ
786名前:名無しの魔法使い
どう育てば武装展開やら身体変化やらするようになるのか
ご教授願いたい
787名前:名無しの弓使い2
メイプルは可愛い、面白いに対して躊躇がないので…何をしでかすかわからない思考なんです
788名前:名無しの大盾使い
本当電光石火なんだよ
ほんの一日だけ目を離したらその瞬間に一皮剥けてくるんだよ
789名前:名無しの槍使い
一皮?ひとかわ?ほよよ
790名前:名無しの大剣使い
一皮剥けて成長というか突然変異クラスだろうそうだろう
791名前:名無しの弓使い
と言うか楓の木は全員まともじゃないぞ
クロムの映像見て確信したぞ
792名前:名無しの弓使い2
カスミさんはまともですよ?
793名前:名無しの槍使い
>792
自分がまともじゃない自覚あんのかよ
794名前:名無しの大剣使い
でもまあ一対一なら何とかなりそうだろ
ならない奴がヤバい奴
795名前:名無しの大盾使い
まじめな話サリーちゃんに一対一で勝てる奴ランとメイプル以外にいる?
俺はギルドホームの訓練場でやってみたが無理だった
796名前:名無しの弓使い
躱すんだっけか?
動画で見た感じだともう少しでって感じなんだがな
797名前:名無しの魔法使い
そういや、動画の最後にあった楓の木のバトルはどこでやってたんだ?
イベント中にギルドメンバーでダメージ与えられるって…そんな場所あったか?
798名前:名無しの大盾使い
あー、企業秘密
799名前:名無しの弓使い2
右に同じです。
800名前:名無しの大剣使い
それは置いといて、楓の木の噂というか話?
溢れ返ってるな〜特に今回のイベントでの動画がインパクト強すぎ
801名前:名無しの槍使い
神魔大戦とか終末の日とかまあ凄まじい呼ばれ方してる三日目、朝方な
802名前:名無しの大盾使い
分裂したからな
まああれはメイプルちゃん一人では無理らしいが
803名前:名無しの弓使い
絶無の希望がひとつまみの希望になるだけで大した差はないです
804名前:名無しの大盾使い
でも、一体だけならペインが倒しかけたぞ
805名前:名無しの槍使い
ペインといえば5デスした瞬間こいつも失格するんだなって驚いたわ
806名前:名無しの魔法使い
一人で5デスさせるってやばいだろ
ペインだって対策たてるだろうに
807名前:名無しの弓使い
その上で対応できてねぇんだろ
808名前:名無しの弓使い2
今回は偶然の産物ですよ。
809名前:名無しの大盾使い
いや、ランはうちのギルド内でメイプルに1番多くのダメージを入れたからな
810名前:名無しの槍使い
ちなみにどんぐらい?
811名前:名無しの弓使い2
確か残りダメージ3です。
812名前:名無しの大剣使い
1番入れて倒してないのかよ!?
極振りってことはHPそんな高くねぇだろうけど、他のやつは?
813名前:名無しの大盾使い
VIT5桁にそう簡単にダメージが入るかよ!
814名前:名無しの槍使い
は?5桁!?