コミュ障を治す為にも極振りで頑張ります! 作:Negima -{}@{}@{}-
さてメイプルとサリーとランの冬休みも終わり一月も半ばを過ぎたころ。
サリーが強く待ち望んでいた第五層が実装された。
実装当日、待ち合わせていち早くギルドホームへ来たサリーとランが待つこと少し、同じ考えを持つギルドメンバーが揃ってくる。
「おお、全員揃った!」
まさか全員が集まるとは思わなかったサリーは驚きと喜びの混じった声を上げた。
「ん?いや、メイプルがいないぞ?」
「ああ……メイプルは……」
クロムの問いにそう言えばそうだったとサリーが訳を口にする。
「インフルエンザ……今年も。いつものこと」
「そ、そうなのか。どうする?また別の日に全員で行くか?」
そのクロムの提案に対して出た意見をまとめた結果出た結論は、メイプルがいれば都合の合うメンバーが数人いるだけで倒せるだろうから、ここは今いるメンバーで先に進もうというものである。
これに反対する者はいなかった。
最悪、メイプルならば一人でもボスを倒してしまうことも出来るだろう。
こうしてメイプル抜きの【楓の木】は五層へ続くダンジョンへと向かっていった。
ダンジョンの入口までは移動式ギルドホームのキャンピングカーモードで来たので、マイ、ユイ、ランといった極振りが三人いるパーティのわりにとても早くついた。
キャンピングカーの中ではリリがクッキーを焼いてくれて、皆に各ステータス5%アップのバフがかかった。
これはリリのスキルである【支援食】の効果である。
ダンジョンの入口に着いたので、全員がキャンピングカーから降りて武器を装備する。
ダンジョンの中は物理無効モンスターや物理大幅軽減モンスターが溢れかえっていた。
全て倒していくことも考えたが、それには時間がかかるのでランが足止めをしている間に進んでいくことになった。
「【電獣を統べるもの】総召喚、【白鬼夜行】、可畏。協力して足止めして。」
数えきれないモンスターが楓の木のために足止めをする。
その中でも、可畏は指示を出しながらもランの隣を歩いてきている。
物理無効化のモンスターたちは【電獣を統べるもの】で呼び出されたモンスターたちのスキルに倒され、物理耐性程度のモンスターは鬼の数の暴力で倒された。
苦もなくダンジョンの入口に着いたラン達は立ち止まることなくボス部屋に入っていく。
部屋の奥にいたのは九本の尾を持つ大きな狐だった。艶のある毛並みの黄色い尻尾をゆらゆらと揺らしている。
「ラン、計画通りに!」
「了解。【電賢】【電縛】」
ランのレールガンから吐き出された弾は狐の頭にあたり、麻痺と逃れられない檻を作り出す。
麻痺耐性がある狐相手に長い間麻痺は効かないが、一回攻撃出来る時間があれば問題ない。
カナデとイズに強化されたマイ、ユイがリーチの長い大槌から攻撃を繰り出す。
「「【ダブルスタンプ】!」」
二人の二連撃は狐の行動変化を全て無視して葬り去った。
STR極振りの二人がいれば作られた全ては無視されるのが常であり、今日は欠席のギルドマスターがいれば全てを見たうえで一つ一つ丁寧に潰していくのが常である。
こうして八人が無事五層へと進出したその数日後、ランは四層の最強と対峙する事になったのである。
戦闘になることが予想される部屋の前で、ランは一度ステータスを確認した。
もちろん、従魔達のステータスも確認する。
ステータス
ラン
Lv56
HP 150/150
MP 170/150<+20>
STATES POINT +0
【STR 0<+60>】
【VIT 0】
【AGI 0<+40>】
【DEX 375<+55>】
【INT 0】
装備
頭【電竜子の帽子】
体【電竜子のコート】
右手【電竜子のレールガン】
左手【水面の短剣】
足【従属のアンクレット】
靴【電竜子のブーツ】
装備品【星魚の指輪】
【空欄】
【空欄】
スキル
【弓の心得X】【凪】【千里眼】【百発百中】
【精密機械】【暗殺者】【電光石火】【雷帝】【跳躍Ⅸ】【パワースナイプ】【消音】
【釣りX】【貫水】【ウィークネス】【ヒール】
【強奪】【星の加護】【水君】【念話】
【エクスプロージョン】【料理VI】【裁縫X】【魔弾の射手】【火魔法Ⅴ】【水魔法Ⅲ】
【風魔法Ⅲ】【雷魔法Ⅲ】【魔法の心得V】
【電獣を統べるもの】【速射】【MPカット小】【MP回復速度強化Ⅰ】【MP強化小】
【気配察知Ⅲ】【白鬼夜行Ⅰ】
【アルファ・スコルピィ】【ドライミーティア】
【減速領域】【カバームーブ】
極夜(ナミチスイコウモリ)
Lv16
HP 100/100
MP 160/160
【STR 65】
【VIT 50】
【AGI 100】
【DEX 80】
【INT 30】
スキル
【吸血】【休眠】【覚醒】【視覚共有】
【巨大化】【岩柱】【エアカッター】
白夜(白蛇)
Lv16
HP 150/150
MP 80/80
【STR 135】
【VIT 90】
【AGI 100】
【DEX 30】
【INT 30】
スキル
【締め付け】【休眠】【覚醒】【巨大化】
【白い霧】【地雷原】【鋼鉄尾】
迦陵(混天大聖:鵬魔王)
Lv33
HP 85/85
MP 180/180
【STR 135】
【VIT 55】
【AGI 70】
【DEX 105】
【INT 110】
スキル
【金翅炎弾】【日輪金翅鳥】
アナ(大鵬金翅鳥:ヴィナマ・ガルダ)
Lv30
HP 100/100
MP 170/170
【STR 110】
【VIT 95】
【AGI 90】
【DEX 100】
【INT 105】
スキル
【火障壁】【金翅炎槍】
蒼也(クリシュナ)
Lv5
HP 60/60
MP 200/200
【STR 10】
【VIT 10】
【AGI 20】
【DEX 15】
【INT 80】
スキル
【魅了】
マリー(九尾の狐)
Lv12
HP 85/85
MP 60/60
【STR 10】
【VIT 40】
【AGI 45】
【DEX 65】
【INT 60】
スキル
【狐火】【幻惑】
リリ(九尾の狐)
Lv5
HP 40/40
MP 20/20
【STR 5】
【VIT 10】
【AGI 20】
【DEX 30】
【INT 15】
スキル
【鑑定:植物】【料理Ⅹ】【支援食】
可畏(ラクシャーサ)
Lv35
HP 80/80
MP 50/50
【STR 60】
【VIT 45】
【AGI 40】
【DEX 10】
【INT 10】
スキル
【統鬼】【統合:白鬼】
各スキルなども確認を終え、最強が待つ部屋に足を踏み出した。
「おぉ……?まさか人間が来るとはな」
部屋に入ったランを迎えたのは長身の真っ白い鬼だった。