コミュ障を治す為にも極振りで頑張ります! 作:Negima -{}@{}@{}-
「今日はどうする?」
メイプルとサリーが今日予定を決めてるのを後ろで眺める。
いつも2人に先導を任せて後ろから見守るランはボーッと空を眺めてた。
「じゃあ、ラン今日は1層めぐりだよ。」
「分かった。」
最初に行ったのはスキルショップ。
メイプルは【カバームーブ】というスキルを買ったようだ。
ランはと言うと、あるスキルをじっとみていた。
(これ…いいかも。)
【強奪】
目に見える範囲の物を引き寄せる。
モンスター、プレイヤーは引き寄せられない。
物騒な名前だが、遠距離から攻撃するランにとって、使い所が幾つかあるスキル。
(…これで、闇夜の写しを引き寄せて、それにメイプルが捕まれば移動出来るかな?)
買ってもないのに、変な使い方を思いついた。
そのシーンを想像して、面白そうだからという理由で買っていた。
その後、カフェを見つけて中に入った。
私たちが入るとそこに居たのはプレイヤーがヒソヒソと話し始めた。
「さすが有名人。」
「「どういうこと?」」
「なんでもない!」
そしてケーキを頼んで、食べ終わった後に次のイベントについて話した。
「次のイベントっていつだろう?」
「みんなで出来る方がいいよね!」
すると、向かいの席に座っていた2人が声を上げた。
「イベントの告知ならさっき出たぜ。あんた達ランとメイプルだろ?前回1位と3位の。」
「そうですけど…えっと」
この顔は見た事ある。
片方はペインさんを打つ直前に狙撃した人だから、特に覚えている。
「私が打った人…と2位の人。」
「あの狙撃ってレールガンのだったか。」
「俺の名前はドレッド。こっちはドラグ。」
ドラグさんのレールガンというのが引っかかった。
自分の得物を知られているのは何故だろう。
聞いてみると、公開された第1回イベントの動画で狙撃しているところが映っていたからだそうだ。
公式は簡単にネタバレをしたようで、ランは少し不満に思ったが、過ぎた事はしょうがないので、諦めた。
「メイプルちゃんは、フレデリカと話してたよな?」
「フレデリカさん?」
「モンスターの狩場を聞いていただろ?」
フレデリカさんがビックリしていたというのを聞いて、そうだろうなと思った。
「来週末に開催だよ。」
イベントの日はみんな空いていたので、3人でパーティーを組んで参加することになった。
「どこかで出くわしたら、そんときはよろしくな。」
出くわすくらい近づかれたら勝ち目がないので、よろしくはこっちのセリフだと思った。
口には出さないが。
「ドレッドさんは2位でドラグさんは5位なんでしょ?そちらも凄いですよね。」
サリーの言葉が若干皮肉に聞こえなくもないが、しょうがない。
「でも、俺たち二人がかりでもそこの子が倒したペインにゃ適わないけど。」
「……ズル、みたいなもの。」
ほんとにあれは不意打ちなので、嘘は言ってないが、ただの謙遜にしか聞こえないだろう。
なぜなら、あの狙撃の謎を知っているのは、未だにメイプルとサリーだけなのだから。
その後、ドレッドさんのおすすめで、北の森に行くことになった。
そしてここで発生するのが、移動問題。
前回のようにらんが先に行けばいいのだが、ランは夜になると狙撃が出来ないので、攻撃手段がほぼないと言っても過言では無いので、先には行けない。
「メイプル…闇夜の写しに座って。」
メイプルは不思議そうな顔をしながら、盾を地面に置き、その上に正座をした。
「捕まってて…【強奪】」
ランの予想通り、盾はらんと手の届く範囲に来て、その上に捕まってるメイプルも一緒に着いてきた。
「これで、相対位置がずれなければ行けるわけか。」
サリーにまた呆れられながら、ランはサリーに背負われ、北の森に着いた。
北の森はサリーの苦手なお化けが徘徊するエリアで、実態のなさそうな…攻撃の効かなそうな敵が多くいた。
そこで、目の前にいた骸骨の脳天を撃ってみると、しっかりドットとなって消えた。
『レベルが25になりました。』
『スキルを取得しました。』
【ウィークネス】
1km以上離れている対象の弱点が見える。
取得条件:レベル25まで弓での攻撃を弱点から外さない
その後、サリーが順調に【超加速】を手に入れた。
今日の締めにとサリーに連れられて、終わらない夕焼けのエリアに来た。
2人が水遊びしている中で、なんとなく海に釣り糸を垂らしてみると、すぐにキラキラと輝く魚がかかった。
釣り上げて倒すと、アイテムがドロップした。
『星魚の指輪』
星を操ることができる。
(なにこれ?)
その時はまだ、何も考えていなかった。
これが後のチートスキルに繋がるとも思わずに。