ハイスクールD×D ~黄金の果実争奪戦~   作:カズミン

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第3話 探索!不思議な森!

~謎の森~

 

謎の怪物を倒したイッセーは、変身を解除すると自分が通ってきた空間の裂け目がある地点まで戻ってきていた。

 

 

しかし、

 

 

「裂け目が消えている、だと?」

 

空間の裂け目はすでに存在してはいなかった。

 

イッセーは裂け目が消えていることに驚いたが、すぐに納得した顔になった。

「なるほど。あの裂け目は自然に消滅するってことか。

とりあえず、この森を散策してみるか。違うところに裂け目が現れるかもしれないしな。」

そう言ってイッセーは歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーが歩き去り、姿が完全に見えなくなったころ、裂け目があった場所に、忽然と戦極ドライバーを腹部に装着し、フルーレを手に持ち、青いライドウェアにレモンを模した黄色い鎧を纏ったアーマードライダーの姿が現れた。

『ふむ。光学迷彩に問題はなさそうだね。しかし、戦極ドライバーの起動が確認されたから来てみたけど、中々使いこなしてるじゃないか。それにしてもまさか、いきなりヘルヘイムの森に足を踏み入れるとはね。・・・この森で迷子になられても困っちゃうし、こっちのほうも渡した方が良さそうかな。』

蒼いアーマードライダーはそう言って、ドライバーの右腰に備え付けられているロックシードホルダーから薔薇が描かれたロックシードを外して、手の中でガチャガチャと弄りだした。

 

『・・・む。』

蒼いアーマードライダーの近くに先ほどイッセーを襲った灰色の怪物が姿を現した。

 

『インベスか。』

蒼いアーマードライダーは灰色の怪物、インベスを一瞥すると、薔薇のロックシードをホルダーに戻した。

『早く追わないといけないし、手早く済ませよう。』

 

インベスは蒼いアーマードライダーに鋭い爪を武器に襲い掛かってきたが、蒼いアーマードライダーはそれを左手で数度いなすと、右膝蹴りと左飛び回し蹴りのコンボを繰り出してインベスを吹っ飛ばすと、ドライバーのカッティングブレードを1回倒した。

 

≪レモンスカッシュ!≫

蒼いアーマードライダーはフルーレに黄色いエネルギーを集中させると、インベスめがけて投げつけた。

 

フルーレが突き刺さったインベスは爆発を起こし、蒼いアーマードライダーは爆発によって跳んできたフルーレをキャッチすると、光学迷彩を起動させてイッセーの後を追い始めた。

 

 

 

~シャルモン~

その頃の凰蓮は

 

 

 

「へっくし!!まったく、こんなに星が奇麗なのに、一体どこほっつき歩いてるのかしら。」

夜空を見上げながら、イッセーの帰りをシャルモンの表で待っていた。

 

 

 

 

 

~ヘルヘイムの森~

探索を開始して数時間が経った頃、イッセーはバロンに変身して2体のインベスと戦っていた。

『ハァッ!』

バロンはバナスピアーを振るって、インベスの体表に傷をつけると、続けざまに貫いた。

そして、そのインベスは爆発を起こした。

 

 

その爆発で吹き飛ばされたもう一匹のインベスは近くにあった木に成っている果実を捥ぐと、食べ始めた。

 

 

『ん?・・・何!?』

果実を食べたインベスは蔓状の植物に覆われると、蝙蝠のような姿、コウモリインベスへと変貌を遂げた。

 

コウモリインベスは変化する前の姿で鈍重な動きと打って変わって俊敏に動き回ると、目の前で起きたことに理解が追い付かず固まっているバロンに向かって腕に着いた剣状の突起物で何度も斬りつけた。

『グァッ!』

バロンはその攻撃で地面を転がり、バナスピアーを地面に突き立ててそれを支えに立ち上がろうとするが、

それを好機と見たコウモリインベスは滑空してバロンに近づき、両足をバロンの両脇に引っ掛けて上空に飛び上がると、バロンの身体を大木に叩きつけた。

 

 

バロンは地面に落下すると、うつ伏せに倒れて、起き上がろうとするも中々立ち上がることができなかった。

 

コウモリインベスは木の表面を下に向かって走り、バロンにトドメを刺すべく、剣状の突起物を突き出していた。

 

 

バロンは何とか仰向けになると、左手でドライバーカッティングブレードを倒した。

≪バッナァナスカァッシュ!≫

右手で地面に転がっていたバナスピアーを掴むとそれを迫りくるコウモリインベスに向かって突き出した。

するとスピア―の切っ先からバナナのオーラを現れ、コウモリインベスの身体を貫いた。

 

『ウォォォォォ!!!!』

バロンは雄叫びを上げながら立ち上がるとバナスピアーを縦横無尽に振るい、貫かれたままのコウモリインベスをお返しとばかりに大木何度も何度も叩きつけた。

それが10回に到達すると同時にコウモリインベスは悲鳴を上げて大爆発を起こしたのだった。

 

 

『ハァ...、ハァ...。』

イッセーはロックシードを閉じて、変身を解くと、大木に生っている、インベスが食べたのと同じ果実を手に取った。

すると、果実はドングリが描かれたロックシードに変化した。

『これは......。』

イッセーはもう一つ果実を毟ると今度はマンゴーが描かれたロックシードに変わった。

『なる、ほどな......。ロックシー、ドの原料は、これ、か。』

その言葉を最後にイッセーは意識を失い、大木に背を預けるように倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

蒼いアーマードライダーは光学迷彩で透明になった状態で、イッセーの横に佇んだ。

『やれやれ。最初の上級インベスが飛行タイプのコウモリ型とはね。』

蒼いアーマードライダーは再び光学迷彩を解くと、意識を失っているイッセーの頭に手を置くと優しく撫でた。

『まさか初めての戦いで、ここまでやるとはね。やはり、僕が見込んだ子だ。』

蒼いアーマードライダーはイッセーを担ぐと空いている左手でリンゴが描かれたロックシードを解錠した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~シャルモン~

 

次の日の朝、イッセーは目が覚めると、シャルモンにある自分の部屋のベッドにいた。

格好は昨日のままではあるものの、傷は手当てされ、包帯が巻かれていた。

 

何が起きたのか不思議だったイッセーは凰蓮に昨日なにがあったか尋ねてみるも、

「帰りの遅いイッセーを家の前で待っていたが、気づいたら自分のベットの中で手当てされたイッセーが寝ていたので寿命が縮んだ」とすごい剣幕で怒鳴られてしまい、思わず「す、すまん。」と誤ってしまうのだった。

 

 

 

 

イッセーはその後、ザックと合流して登校した。

 

 

そして校門をくぐったイッセーが見たのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイナーレと名乗った堕天使に殺されたはずの双子の弟の竜誠が、赤髪の上級生と思われる少女と共に歩いている姿だった。

 

 

 

 

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