ハイスクールDATE・A・LIVE~無限の剣を担う王~ 作:月見花
どうぞ!
トントン・・・
包丁を振るう音が響く。
ドタドタドタ!
ガラッ!
「おはよう、シロウ!」
「おはよう、十香」
勢いよく扉を開けた少女は
「朝飯はもう少しでできるから皆を起こしてきてくれ」
「任せろ!」
そう言って今来た廊下をまた走っていく十香。
「元気だなぁ」
そう言って苦笑している彼の名前は
熱した鉄を思わせるような赤い髪と少し幼さが残る顔。背は少し低めだがその体は武骨ながらも無駄のない筋肉に覆われていた。
「あ、あの、おはようございます」
「おはよう四糸乃」
次に起きてきたのはこの少女は
「ちょっと~。よしのんの事は無視するの、士郎君~」
「はいはい、よしのんもおはよう」
四糸乃の左手にはまっているパペットが喋る。よしのんは四糸乃が腹話術で操っているパペットで恥ずかしがりやな四糸乃の本音を話している。
「な、何かお手伝いすることはありませんか?」
「そうだな・・・じゃあ、食器を並べてくれないか?」
「はいっ!」
「まかせてよ~」
「おにぃちゃん、朝ご飯なに?」
「起きたらまずはおはようだろ、琴里。それと朝からアメを食べるな」
この少女は
「おはよう、シロ兄。なんか手伝うことある?」
「おはよう士織。味噌汁よそってくれ」
彼女は
「シロウ!起こしてきたぞ!」
「うぅ、また忌まわしき
「首肯。寝不足です」
「おつかれ十香。二人とも夜更かしなんかするからだぞ」
十香に連れられてきた二人は
耶倶矢は中二病で何を言っているか少し考えないといけないのが面倒だが、とても明るく元気な美少女。
夕弦はパッと見は何を考えているか分からないがそこがまた魅力的な美少女である。
二人ともとても仲良しでよく勝負をしたり、かと思えばイチャイチャしたりする姿が見られる。
「ダーリンッ!」
「うおっ!・・・危ないだろ美九」
「えへへ」
この少女は
あと胸が大きい。これ重要。by作者
「作者、後でお仕置きな」
えっ
「ダーリン、どうしたんですか?」
「いや、何でもない」
「そうですか。あれ?そういえば、イッセーちゃんと七罪ちゃんは?」
「ああ、それなら・・・」
ヒュッ!カッ!
「「ひぃっ!?」」
「そこでつまみ食いをしようとしてるよ」
士郎が投げて壁に突き刺さった菜箸に驚く二人の少女。
一人目がイッセーこと
二人目は
「危ないだろ!当たったらどうすんだ!」
「そーよそーよ!」
「当てないように投げてるだろ。それにつまみ食いは厳禁という約束を破ろうとした罰だ」
「それにしたって他にやりようがあるだろ!」
「なら、二人の朝飯のおかずを一品ずつ減らすとしようか」
「「私たちが悪かったです。ですからそれだけは!」」
「その分は私が食べてもいいか!?」
「「十香は黙ってて!」」
「はぁ・・・。今回は勘弁してやるから待ってろ。十香、今晩は好きなやつ作ってやるからおかずを取るなよ?」
「本当か!?ならきな粉揚げパンがいい!」
「それ夕飯じゃないだろ・・・」
士郎は溜息をついた後、ご飯の準備を再開した。
「よし、じゃあいただきます」
「「「「「「「「「いただきます!」」」」」」」」」
たとえ朝食であろうと手を抜かない士郎のごはんに舌鼓を打つ九人。
「やはり士郎のごはんは美味しいな!」
「そう言ってもらえるとうれしいよ」
「七罪!俺の卵焼き取るんじゃねぇ!」
「油断してるイッセーが悪いのよ!」
「ククッ、騒がしい眷属たちだ」
「肯定。朝から元気です」
「ダーリンのごはん、美味しすぎて食べ過ぎちゃいます・・・」
「シロ兄、そこの醤油取って」
「ほら」
「おにぃちゃん、あーんして!」
「はいはい、あーん」
「士郎さん、私も・・・」
「ああ、四糸乃にもしてやるからまってな」
「「「「「「「ずるい!」」」」」」」
朝食を終えた後、それぞれの支度を始める。
「準備は出来たか?」
「うむ、いつでもいいぞ!」
「じゃあ行くか」
そう言って、全員で家を出る。
士郎、十香、耶倶矢、夕弦、美九、士織、一誠は駒王学園高等部に四糸乃、七罪は初等部に通っている。
わいわいがやがや。
登校する生徒で賑わう通学路を進んでいけば、駒王学園の校門が見えてくる。
「ここでお別れだな。四糸乃、七罪の事頼んだぞ?」
「は、はい!」
「ちょっ、それどういうこと!?」
「じゃあ頑張って勉強してくるんだぞ」
「ちょっとー!!」
二年教室。
「やあ、衛宮。今日も美少女に囲まれての登校だったそうじゃないか」
「殿町か、おはよう」
この男は
ドドドドドドドドドッ!
「「士郎ー!貴様ー!」」
「ふんっ!」
「「げふっ」」
バタリ
「朝から騒がしいな松田、元浜」
朝から士郎に襲い掛かってきた二人の男。
坊主頭のほうが
眼鏡を掛けている方が
「うるせー!なんでお前ばっかり!」
「そうだぞ士郎!俺たちにも分けろ!」
「いや、分けろって言っても。十香たちは家族だぞ?」
「「それでも羨ましいんじゃー!」」
にぎやかなクラスである。
「イッセー、向こうは何を騒いでいるのだ?」
「どうせ松田と元浜が兄貴になんか言ってんだろ」
ガラガラ
「席につけー」
「「「ハーイ」」」
こうして一日が始まっていくのである。
「ダーリン!一緒に帰りましょう!」
「美九か」
「我らも忘れてもらっては困るな」
「憤慨。置いてくなんてひどいです」
「耶倶矢に夕弦もか。置いてなんか行かないさ。みんなで帰ろう」
放課後。士郎たちは帰路についていた。
「士郎、夕飯は肉じゃががいいぞ!」
「そうだな、じゃあ材料を買って帰るか」
「本当!?やった!」
「期待。士郎の肉じゃがはとてもおいしいです。それと耶倶矢。口調が素に戻ってます」
「ハッ!こ、今宵の供物楽しみにしておるぞ、士郎」
「はいはい」
「「「「「「「「「ご馳走様でしたー!」」」」」」」」」
「お粗末さまでした」
夕食が終わった十香たちは思い思いの事をする。
テレビを見る者。本を読む者。ゲームをする者。
プルルルルッ!プルルルルッ!
そんな団欒の場に電話の音が鳴り響く。
「もしもし衛宮です、ってあんたか・・・。ああ・・・わかった。じゃあ、また後で」
「シロ兄、どうかしたの?」
「いや、何でもないよ。それよりももう寝ろ。明日も学校だ」
「はーい」
深夜。
普段なら誰も近づかない様な街外れの廃屋。
そこには二人の人影があった。
「おひさ、士郎」
「久しぶり。何かあったのか、紅羽」
士郎と向かい合う少女。名は
「ええ、この街に『はぐれ』が紛れ込んでるわ」
「・・・そうか」
さっきまでの優しさを感じさせるものではなく、聞いたものに恐怖を抱かせる様な声だった。
「場所はここより西に行った先の森。まだ犠牲者は出てないけど、このままにしておけばどうなるか・・・」
「分かってる。任せておけ」
そう言うと、士郎は紅羽に背を向ける。
「士郎」
そんな士郎を紅羽は呼び止める。
「まだ、彼女たちを使わないつもり?」
「・・・あの時から決めていたことだ。これ以上十香達に辛い思いをさせたくない」
それだけ言うと士郎は目的の場所に向けて走り出した。
「・・・貴方らしいわね」
その言葉を発した次の瞬間。紅羽は廃墟から消えていた。
いかがでしたでしょうか?
設定が無茶苦茶だったり、キャラが安定しなかったりするかもしれませんが頑張っていきます。
どうか温かく見守ってください。
それでは(=゚ω゚)ノシ