ハイスクールDATE・A・LIVE~無限の剣を担う王~   作:月見花

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久しぶりの投稿なのにこの短さ・・・。



第16話

「いやいや、何とも青春ぽいことをしてますなぁ。虫唾が走っちゃう」

気持ちの悪い笑顔を浮かべながら、こちらへと歩いて来るフリード。

「何の用だ?」

「こっちは迷子の迷子の阿保シスターを探してたんすけどねぇ。見つけてみたらこの前のクソ人間君と一緒じゃあ~りませんか。こうなったら殺らなきゃダメっしょ!」

懐から光の剣と銃を取り出して構える。

夕暮れ時とはいえ、いきなりこんな所で武装するとは思わなかったが、周りを見てみるとさっきまでいた人たちが居なくなっている。如何やら人払いの結界を張っていたらしい。

それならこっちも遠慮無く戦える。アーシアが居るので始末するという訳にはいかないが、再起不能ぐらいにはしておこう。

そう思い至った俺はすぐさま夫婦剣を投影しようとする。しかし、アーシアが俺を背にフリードの前に立ち塞がる。

「止めて下さい!シロウさんは無関係です!」

「あらら~知らないのぉ?そこのクソ人間君はクソ悪魔と手を組んでるんですよぉ~」

フリードの言葉に一瞬戸惑ったアーシアだったがそれでも彼女はその場から退く事は無かった。

「ったく、めんどくせー事になってますねぇ。マジだりぃ。もうこうなったら二人まとめて首チョンパしちゃいますか!」

そう言いながらこっちに向かって来る。あいつ、アーシアまで殺そうとしてるのか!

俺は足を強化して、アーシアのもとに走る。しかし、ほんのわずかにフリードの方が速い。奴は光の剣をアーシア目掛けて振り下ろそうとする。その瞬間、

「フリード、そこまでよ」

「げっ、見つかった」

そこに居たのは堕天使の天野夕麻。黒い翼を広げ、こっちを見下ろしていた。

「フリード、私はアーシアを連れ戻せと言ったのよ。殺せと言った覚えは無いわ」

「さーせん。あんまりめんどかったもんですから」

天野は地上に降りてフリードを睨めつけた後、今度はこっちを見る。

「アーシア、こっちにいらっしゃい。帰りましょう」

そう言ってこっちに向かって来る天野。俺はアーシアの前に立ち、行く手を阻む。

「そこを退いていただけませんか、衛宮士郎さん?」

「断る」

「そうですか」

すると、天野は手に光の槍を出現させる。

「出来れば手荒な真似をしたくないのですが、そう言う事なら仕方ないですね。…貴方を始末するわ」

そう言って天野は俺に向かって光の槍を放つ。俺は夫婦剣を投影し、槍を破壊する。

「それなら、俺も殺っちゃいましょうかねっ!」

俺と天野の戦闘にフリードまで加わる。しかし、この程度の事は慣れている。

二人の攻撃を躱しつつ、夫婦剣で攻める。

「ええい、ちょこまかとうぜぇ!」

一向に攻撃が当たらない事に業を煮やしたフリードが光の剣を大振りする。

「甘い」

俺はそれを紙一重で避け、がら空きの胴に蹴りを叩きこむ。

「ぐはっ」

強化した足で放たれた蹴りはフリードを容易く吹き飛ばした。あの感触から行けば肋骨が何本か折れた筈。死にはしなくとも、暫くは動けないだろう。残るのは天野だけだ。

「如何する?ここで潔く逃げて二度とこの町に関わらないて言うなら、見逃してやる」

「くっ…!」

自分の置かれた状況を理解した天野が歯噛みする。それでも逃げずにいるのは、魔術師とは言えたかが人間相手に負けを認める事が屈辱だからだろうか。

「さあ、逃げるのか、戦うのか。決めろ」

「…私を、舐めるなぁっ!」

天野は光の槍を俺に投擲する。如何やら戦う事を選んだらしい。

俺は右手に持った干将を振るい、槍を破壊。その勢いのまま、今度は莫耶を投擲する。天野は回避しようとするが、うまく避ける事が出来ず左腕を切り裂かれる。

「ぐっ!」

「これで終わりだ」

膝をついた天野へと近づき、剣を振り上げる。最早これまでと思ったのか、眼に殺意を宿すものの抵抗する気配が無い。

「じゃあな」

命を奪う為に刃を振り下ろす。その瞬間、

「待ってくださいっ!」

「なっ!?」

アーシアが天野の前に立っていた。

「シロウさん、何故こんな事をするんですか!」

「アーシア、そこを退いてくれ」

「退きませんっ!」

「そいつはアーシアを利用しようとしていたんだぞ?」

「そんなの関係ありませんっ!」

そうアーシアは涙ながらに訴える。優しい娘だとは思っていたがここまでとは。

しかし、そんなアーシアの行動が仇になった。

「オラッ!」

カアァァァァ!!

「ッ!?」

突如辺りを包み込む閃光。反射的に眼を逸らす。

暫くして視界が戻る。そこには、動けない筈のフリードと天野、そして天野に抱えられているアーシアの姿だった。

「アーシア!」

「詰めが甘かったみたいね」

天野はそう言いうと、足元に魔法陣を出現させる。

俺は手にしている夫婦剣を投擲するが、フリードが銃で撃ち落とす。

「じゃあな、クソ人間君。次会ったら絶対ぶっ殺すから!」

その言葉と共に、三人は消えてしまった。

 

 




みなさんお久しぶりです。かなり時間が開いてしまって申し訳ありませんでした。<(_ _)>
こんな小説でも楽しみにしている方の為に、これからはもう少し早く投稿できるように頑張り……たいなぁ(;^ω^)
それとこの作品に対する感想等がありましたらどうぞよろしくお願いします。作者のやる気に繋がりますので!
それでは皆さんまた次回(=゚ω゚)ノシ
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