ハイスクールDATE・A・LIVE~無限の剣を担う王~ 作:月見花
どうぞ!
「私と付き合って下さい!」
そう言われた俺は少し動揺した。
まず初めに俺はこの娘を知らない。何処かであったかもしれないが、少なくとも俺の記憶にはない。
そして二つ目に、
(この娘・・・堕天使だよなぁ)
告白をしてきた娘、天野夕麻は堕天使ということだ。
明らかに人間のものではないオーラと敵意を含んだ視線。
「ごめん。俺は君と付き合え無い」
俺は彼女の告白にそう答えた。どんな事情があるか知らないが、注意するに越した事は無い。
「そう・・・ですか」
天野はそう言うと俺に背も向けて少し距離を取った。
「なら最後に一つ、私のお願いを聞いてくれますか?」
「なんだ?」
俺の方を振り返る天野。その顔はとても綺麗で、
「死んでくれませんか?」
ズンッ!
俺の立っていた場所には光の槍が刺さっていた。
「いきなり攻撃してくるとは穏やかじゃないな」
「あれ、避けちゃったんですか。折角楽に逝けたのに」
「悪いが死ぬ予定はまだ無いんでな」
そう言って俺は距離を取る。
正直今はあまり戦いたくない。この公園はあまり人が来る事は無いが、放課後のこの時間帯だ。誰も来ないとは限らない。
「それは残念です」
「それより理由を聞いていいか?」
天野が俺を攻撃してきた理由。
『はぐれ』を始末した事はあるが、堕天使は無かったはず。
「そうですね、まあ教えてもいいでしょう」
天野は手に光の槍を出しながら語りだした。
「まあ、理由は簡単なんですよ。貴方の力が私達の計画の障害になるかもしれないので、その可能性を排除しようと思いまして」
「計画?」
その言葉を聞いた時、俺は天野に対して殺意を覚えた。
何をしようとしているかは知らないがこの町を、俺の家族を巻き込むようなら容赦はしない。
「ですが、気が変わりました」
「何?」
「衛宮士郎さん。私達に協力する気はありませんか?」
天野から勧誘を受ける俺。その計画について話を聞こうしたとき、
「待ちなさい」
そこに居たのは紅い髪を持つ美しい女性だった。
「あら、もう来ちゃったの?」
「ええ、私の領地内で堕天使の気配がしたものだから」
向かい合う二人。剣呑な雰囲気が流れる。
「此処が誰の領地か分からない訳では無いわよね?」
「・・・しょうがないなぁ。今日はここで引かせてもらう事にするわ。衛宮士郎さん。さっきの話考えておいて下さいね」
そう言うと天野はその場から去って行った。
俺も帰ろうとしたが、
「貴方、ちょっと良いかしら?」
まだ帰れそうにないらしい。
「初めまして、私はリアス・グレモリー。駒王学園の三年生よ。よろしくね」
「衛宮士郎。駒王学園の二年生だ。よろしく」
リアス・グレモリーに捕まった俺は公園のベンチで話をしていた。
リアス・グレモリー。駒王学園の三年生で学園の三大お姉様の一人。前に美九から聞かされたことがある。
『三年にはですねー、とっても綺麗なリアス・グレモリーって人がいるんですよー。あ、でもダーリンの方が可愛いですけどねー♡』
・・・嫌な事を思い出した。
「そう。じゃあシロウ、単刀直入に聞くわ。貴方は何者かしら?」
「・・・何のことですか?」
「とぼけても無駄よ。さっきのあれを見ても全く取り乱さない人間を普通と言えるわけないでしょ?」
「デスヨネー」
まあ誤魔化せるとも思っていなかったが。
「さあ、シロウ。教えなさい」
「・・・はぁ、仕方ない。じゃあ改めて自己紹介をさせてもらう。俺は衛宮士郎。魔術師だ」
「!?・・・そう、やっぱりただ者じゃなかったね」
そう言って立ち上がるグレモリー。そして俺の方を見る。
「詳しい話が聞きたいのだけど今日はもう遅いから明日聞かせてもらうわ」
決定事項ですか。そーですか。
「明日貴方のクラスに迎えを寄越すわ。じゃあ、また明日」
そう言い残して帰って行ったグレモリー。
「・・・俺も早く帰らなきゃ」
明日からの面倒事に頭を悩ませながらも、取りあえずこれからお腹を空かして帰ってくる家族に美味しい夕飯を作る為、俺は速足で家に帰って行った。
士郎マジオカン(真顔)
仕事が忙しくてあまり書けなくて投稿が遅れました(泣)
取りあえず、オリジナルの話も交えながら、主にD×Dに沿って進めていきたいと思います。
よろしくお願いしますね!
では(=゚ω゚)ノシ