ハイスクールDATE・A・LIVE~無限の剣を担う王~ 作:月見花
グレモリーに呼ばれてから数日たったある日。俺は四糸乃と買い物に出ていた。
「しかし俺なんかで良かったのか?買い物なら十香達の方が良かった気がするんだが」
「いえ、士郎さんが・・・良かったんです」
「よしのんたちとお出かけは嫌なのかなぁ~士郎君?」
「そう言う訳じゃ無いけどさ」
四糸乃がどんな物を買いたいかは知らないが、俺と行くよりは十香達と出掛けた方が楽しいのではないかと思う。そんな事を考えていると不意に服の裾をつかまれた。下を見てみると涙目の四糸乃。
「・・・(うるうる)」
「・・・分かったから。だから泣かないでくれ、な?」
四糸乃に涙目で見られたら大抵の男は言う事を聞かざる負えなくなるだろ?
「・・・本当ですか?」
「本当だ」
「それじゃあ・・・その・・・」
そう言って下を向きながらもじもじしだす四糸乃。
「もーじれったいなぁ。士郎くん士郎くん!さっきよしのんを泣かせたお詫びに手を繋いでよ!」
「!よ、よしのん・・・!?」
「そんなのでいいのか?」
「え、ええっと、その・・・」
ギュッ!
「これでいいか?」
「・・・(コクッ)///」
「じゃあ行こう」
俺と四糸乃は駒王町にあるショッピングモールに来ていた。
「で、四糸乃は何が欲しいんだ?」
「あ、はい。取りあえずお洋服を見たいと思ってるんですけど」
いきなりか。いや、女の子なら普通か。
「じゃあ、そうしよう」
そして服を買う為に来た服屋で四糸乃の服を見る事になった俺。
「士郎さん、ど、どうでしょう・・・?」
四糸乃は今、白いワンピースに身を包んでいる。頭には麦わらの帽子を被っていてとても可愛かった。
「ああ、似合ってる」
「///」
そう言うと四糸乃は顔を真っ赤にした。
「士郎くんたらだいた~ん!」
「しょうがないだろよしのん。四糸乃はどんな格好でも似合うんだから」
「//////」
俺の言葉を聞くとさっきよりも顔を赤くする四糸乃。何この生き物超可愛い。
「ほんとに四糸乃は可愛いな」
「/////////」ボンッ!
あ、爆発した。
「え、えっと、あの、その・・・うぅ~///」ダッ!
「あ~れ~」
「ちょっ、四糸乃!?」
試着した服のまま走って行く四糸乃。待って!その服まだお会計して無い!
ジ~<●><●>(店員)
ハッ!まずい、店員さんがこっちを見ている!
「す、すみません。いくらですか?」
俺は服の代金を払ってすぐに四糸乃を追いかけた。
「もぅ、四糸乃ダメじゃな~い。折角士郎くんがあんなに褒めてくれたんだからもっとグイグイいかなきゃ!」
「で、でも・・・」
私、四糸乃はとても戸惑っています。
(士郎さんが可愛いって・・・///)
普段から可愛がってくれている士郎さんですが、あまり口に出して可愛いとは言ってくれません。それなのに急に言われると、頭が真っ白になって・・・。
「///」ボンッ!
「あ~あ、これじゃ先は長いねぇ・・・」
よしのんに呆れられてしまう私。
「ご、ごめんねよしのん」
「まあ、頑張ろうよ。よしのんはいつでも四糸乃の味方だからさぁ!」
「よしのん・・・」
「ところでさぁ、士郎くん置いて来ちゃったけど大丈夫?」
「あっ!?」
そうです。あの時、私は混乱していて士郎さんを置いて来てしまいました。おまけに服も試着していた物のままです。
「どどどど、どーしよう!?」
「四糸乃ー!!」
私がどうしていいか分からず右往左往していると、遠くからいつも聞いている声が聞こえてきました。
「士郎さん!」
「まったく、いきなり走って行ったから驚いたぞ」
「ご、ごめんなさい・・・」
「ハァ・・・。まあいいさ。取りあえず服は買ったから問題は無いし着て来た服も持ってきた」
そう言ってお店の袋を見せる士郎さん。
「あ、あの、その・・・」
また泣きそうになる私。その時、士郎さんは私の頭に手を置いて来ました。
「別に怒ってるわけじゃないから。でも気を付けような?」
士郎さんはそう言いながら優しく頭を撫でてくれました。
「じゃあ買い物の続きをしよう」
「はい!」
そして私たちはお買い物を再開しました。
「そろそろお昼か」
四糸乃と買い物を再開して他の服屋やアクセサリーショップを回っているとお昼時になった。
「四糸乃お腹減ってないか?」
「だ、大丈夫で・・・」ク~
何処からか聞こえてくる可愛い音。そして顔を真っ赤にする四糸乃。
「・・・何か食べるか?」
「・・・ハイ」
「じゃあ、何食べたい?」
幸い此処はショッピングモール。和洋中どんな物でも基本的にはあるだろう。
「それじゃあ、あそこに行ってみたいです」
そう言って四糸乃が指をさしたのは少々見た目が怖いピエロがマスコットキャラクターの某ハンバーガチェーン店だった。
「あそこでいいのか?」
「はい。あの、あまり食べる機会が無いので少し気になって・・・」
個人的に言えばファストフードは栄養バランスが悪かったりするのであまり食べさせたくは無いが四糸乃が選んだのだからたまには良いだろう。
そうしてやってきたハンバーガショップ。初めての四糸乃は店に入るなり落ち着かない様子で回りをキョロキョロ見回していた。
「四糸乃、落ち着きなよ~」
「で、でも・・・」
「仕方ないさ。初めてだもんな」
そう言う俺もあまりこの手の店には来た事が無い。ファストフードが悪いとは言わないが、俺が料理を出来るようになるまで切嗣じーさんにこの手のものを食べさせられていたせいかあまり食べる気にはなれなかったのだ。
「まずは注文しないとな」
俺は取りあえずチーズバーガーを、四糸乃は普通のハンバーガーをセットで注文した。すると五分もしないうちに注文したものが渡される。
「これがハンバーガーですか」
「よしのんも本物は初めて見るよ~」
物珍しげにハンバーガーを眺める二人。その様子に少し笑ってしまいそうになる。
「じゃあ食べるか」
「はい。いただきます」
行儀よく挨拶をしてハンバーガーを食べる四糸乃。
「美味しいか?」
「はい!とっても美味しいです!でも・・・」
一呼吸おいて四糸乃が言う。
「士郎さんが作ってくれるご飯の方がおいしいです!」
・・・なんでだろうな。こう改めて言われると嬉しくなるのは。
俺の手は自然と四糸乃の頭へと伸びて行く。
「ありがとな」
彼女の頭を撫でながら素直な気持ちを伝える。
「・・・///」
四糸乃は顔を真っ赤にしながらも抵抗する事無くしばらくの間撫でられ続けていた。
「おっと、もうこんな時間か」
お昼を食べた後もしばらくの間俺たちは色々な店を回った。普段俺だけなら行かないような店にも行けたのでとても楽しかったのだが、楽しい時間と言うものは速く過ぎてしまうものである。そろそろ家に帰らないと夕飯の支度が出来ないのだ。
「そろそろ帰ろうか、四糸乃」
隣を歩く四糸乃に言う。
「はい。でも少しだけ待ってくれませんか・・・?」
「ん?何か買い忘れたものでもあったか?」
「そう言う訳では無いんですが・・・」
何か言い辛そうにする四糸乃。
「まあ、あと少しだけなら大丈夫だから何か用があるなら行ってきていいぞ。俺はここで待ってるから」
「!?あ、ありがとうございます!」
そう言って走っていく四糸乃。さてじゃあ、待っている間に夕飯のメニューでも考えるか。
その後すぐに戻ってきた四糸乃は手に袋を一つ下げていた。興味があったので聞いてみたのだが教えてはもらえなかった。
「ただいま」
「ただいまです」
「たっだいまー!」
玄関の戸を開けて中に入る。すると奥の方からドタドタと走ってくる音が響く。
「おかえりなのだー!」
「げふっ!」
十香のタックルを受けてうずくまる俺。しかし十香は気にする事無く話を始める。
「士郎!私はお腹がすいたのだ。このままではお腹と背中がひっくり返ってしまう!」
「ゴホゴホ・・・そ、それを言うならお腹と背中がくっくつな。待ってろ、今作るから」
「うむ!」
俺はよろめきながらも立ち上がって台所へと向かう。さあ、あいつらが腹を空かせて暴れる前にさっさと準備をするか。
クイクイ
「うん?」
「あの、士郎さんこれ・・・」
四糸乃から手渡されたのは中身を教えてくれなかったあの袋。
「どうしたんだ?」
「あの、いつもお世話になっているのでその恩返しと言うか、お礼と言うか、その・・・」
そう言いながら顔を赤くしている四糸乃。
「・・・開けてもいいか?」
「!?は、はい」
許可を取ってから袋の中身を確認する俺。その中身は、
「エプロンとパペットか」
胸のあたりに兎がプリントされたエプロンと白い犬のパペットだった。
「あのエプロンはいつも使ってるから・・・。パペットは私とお揃いにしたかったからなんですけど・・・。」
ガバッ!
「ふぇ!?」
「ありがとうな四糸乃」
もらったパペットを左手に付ける。
「大切にするからな」
パペットを動かしながら腹話術で話す。
「はい!」
「よしのんの仲間も増えたね~。これからよろしくね!」
四糸乃もよしのんも元気に返してくれた。
こんなに嬉しい事は無い。今日の夕飯は豪華にしないとな!
その後、四糸乃がプレゼントしたエプロンは士郎のお気に入りエプロンに登録されていつもつけるようになり、パペットは士郎の部屋で大事に保管されている。
今回は番外編です。勢いと思いつきで書いているので訳が分からない。でも四糸乃がかわいすぎたのがいけなかったんだ。士郎と四糸乃が並ぶと幸せすぎる。かわいすぎる。誰か絵をかいてくれないかなぁー!
追伸:ハイスクールD×Dの最新刊。イリナかわえぇー!
では(=゚ω゚)ノシ