虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
未唯side
花火を終え、しずくちゃんのお母さんにお風呂が沸いたと言われ、入ることに……昨日は学年で入ったから、今日はじゃんけんで分かれて入ることになり……
「あー日本のお風呂っていいわね~」
「ふふ、喜んでもらえて何よりです」
「ランジュ、おじさん臭いですよ」
「でも今日は歩き回ったから疲れがとれるね」
「ほんとだね~」
ランジュさん、しずくちゃん、栞子ちゃん、ぽむお姉ちゃん、私の五人で入ることになったけど……うーん
「どうしたの?未唯ちゃん?」
「いや、しずくちゃんって本当に同じ年なのかなと……」
「えっ////」
4月生まれだから同じ年でも成長の差を感じるのはなんでだろう?
「み、未唯さん!?」
「しずくちゃんって、胸とお尻も大きいし……なんと言うか女性らしさが……」
「えっと、その……み、未唯さんだってそこそこは……」
「まぁそうだけど……」
この間確認したら、栞子ちゃんと同じだったし、年相応なのかもしれないけど……やっぱりな~
「あら、未唯は大きくなりたいの?」
「そうですね。もう少し欲しいですね」
「あはは、未唯ちゃん。いつも言ってるもんね」
「そ、その、大きいのは……その///」
栞子ちゃん……何か顔が赤いけどのぼせたのかな?
「未唯さんは確か憧れは歩夢さんでしたよね?」
「うん、一番女性らしい感じがするし」
「えへへ、未唯ちゃんの憧れになれてうれしいな~」
「本当に仲が良いわね」
まぁ幼馴染みだし~
「そう言えば気になっていることが……前に学生証の写真を見せてもらった際に、未唯さんは髪が長かったんですね」
「うん、夏に入る前に切ったかな」
「あの頃未唯さんは長い髪でしたから、よく髪型を変えてましたね」
「うん、お姉ちゃんたちにね」
今もたまにやってもらってるしね。
「どうして切ってしまったのですか?」
「どうしてか……スクールアイドルを始めて、みんなのステージを見ていって、思ったの。私がステージに立つときは、今までの自分じゃなくスクールアイドルとして新しい一歩を踏み出したいって、だからこれは」
「新しい自分になるという決意なのね」
「うん、それにあの時はお姉ちゃんたちに一番最初に見せたかったから……」
「未唯さん……私とは違いますね」
「栞子ちゃん?」
「幼い頃の私も髪が長かったですが、姉の件があり、スクールアイドルになりたい自分ではなく、誰かの夢を応援する自分になるために……と」
栞子ちゃんもまた新しい自分になりたかったのだろうけど……決意の意味は人それぞれだから……
「お二人は似てますね」
「「え?」」
「そうだね。未唯ちゃんたちは似てるね」
「確かにね。新しい自分になるために髪を切るなんて……本当に羨ましくらいに仲良しね」
いやいや、そんなことは……でも
「何だか照れるね」
「そうですね」
こうして私たちの入浴は終わるのであった。
苺side
お姉ちゃんが親睦会でいない頃、あることが起きていた。
それは……
「みー」
お姉ちゃんが拾ってきたシニエが玄関の前から動かない事が多かった
「シニエ、帰り待ってるのかな?」
うらちゃんも心配そうにしている。
シニエは私たち一家にすごくなついてるけど、一番なついてるのはお姉ちゃんにだ。やはり一番最初に優しさを受けたのがお姉ちゃんだからなのかな?
「みーみー」
寂しそうに鳴くシニエ。どうしたものか……ここ最近は冷え込むようになったし、風邪でもひいたら……
「ただいま~」
そんなことを思っていると、お姉ちゃんが帰ってきた。その瞬間、シニエがお姉ちゃんに飛びかかった。
「おっと、シニエ?どうしたの?」
「みーみー」
「寂しかったんだと思うよ」
「シニエ、未唯ちゃんが一番大好きだから」
「そっか、ごめんね。寂しい思いをさせて」
「みー」
シニエも嬉しそうだな~
何気に11話のそれぞれが新しい道を進んだり、変わっていく事に対して、未唯ちゃんが一番最初に新しい道を進んでいるという
感想待ってます!