虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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今回は幕間!
最終回……本当に良かった……


51 お願い事

栞子side

 

「ふぅ、今まで一番良かった気がするわ!」

 

「そうかもね」

 

「はい、後はこの後の私と未唯さんの……未唯さん?」

 

練習に付き添ってくれている未唯さんを見ると、未唯さんは穏やかな寝息をたてていた。

 

「お疲れみたいですね」

 

「そうね。未唯はソロの練習とかライブに向けての準備もしてるから」

 

未唯さんは頑張り屋だからと言いたいが……今回はちょっと頑張りすぎな気がする。

 

「私とミアジュース買ってくるから、栞子は未唯のことお願いね」

 

「はい」

 

二人を見送り、私は未唯さんの隣に座る。

 

「ん……」

 

「起きましたか?」

 

「あれ~?栞子ちゃん……ごめんね。寝てたみたい」

 

「お疲れなんですからもう少し寝てていいですよ」

 

「うん……」

 

また座ったまま寝るのかと思ったら、私の膝に頭をのせて寝ようとする未唯さん

 

「み、未唯さん!?」

 

「駄目だった?」

 

「い、いえ……ダメと言うわけではなく……」

 

「えへへ、栞子ちゃんの膝枕~」

 

寝起きだからなのか普段より子供みたいになっている。

 

「お疲れみたいですが……無理はしてないですよね?」

 

「うーん、大丈夫だよとは言えないかな?スケジュールとか練習とか考えるのでいっぱいで……」

 

やはりと言うかなんと言うか……

 

「あまり無理をするとライブ当日に倒れますよ?」

 

「うん……気を付ける」

 

未唯さん、分かってくれたみたいですね。そう言えば……

 

「未唯さんは親睦会の際のお願いはどうしたんですか?」

 

親睦会のレクリエーションで未唯さんも賞品が貰えることになったけど、そのお願いはまだ未執行だった

 

「あー、考えていたのは虹ヶ咲だけのライブをやりたいって事だったんだけど……」

 

お願いをする前に叶ったと言うことですね

 

「他に何か無いんですか?」

 

「他か……うーん、いざ考えると難しいな~」

 

「まぁ今すぐにと言うわけでは……」

 

「あ、そうだ。栞子ちゃんとデートしたい」

 

「へ?」

 

未唯さん、今なんて……

 

「栞子ちゃんとデートしたいな~」

 

「あの、その……それは……」

 

「だめ?」

 

「い、いえ、その////」

 

友達と何処かに出掛けると言うのは素直に嬉しいことだけど……デートはその……付き合っている二人がするもので……

 

「その////私でよければ……」

 

「やった~ありがとうね。栞子ちゃん」

 

未唯さんは嬉しそうにしている。と言うかお願い事はそれで良かったのですか?

 

「あと少しだね……ライブ」

 

「そうですね……」

 

「絶対に最高のライブにしようね。栞子ちゃん」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

その日の夜、私は侑お姉ちゃんの家にいた。理由は……

 

「え?歩夢と2週間離れて大丈夫かって?」

 

「うん、お姉ちゃんたち、私が休学中あれだけ落ち着かなかったから……」

 

「大丈夫だよ。歩夢を応援してるからこそ送り出したんだし」

 

「そっか~」

 

大丈夫だって言ってるけど、やっぱり不安だけど……まぁその時になったら色々と考えよう




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