虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
01 同好会の日常!
未唯side
ある日の同好会のおやつタイムの時だった。侑お姉ちゃんがカメラを持って部室に入ってきた。
「みなさんこんにちわ。私は今虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部室に来てます。ただいま、おやつタイムでーす」
「え?動画撮ってるの?」
「さぁ歩夢さん!今のお気持ちをどうぞ!」
「えっと……普通に困ってます……」
ぽむお姉ちゃんは恥ずかしそうにしながらそう答えた。まぁ確かに急に撮られたりするのは……特におやつタイムの時はね
「優木せつ菜です!みんなー!見えてますかー!」
「チャオ!エマだよ。これは彼方ちゃんが作ってくれたクッキー。とってもボーノ」
「お褒めに預かりし、彼方ちゃんでーす」
「はいはーい!かすみんでーす!かすみんも褒めてくださーい」
「ランジュだっていくらでも褒めていいのよ!」
「かすみんが先ですよ」
「ランジュも負けないわよ」
「あの……それでこの動画の趣旨はなんなんでしょう?このままだと収拾がつかなくなりそうですが……」
なんと言うかみんな、撮影しているって言うことを知ると我先にと映りたがってるけど……
「それに……未唯さんは何で歩夢さんの後ろに隠れているんですか?」
栞子ちゃんは隠れる私に対してそう言う。いや、だって……
「あはは、未唯ちゃんはカメラとかに映るの苦手だからね」
「そうなのですか?でもライブとか後はファンの方と一緒に撮影したりとかしてませんか?」
「その……普段の時は……その……」
ライブとかファンの子達と一緒にいるときは、気にならないけど……こう言うときは物凄く恥ずかしくなってしまう。
「あはは、まぁ未唯のこういう一面も新鮮かもね。今回撮り始めたのはこの同好会の日常を記録しておきたいなと思って、ほら、学園以外のファンの人たちはステージ上のみんなしか知らないでしょ。スクールアイドルとしてじゃなく素のみんなもこんなに素敵なんだよって、みんなに伝えられないかなと思ってさ」
侑お姉ちゃんらしい思い付きだけど、その……やっぱり恥ずかしいな……
「……なるほどね。話は分かったわ。だけど……」
「うん、その撮り方だけじゃ伝わらない事もある」
「え?」
「そうだよ!愛さん達の日常を映したいんでしょ?だったら絶対に欠かせないものがあるじゃん!」
そういえばそうだよね。日常なら一人だけ映らないといけない子がいたよね
「んーなんだろう?ホワイトボードとか?それともバランスボール?」
「侑先輩、にぶいです」
「I'm so stunned」
うん、にぶいよね……まぁお姉ちゃんらしいけど……
「侑さん!次は侑さんの番です!」
するとせつ菜さんがお姉ちゃんからカメラを取り、お姉ちゃんを映した。
「こ……こんにちわ。スクールアイドル同好会の高咲侑です……みんなの応援したり曲を作ったりしてます。不束者ですがよろしくお願いします…………改めて挨拶するのって何だか照れるね」
お姉ちゃんは自分が注目されたりするの苦手だからな~でもそう言うところもお姉ちゃんの良いところだったりもする。
「さぁ侑さん!今後の意気込みをどうぞ!」
「え!?えっと……えっと……!みんなのことは私が幸せにします!」
うん、誤解を招きかねない発言してるよ……
「わーお、大胆発言」
「大胆問題発言ね……」
「いや……部員としてみんなのライブが最高のステージになるようにちゃんとサポートするよっていう……」
「みんな最高……というのは言葉として矛盾してませんか?」
「そうですよ!侑先輩にとっての1番は誰なんですか!勿論かすみんですよね!ね!」
「きっと私です!」
「ボクでしょ。ベイビーちゃん」
「私も立候補したいです」
「あら私よね?」
「ランジュに決まってるわ!」
「愛さんだよね」
「彼方ちゃんは~?」
「侑先輩、私ではないんですか?」
「璃奈ちゃんボード『うるうる』」
「間を取らなくても私だよね」
「侑ちゃん……?」
何だかみんな、誰が1番なのか立候補してる。普段なら私は呆れるかお姉ちゃんのサポートに回って助けるべきだけど……たまには……
「お姉ちゃん……私だよね?」
乗ってみることにした。お姉ちゃんはみんなに詰め寄られ、その結果……
「ひ、ひと……ひと……ヒトリダケナンテエラベナイヨーーーー」
と叫ぶのであった
にじよんバージョンだと未唯ちゃんは天使ではなくデフォルメされるので良いところのお嬢様みたいな感じになりそう……
感想待ってます!