虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
「你好!みんなのアイドル ランジュよ!」
ぽむお姉ちゃんと果林さんと一緒に部室に入るといきなりのランジュさん発言に戸惑う私たち……
「えっと……」
「どうかしら?」
「どうって…何が?」
「あ、髪切った?」
「切ってないわ」
「シャンプー変えた?」
「変えてないわ」
「少し痩せました?」
「痩せてないわ」
じゃあ一体なんなんだろうか?すると侑お姉ちゃんが解説してくれた。
「今ランジュちゃんと愛ちゃんでかわいさ対決をしてるんだよ!」
「かわいさ対決?あぁそれで」
かわいさ対決だからなのかちょっと雰囲気違ったのかな?
「かすみ師匠に教わったのよ!」
「かすみ…師匠?」
かすみちゃんの方を見るとかすみちゃんが何だか王冠を被り、マントを羽織って台の上に乗って誇らしげにしてるけど……あれって
「フッフッフ~高みで待っていますよ」
「舞い上がってるわね、かすみちゃん」
「それでは辛口審査員の皆さん点数をお願いします!」
「そういう形式なんだ…」
と言うか審査するのミアちゃん、栞子ちゃん、エマさんだけど……何だかんだ甘そうな3人だけど大丈夫なのかな?
「55点」
「28点」
「3恒河沙!」
「エマさんとっても甘口!」
「と言うか100点満点じゃないの!?」
「ミアちゃんこの点数は?」
「う~ん…いつも通りのランジュっていう感じだったかな」
「栞子ちゃん」
「そうですね、ランジュには不利な対決だと思います」
「ハッキリ言うわね栞子…ランジュのかわいさでみんなのハートをキュンキュンさせちゃうわよ!ほらキュンキュン!」
「審査員に圧かけるのやめてください!」
あの圧だけでマイナスになったりしそうだけど……大丈夫かな?
「よかったよランジュちゃん」
「ありがとうエマ!」
エマさんはエマさんで甘いし……
「それでは後攻 愛ちゃん!どうぞ!」
次は愛さんの番。愛さんは両手でハートを作りながら
「ちゅっちゅちゅきちゅきラブラブリン!」
物凄く可愛い感じになってた。これ、愛さんの勝ちなんじゃないかと思っていたけど……
「ぷふっ!アハハハッ!ムリムリ笑っちゃうって!ヤバすぎるでしょこれ!アハハハッ!アハハハッ!」
ツボにハマって大笑いしてるし……
「も、もう一回いくね…?チュ…アハハッ!アハハハハッ!イヒヒヒッ!くるし~い!」
「もはや何もできてないけど…」
「言えてないし48点だね」
「53点ですね」
「8阿僧祇!」
「エマさんの甘さがとどまるところを知らない…」
せめて100点満点でやろうよ。エマさん……
「アイヤー。ランジュもまだまだね。かすみのようにもっと高みを目指さなくちゃ」
「あんまり褒めすぎると高みから下りてこられなくなっちゃうわよ」
『下ろしてくださ~い!』
かすみちゃん、なんと言うか頑張れ!
「いやカワイイとかムリだよ~。途中で面白くなっちゃうもん。愛さんには向いてないよ。ゆうゆも笑っちゃうでしょ?」
「私は普段から2人のことカワイイなって思ってるけど?」
「そう…」
「あはは…そうくるか…」
「ん?」
お姉ちゃんの無自覚の誉め殺し……無自覚ゆえに耐性がない人が受けるとランジュさんと愛さんみたいに照れてしまう。うん、お姉ちゃんは本当に気を付けてほしい。そのせいで色々と考えすぎちゃう人がいるんだから……
「100点」
「100点」
「100那由他~!」
まぁ結果的に審査員の3人から満点を取れたからいいのかもしれないけど……
「折角だから未唯もやってみてよ」
「私!?」
「あ、ちょっと見てみたいかも」
「そうね。未唯ちゃんの可愛いを見てみたいわね」
「ぽむお姉ちゃんに果林さんまで!?うぅ……」
可愛い……可愛いって何をすれば…………かすみちゃんみたいにやる?でもあれは可愛いかすみちゃんがやるからこそ、その可愛さが出るから…………私にとって可愛いっていうと…………ぽむお姉ちゃん?でも私にはレベルが高すぎるし……そうだ!シニエみたいに……
「それじゃ未唯!どうぞ!」
私は意を決して手で猫の耳を作り……
「にゃ……にゃー、みいにゃだにゃん/////」
『………………』
無反応!?いや、それはそれで悲しいんだけど!?
「120点」
「120点」
「120点」
「120点ね」
「120点」
「120点」
「「12不可思議!!」」
何かお姉ちゃんたちの点数の付け方がおかしいよ!
ゆうぽむは未唯に対してあまあまです
感想待ってます!