虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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最近ガチャ引く度にエマちゃんのRを見ると……でかいなと思ってしまう


11 エマと果林の気持ち

エマさんのイメージに合うものはなにかと言う話になり、折角だから衣装から何かアイデアもらえないかと言うことで、エマさんは果林さんに相談し、服飾同好会に訪れた私たち

 

「わぁー」

 

部室には沢山の衣装が並んでいた。どれも可愛い

 

「本当にありがとうございます!」

 

「い、いえ」

 

「さすが果林ちゃん。こんな同好会にツテがあるなんて」

 

「たまたまクラスに部員の子がいただけよ」

 

果林さんって何だかんだ言って協力的だな~

 

それからエマさんはメイド服を着たり、浴衣を着たり、チアガールの服を着たり、くまの着ぐるみを着たりしていた。いや、着ぐるみなんてあるんだ……侑お姉ちゃん、癒されるって言って抱きついてるし…………

 

そんな光景を見ていると、私はある衣装に目を奪われた。

 

「これ……」

 

真っ白な衣装……凄く可愛い……

 

「未唯ちゃん、どうしたの?」

 

「あ、ううん、何でもないよ」

 

ぽむお姉ちゃんに声をかけられて咄嗟にそう言う私……あの衣装……着てみたいな……

 

「もしかしてこれ着てみてみたいの?」

 

「えっと……うん」

 

「それじゃ着てみよう」

 

ぽむお姉ちゃんに言われるまま、私は試着室に入り、衣装を着ることに……

 

『ねぇこっちはどうかしら?エマに似合うと思うんだけど』

 

『お、さすが現役モデル!センスいい!』

 

『ねぇエマさん!次の衣装に着替える前に一緒に写真撮らせて!』

 

『もちろん』

 

着替えながら外から聞こえる話を聞いていた。何とか着替え終えて、みんなの前に出ると……

 

「ど、どうかな?」

 

「未唯、凄く似合うよ」

 

「うん、未唯ちゃんの衣装、これにしてもいいくらいだね」

 

お姉ちゃんたちが凄く絶賛してくれている。

 

「確かにみー子はこういう衣装が似合うよね」

 

「未唯さんにぴったりですね」

 

「可愛い」

 

かすみちゃん、しずくちゃん、璃奈ちゃんも褒めてくれて、

 

「未唯さんのイメージに合いますね」

 

「なんと言うかこれで完成って感じだよね」

 

「未唯ちゃん似合う~」

 

「本当に可愛い」

 

せつ菜さん、愛さん、彼方さん、エマさんもそう言ってくれた。

 

「あ、ありがとうございます」

 

それからみんなで衣装を着た私とエマさん(くまの着ぐるみ)で写真を撮っていると、果林さんは混ざらずに部室から出ていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、私は用事があるからみんなには先に帰ると伝えて、用事を済ませる私……

 

「時間余った……」

 

今から学校に戻るべきかと悩んでいると、エマさんと果林さんの二人を発見した。あれ?二人とも何してるんだろう?

 

何だか声をかけにくいし、ちょっと物陰に隠れながら様子をうかがっていると、エマさんは一枚の紙を果林さんに見せていた。

 

『これ果林ちゃんのでしょ?貰った雑誌に挟まってたの。それってほんとの気持ち?一番興味があるのがスクールアイドルって……どうして言ってくれなかったの?私には興味のないフリをしてずっと自分の心をしまい込んで…前に言ったの覚えてる?私見てくれた人の心をぽかぽかにするアイドルになりたいって……でも私は一番近くにいる果林ちゃんの心も温めてあげられてなかった。そんな私が誰かの心を変えるなんて無理なのかもしれないけど』

 

『エマ……』

 

エマさん……

 

『果林ちゃんの笑顔久しぶりに見たよ!私もっと果林ちゃんに笑ってて欲しい!もっともっと果林ちゃんのこと知りたい!』

 

『エマのために同好会のこと手伝うようになって。そしたら楽しかった。みんなで1つのことに向かって悩んだり 言い合いしたり 笑ったり。くだらないと思ってずっと遠ざけてきたことが全部楽しかった。でも私は、朝香果林はそんなキャラじゃない。クールで格好付けて大人ぶって。それが私なの……なのに今さら…』

 

どうしよう……そんなことないって、出ていきたいけど……隠れて聞いてたことがバレて怒られないか心配しちゃう。

 

『分かったでしょ。悪かったのは私。エマのせいじゃない。エマならきっとみんなの心を…』

 

エマさんはまだ一歩踏み出せない果林さんを後ろから抱き締めた。

 

『いいんだよ果林ちゃん。どんな果林ちゃんでも笑顔でいられればそれが一番だよ。だからきっと大丈夫……もっと果林ちゃんの気持ち聞かせて!私に!』

 

エマさんの想い……きっと……届くはず。私はそう信じてその場をあとにするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日、果林さんはエマさんに背中を押されて、スクールアイドル同好会に入部するのであった。

 

みんな歓迎していると、エマさんは私にそっと耳打ちをしてくれた。

 

「昨日は心配して見てくれてたんだよね。ありがとう」

 

「えっ!?あの、気付いていたんですか?」

 

「うん、果林ちゃんは分からないけど…………」

 

バレてたんだ…………私は謝るとエマさんは……

 

「未唯ちゃんはみんなの事を見守る優しい子だよね」

 

「えっと……そうかな?」

 

「そうだよ~もしかして侑ちゃんと歩夢ちゃんの二人と一緒にいた影響で?」

 

「えっと……そうなのかな?私的には喧嘩とかしてほしくないと言うか……このみんなが仲がいい空気を壊したくない……って思って……」

 

「本当に……優しいね」

 

エマさんは私をぎゅっと抱き締めた。うぅ、本当に抱き締められると気持ちがぽかぽかしちゃう…………




次回!璃奈ちゃん回!と思いましたが、オリストやります!
オリストと言うより外伝です。あの子と未唯ちゃんの話です

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