虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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やはりにじよんはいいな


04 果林さんの夢

ある日の事、私、栞子ちゃん、果林さんの3人で部室でのんびりしていた。

果林さんはファッション雑誌を読み、栞子ちゃんはお茶を飲み、私はホットミルクを飲んでいた。やっぱりホットミルクは美味しいな~

 

「果林さんは将来モデルを目指しているんですよね?」

 

「えぇそうよ。そのために故郷を離れてここまで来たの」

 

栞子ちゃんが急にそんなことを聞いていた。そういえば果林さんの話を聞けるのは結構珍しいかも

 

「あら~もしかして栞子ちゃんもモデルに興味ある?」

 

「いえそうではなくて」

 

果林さん……栞子ちゃんの頬をプニプニしてるけどちょっと羨ましい……

 

「生徒会長として生徒の皆さんの相談にも乗ってあげられたらと思いまして、果林さんのお話をお聞きしたいです」

 

「それじゃあ特別に3人に色々と教えてア・ゲ・ル」

 

「はい。よろしくお願いします」

 

「栞子ちゃんって真っ直ぐすぎてからかい甲斐がないわね…」

 

「栞子ちゃん、真面目と言うかいい子と言うか……」

 

「え?」

 

「そうね。参考になるかは分からないけど……島で暮らしていた頃は結構やんちゃで活発な子だったわ」

 

果林さんはスマホから昔の自分の写真を見せてきた。何だか今と全然違う

 

「これが果林さん…」

 

何だか写真の果林さんだと、あまり今の果林さんになるとは思えない……

 

「毎日海で遊んだり島中を駆け回ってた。意外でしょ?」

 

「今の果林さんからは想像できないです」

 

「なんと言うか……そのまま成長したら凄い人になってた感じに……」

 

「そんな私だったけどファッション雑誌を読むのが好きでモデルさんに憧れては都会のキラキラした世界を夢見てたわ。それであるとき鏡を見て思ったの」

 

「「ん?」」

 

「私もなかなか美しいじゃないってね」

 

わー凄い自信……と言うか……

『お~っ!』

 

「なんかいつの間にか聴衆増えてない?」

 

いつの間に侑お姉ちゃんとしずくちゃんが来ていた。本当にいつの間に……

 

「まぁ結局都会で暮らすカッコいいお姉さんに憧れたっていうだけの話なんだけどね。それで島を飛び出しちゃったってわけ」

 

「都会で暮らすカッコいいお姉さん…ではその夢はきちんと叶えたんですね。素晴らしいです」

 

「あっ……」

 

確かにちゃんと夢を叶えたって言うのは凄いと思う。果林さんの凄いところを見つけたかもしれないな

 

 

「そうかもしれないわね。それに今はスクールアイドルっていう新しい夢も見つけたから忙しくなっちゃったわ。だけどこの先どんな夢だって叶えてみせるわよ」

 

「素敵です果林さん!私も女優になれるように頑張らなくては!」

 

「私も作曲の道に!」

 

「未唯ちゃんはないのかしら?そういう夢?」

 

「私は……誰かの夢のきっかけになれる人になれたらなって思います」

 

「未唯さん、素晴らしいです」

 

「ふふ、本当に未唯ちゃんは……」

 

「果林さん、今のお話をぜひ全校集会で!」

 

「ふふ、これはここだけの秘密よ。前半が恥ずかしいから」

 

「この同好会の皆さんと同じように生徒の皆さんもやりたいことは一人一人バラバラで……だけど情熱は誰もが持っていて、その背中をそっと押してあげられたら、夢を追いかけている人を応援できたら……私は生徒会長として、スクールアイドルとしてそんな人間になりたいです。私の背中を押してくれた同好会の皆さんのように」

 

栞子ちゃん……その言葉……そっか……そうだよね

 

「それじゃあ私はそんな栞子ちゃんを応援するね!」

 

「いえ私も侑さんを応援します」

 

「いやいや私が…」

 

「負けませんよ」

 

「私だって負けないよ」

 

「この2人もある意味 仲間でライバルね」

 

「そうですね」

 

「因みに未唯ちゃんの夢は……栞子ちゃんと一緒に叶えるのかしら?」

 

「え、えっと///」

 

「未唯さんの夢ですか?そうですね!私でよければ一緒に!」

 

「う、うん///」

 

あれ?最終的に私が何だか恥ずかしくなったような……




基本的に未唯が栞子を照れさせるが、たまに栞子が未唯を照れさせるのも……
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