虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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ゆうぽむ回は神回!


11 幼馴染三人

「ワンツースリーフォー、ワンツー…」

 

私と侑お姉ちゃんとランジュさんは練習をしているぽむお姉ちゃんの所に来ていた。理由としてはあるお誘いをするからだ。

 

「歩夢!歩夢!今度ジョイポリに新しいアトラクションができるんだって!」

 

「へぇー!そうなんだ!」

 

「次の休みの日 遊びに行きましょ。ランジュも行くわよ」

 

「他のみんなもオッケーだって。歩夢も行くでしょ?」

 

ぽむお姉ちゃんも参加すると思っていた。ぽむお姉ちゃんの場合、こういったお誘いに関しては断ったりすることないだろうなと……だけど……

 

「あっ……う~ん…」

 

「ん?」

 

「ごめんね。今はライブに向けてもっと練習しておきたいから」

 

「そっか……」

 

侑お姉ちゃんはぽむお姉ちゃんの足元を見ていた。私も見てみるとぽむお姉ちゃんの靴はボロボロになっていた。ぽむお姉ちゃん、こんなになるほど練習を毎日頑張ってたんだ。

 

「そっか!」

 

「ねぇ、私もライブ近いから付き合っていい?」

 

「うん、いいよ!」

 

侑お姉ちゃんと私はつい嬉しくなり、ランジュさんはそんな私たちを見て不思議そうな顔をしていた。

 

 

 

 

 

侑side

 

歩夢と未唯の二人が並んで練習をしている。そんな二人の姿を栞子ちゃんと見ていた。

 

「歩夢さん最近特に練習頑張っていますね。それに未唯さんも何だか楽しそうに練習してます」

 

「うん。今回のライブも気合い入ってるみたい。未唯もそれを見て気合いが入ってるのかも」

 

「それは楽しみですね」

 

「うん!」

 

「歩夢が頑張ってる姿、つい見入っちゃうんだよね。前に向かって進んでるんだなって、幼馴染としてすっごく嬉しいし誇らしく思うよ」

 

「その気持ちは分かります。私にも誇れる幼馴染がいますから。置いていかれないようにするのが大変です」

 

「あのランジュちゃんだもんね」

 

「はい。あのランジュですから目が離せません………………しっかり見てないとどこで何をしでかすか分からないですからね」

 

「そういう意味でなんだ…」

 

栞子ちゃん、何だかランジュちゃんの行動に対してため息をついてた。まぁランジュちゃんは……色々と楽しんじゃうからね……

 

「そういえば未唯さんは?」

 

「未唯?」

 

「侑、さっきは歩夢さんが頑張っているのを誇らしいと言ってましたが、未唯さんは?」

 

「未唯はね……」

 

私は未唯のことを見つめ、つい顔が緩んだ。

 

「秘密かな。ただ言えることは……栞子ちゃん、未唯の隣にいてあげてね」

 

「はぁ……分かりました」

 

 

 

 

 

 

夕方になっても、二人の練習は続いていた。すると歩夢が私の姿に気がつき……

 

「な、何?侑ちゃんなんか今日ずっとこっち見てない?」

 

「えへへっ」

 

「それに私も練習に参加してからもずっとニコニコしてたし」

 

「何でもないよ。歩夢の顔を見てただけ、未唯は頑張ってる姿が嬉しくなってね」

 

「もう、恥ずかしいよぉ…そんなの見慣れてるでしょ?」

 

「そのはずなんだけどね」

 

すると未唯は何かを察知したのか。飲み物を買ってくると言って離れた。

 

「スクールアイドルをやってるときの歩夢って私の知らない顔をするんだよ。歩夢ってこんな表情できるんだなって初めて気がつくんだ。だから新鮮だよ。ついつい見つめちゃう」

 

歩夢は嬉しそうにしながらも呆れた顔をしていた。

 

「またそういうこと言って」

 

「えへっ」

 

「もう、私先に行くからね。置いてっちゃうよ?」

 

「待ってよ歩夢~。一緒に帰ろうよ~」

 

「侑ちゃんが変なことを言うからだよ~」

 

「えぇ~思ってたこと言っただけなのに」

 

「だって急に言われたらビックリするもん」

 

「侑お姉ちゃん~ぽむお姉ちゃん~さっきかすみちゃんから近くのお店、今日クレープが半額なんだって~食べに行こう~」

 

「はーい」

 

「えへへ」

 

(それに最近は正面からよりも横顔を見ることが増えたなって。それが嬉しいんだ。そして未唯は……昔から私たちの後ろをついて歩いていたのが、今はこうして前を歩いているのを歩夢と二人で見ているのが嬉しいんだよね)




今回は未唯視点よりも侑視点の方が書きやすい!
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