虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
苺side
未唯姉に頼まれて、アイラちゃんの校外学習の案内を頼まれた私。
頼まれた以上は頑張るつもりだけど……
「高柳苺です……よろしく……」
「アイラです。えっと、苺は何でかすみの後ろに?」
「まい子は人見知りだからね~初めて会ったときもこんな感じだったよ」
「あの未唯さんの妹なのに、ここまで警戒心が強いなんてね」
「未唯姉は警戒しつつ、親しくなろうとしてるから……」
「まぁ苺ちゃんも慣れたら人懐っこい感じになるから大丈夫よ」
「……果林さん。苺さん、余計警戒してます」
「あら?まだ慣れないのね」
「年上だからなのカナ?」
「別にそう言う訳じゃ……」
年上でも彼方さんやエマさんは平気だけど、果林さんはなんと言うか大人な雰囲気だから緊張しちゃうと言うかなんと言うか……
「そういえば苺さんはスクールアイドルの方は順調なのですか?」
「うん、始めたばかりだけど、私なりに頑張ってるよ」
「前に未唯さんから動画を見せられたけど、けっこう頑張ってるみたいだね」
「聞いたことありマス!東雲の黒天使!東京予選でデビューした際、注目度ナンバーワンだって」
「えっと……その///ほら、今日は原宿の案内ですよね!何で原宿なんですか?」
これ以上聞かれると私が恥ずかしくなってしまうから、話を変えないと……
「ここなら流行の最先端が分かるからね。色んなところを案内するわ」
「かすみん、パンケーキ食べたいです!」
「かすみさん、ダメですよ。これはあくまで学習の一環なんですから」
「でもランジュ先輩達は屋形船で美味しいものを食べたって言ってたよ」
「だからランジュには後で反省文を書いてもらいます」
ランジュさん、なんと言うか自業自得なのだけど、ドンマイ
「そういえば皆さん、ここにいて大丈夫なんデスか?こんな人が多いところにいたら、注目が……」
「アイラちゃん、大丈夫よ。案外気付かれないものだから」
「そうそう、こーんなに可愛いかすみんがここにいても誰も……」
気付かれないと思っていたら、通り掛かった子が果林さんに気がつき、話しかけてきた。まぁ果林さんはモデルをやっているから気づかれてもと思っていたら、かすみちゃんやミアちゃんの所にもファンの子が寄ってきた。私と栞子ちゃんはアイラちゃんを連れてみんなから離れたところに避難した
「す、凄い……あっという間に人が集まった」
「そうですね。苺さんは別のところに行った方が……」
「私の場合は何故かファンの子に恥ずかしがり屋なことを知られてるから……あまり声をかけてきたりは……」
「あの、三船栞子ちゃんだよね」
「え、あ、はい」
「そちらは高柳苺さんですよね?」
そんな話をしていたら普通に声をかけられてしまった。栞子ちゃんは応援してますと言う声に対して、丁寧にお礼を言うが固すぎるためか一瞬変な空気になり、栞子ちゃんもその事を気にしている感じだった。
未唯side
アイラちゃんの校外学習も終わり、みんなでカフェに集まった。因みに苺ちゃんは練習に合流すると学校に戻っていった。
「どうだった?アイラちゃん」
「こんなにもスクールアイドルについて知れて良かった」
「最終日にはミニライブしよう!」
「それなら残りの日程は練習ね」
「ランジュは反省文を忘れないように」
「なんでよ~」
みんなが楽しそうに話しているとき、苺ちゃんから電話がかかってきた。私は席を離れて出ると……
『栞子ちゃんのことなんだけど』
「もしかしてファンたちとの対応について?」
『未唯姉、気づいてたの?』
「うん、その事で悩んでて、前に自分にはスクールアイドルの適正がないって話してた」
『そうなんだ……未唯姉が気づいてるなら大丈夫かな?ちゃんと力になってあげるように』
「苺ちゃん、スクールアイドルになってから変わったね~」
『こうみえて成長してるからね!』
電話を切り、さてさて栞子ちゃんの事も気になるけど……アイラちゃんも少し気になるんだよね
感想待ってます!