虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
『未唯、今日遊べる?』侑
『ごめん、今日は無理~』未唯
『何か用事?』侑
『今日はデートなの』未唯
『デートか~え?』侑
侑side
「と言うわけで…………未唯のデートを見守ろうと思うの」
「ねぇ、侑ちゃん……本当にデートなの?」
「未唯がそう言ってたから!幼馴染みとして見守らないと!」
「もう~侑ちゃん、未唯ちゃんの事になると……」
「歩夢?大丈夫!歩夢の時は全力で相手を見極めるから!」
「も、 もう」
と言う訳で未唯の後を付けていくことに、それにしても未唯の服……凄いオシャレ……一体相手は誰なんだろう?
「あ、お待たせ~」
未唯が嬉しそうにしながら駆け寄った相手は…………
未唯side
「待った?栞子ちゃん」
「い、いえ、そんなには……」
「わぁ~栞子ちゃんの服、すごくかわいいね」
「あ、ありがとうございます…」
「それで行く場所の事なんだけど…本当にいいの?」
「はい」
今日は栞子ちゃんが行きたいところに行くのではなく、私が行きたいところに連れていって欲しいって話だった。
そもそも今回のお出掛けは栞子ちゃんともっと仲良くなりたいって言う話から始まったものだった。
「それじゃ映画見に行こう!!」
「はい」
私は栞子ちゃんの手を握りながら映画館へと向かうのであった。
侑side
「映画みるんだね」
「二人は何をみるんだろう?」
「う~ん、ここからじゃよく見えないから……歩夢は何を見たい?」
「えっ?私?その…この恋愛映画かな?」
「それじゃ見よう!」
「えっ?未唯ちゃんが見るものじゃないの?」
「何見るか分からないし、折角だから歩夢が見たいものがいいかなって」
「ゆ、侑ちゃん///」
未唯side
私たちが見ようとしている映画は日曜の朝にやっているアニメの劇場版。前にせつ菜さんにお勧めされて見てみたら、すごく面白かったんだよね
「その…初めて見る作品なので私にも分かりますか?」
「始まる前に簡単に説明するね」
ワクワクしながら、劇場へと入る私たちであった。
侑side
「けっこう面白かったね」
「う、うん……」
映画を見終わると歩夢は泣いていた。本当に泣くほど良かったんだね
「幼馴染みが大好きな人の事諦めちゃうなんて…………うぅ」
「よしよし、そこのベンチで少し落ち着こうね」
「うんうん」
歩夢の頭を撫でる私だけど、何か忘れていたような…………
「あれ?侑おねえちゃんとぽむおねえ……」
「歩夢さん、どうして泣いて……」
あ、後をつけてたの忘れてた。
未唯side
何故かベンチに座っているお姉ちゃんたちを見つけて、話を聞くとどうにも私が誰とデートするのか気になって後をつけていたみたいだった。ぽむお姉ちゃんが泣いていたのは見た映画に感動したとの事らしい
「もう私に恋人はいないよ~出来たらちゃんと言うもん」
「あはは、そうなんだ」
「歩夢さん、落ち着きました?」
「うん、ありがとうね……栞子ちゃんたちは何を見てたの?」
「私たちはアニメ映画だよ」
「子供向けと思っていましたが……奥が深いですね。テレビシリーズ見てみたいです」
「それなら私、Blu-ray持ってるから今度貸すね」
「いいんですか?」
「だって友達だもん。そういう風に貸し借りとかしてみたいよね」
「は、はい」
顔赤らめてるけど、栞子ちゃん嬉しそうだな~
「それじゃ次は……四人でどこか行く?」
「うん、次は私のお勧めの場所に連れてくよ」
「それじゃその次は私のお勧めの場所を」
こうして夕方まで四人でお出掛けを楽しむのであった。
次回は外伝ではなく、普通にオリストに入ります
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