虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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04 愛さんと遊ぼう

未唯side

 

ある日の事、私と栞子ちゃんは生徒会の仕事をしていると愛さんが訪ねてきた。何かあったのかな?と思っていると……

 

「ねえねえ、しおってぃー、みーちゃん遊びに行こうよ!しおってぃー、みーちゃんてば」

 

「ですから、生徒会の仕事を片付けなければいけないので」

 

「今回、凄く仕事多いから……」

 

と言うか愛さん、栞子ちゃんのほっぺプニプニしてるけど……ちょっと羨ましい

 

「それと机から降りてください」

 

「ごめんごめん。ほっと」

 

愛さんは机から降りるけど、愛さんって本当に真面目なのか不真面目なのかいまいち分からないところがあるな~

 

「まぁまぁ、後で手伝うからさ。三人で遊べば三倍楽しいし、三人で仕事すれば三倍早く終わるでしょ。そっちの方が効率的じゃない」

 

「そう言われると説得力があるような」

 

栞子ちゃん、気付いて……後でやればって言ってることに……

 

「でしょ!間違いないよ!じゃあ行こう!服とか雑貨とか見たいし、カラオケでもいいよね」

 

愛さんはそう言って栞子ちゃんの背中を押しながら連れていくのであった。やれやれ、私も行かないとダメだよね

 

 

 

 

 

暫く歩いていると栞子ちゃんは何か考え事をしていた

 

「ん、どうしたのしおってぃー」

 

「いえ、この感じ愛さんって私の姉に似てるなって思いまして」

 

「ああ、薫子先生ね、愛さん大好きだよ!面白いし、ノリがいいし、生徒のみんなから超人気だよね」

 

「そうなのですか」

 

「めっちゃモテモテだよ。いつも周りに人が集まってるし、みんなニコニコで楽しそうだし、いい先生だよ」

 

確かに薫子先生って、よく他の生徒に囲まれているイメージがある……

 

「どうしたの。栞子ちゃん?何だか嬉しそうな顔してるけど」

 

「嬉しそうな顔してましたか?ただ……姉が昔言ってました。自分の力でみんなを笑顔にしたいと。こういう夢の叶え方もあるんですね」

 

「そうだね」

 

「ほらほら、二人とも早く早く」

 

愛さんもそう言うところが似てるのかも。

 

 

 

 

 

 

カラオケに着いた私たち。栞子ちゃんはと言うとまだ嬉しそうにしていた

 

「はい、一緒に歌お!ん?んーしおってぃー嬉しそう」

 

「いえ、別に」

 

「それじゃ三人で歌おう!」

 

「そうですね。ほら、栞子ちゃん」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

カラオケの次に訪れたのは雑貨屋だった。愛さんは栞子ちゃんに髪飾りをつけた

 

「似合う似合う」

 

「そうですか」

 

「みーちゃんにはこっちのピンクを」

 

「えっと……何だか恥ずかしい」

 

「ですが次のお小遣いの日まで我慢しようと思います」

 

栞子ちゃんはそう言って髪飾りを元の場所に戻した。私は買おうと思ったけど……持ち合わせ的には…………

 

「どったの?みーちゃん」

 

「ううん、なんでもない」

 

折角だから私は栞子ちゃんがつけていた髪飾りを買うことにした。

 

「というか、そろそろ帰りましょう」

 

「え?もうちょっと遊ぼうよ」

 

「ダメです、愛さん、お家の門限をしっかり守っているんでしょうね。この前も夜まで遊んでいたと聞きました。遊ぶことも大事ですが」

 

「ちゃんと遅くなる前に育帰ってるよ。愛さん、そんなに信用ないかな、この前姉ちゃんにも同じこと言われたし」

 

「でしたら、美里さんにも心配させないでください」

 

「はーい」

 

「行きますよ。おや?未唯さんは……」

 

「あ、うん、行くよ」

 

買ってたのバレてないみたい。良かった。

 

「ん……」

 

 

 

 

 

 

気がつくと既に夕暮れになっていた。そろそろ帰らないとだね

 

「それじゃあしおってぃー、みーちゃん、今日は付き合ってくれてありがとうね。明日は生徒会の仕事手伝うから」

 

「はい、また明日」

 

「あ、栞子ちゃん。帰る前に……」

 

私はこっそり買っておいた髪飾りを栞子ちゃんに送った

 

「これは……」

 

「その……喜んでくれるかなって」

 

「ありがとうございます。未唯さん」

 

「やるね~みーちゃん。そんなみーちゃんには私から」

 

そう言って愛さんは私にピンク色の髪飾りを送ってくれた

 

「今日のお礼、そのヘアピン、すっごく似合ってるよ」

 

「ありがとうございます。愛さん」

 

「えへへ、じゃあね」

 

愛さんはそう言って帰っていった。私と栞子ちゃんは……

 

「楽しかったね。今日は」

 

「はい、愛さんの新しい一面が知れましたね」

 

「そうだね」

 

たまにはこういう日も悪くないよね




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