虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
未唯side
ある日のこと、果林さんと一緒に歩いているとかすみちゃんが何だか見覚えのある場所でガラスを見つめていた。
「ん?あら、かすみちゃん」
「何か……既視感が……」
かすみちゃんは深呼吸をすると……
「えへ!きゃは!ぴょん!」
「うふふふ」
「かすみちゃん……」
何か……スクールアイドル始めた頃、ぽむお姉ちゃんが似たようなことをしてた気がするよ……
「果林先輩!みい子!」
「かすみちゃんこんなところでポージングの練習?」
「えっ、人違いですよ!かすみちゃんって誰のことですか?初耳です。さぞかし可愛い子なんでしょうね」
「かすかす」
「かすみんです!」
うん、あれで誤魔化せると思えたのが凄いよ。かすみちゃん
「白状しますよ特訓です。秘密の特訓」
「特訓?」
「秘密の特訓でいつの間にかレベルアップして、みんなをびっくりさせちゃおう作戦です。ニヒヒヒヒ」
「悪巧みみたいに言ってるけど、普通にまっとうな努力じゃない」
「あとその作戦名、何が異世界転生したら○○だった件みたいだよ」
「同好会には可愛いライバルがいっぱいいるから、絶対に負けたくないんですよ。だからいろんな作戦で対抗しなくちゃいけないんです。昔は一番になるためにライバル全員の靴にコッペパンを詰めちゃう作戦を考えてたこともありますし」
「その方法でどうやって一番になれるのかはわからないけど、でもさっきみたいに常に努力をしているかすみちゃん、私はかっこいいと思うわよ」
「えへへ、そうですか…あっ、かっこいいじゃなくて可愛い方がいいんですけど」
「頑張りたくなる気持ちもわかるわ。同好会のみんなが大好きだからこそ、負けたくないって思っちゃうのよね。未唯ちゃんもそう思うわよね?」
「ま、まぁ……そうですね」
私らしいスクールアイドルになれるように頑張ってるし……ね
「それなら一緒に練習しましょ」
「ボージングだったら私がいくらでも教えてあげるわよ」
「いいんですか」
「ええ、未唯ちゃんも付き合うわよね?」
「そうですね……良いですよ」
「にしし、これは好都合です。ん?」
果林さんは何かを企むかすみちゃんの肩に腕を回す……
「これぞ仲間は近くにおけ、ライバルはもっと近くに置け作戦よ。抜け駆けはさせないわ」
「作戦だったんですか」
その作戦名って流行ってるのかな?
「うふ」
部室にてかすみちゃんが侑お姉ちゃんの前で……セクシーポーズを見せていた
「どうですか?どうですか?これぞ果林先輩直伝の大人かわいいかすみんです」
侑お姉ちゃんはと言うと物凄い目を煌めかせていた。いや、ときめかせていた。
「これぞ普段可愛いかすみんがふと見せるセクシーな一面子のギャップにドキッとさせちゃおう作戦ですよ」
「おぉ~!素敵だよかすみちゃん」
「みい子は恥ずかしがって逃げ出しちゃったもんね~」
「だって……私にはセクシーは……ね」
「相変わらずだな~未唯は……それにしてもギャップか…ギャップといえば、この前の果林さん可愛かったですよ」
「へ?」
「あぁ……あの時の……」
私はかすみちゃんに説明した。この間部室でエマさんの隣で眠っていた果林さん。モデルのお仕事とかで忙しかったらしいけど……
そんなとき果林さんが起きて……寝ぼけながらエマさんの事をエママって言ったときの事を……すると果林さんは顔を真っ赤にさせていた
もう侑!それは忘れて!」
「えー、可愛かったのに」
「やっぱり果林先輩は手強いライバルです」
感想待ってます