虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
未唯side
ある日のこと、エマさんと璃奈ちゃんと一緒にベンチに座りながらのんびりしていると、はんぺんとシニエがやって来た
「どうしたのはんぺん?シニエ?」
「これはエマさんのお膝に乗りたいんだって」
「いいよおいで」
「シニエも私の膝に乗っていいよ」
はんぺんはエマさんの。シニエは私の膝に乗った
「璃奈ちゃんと未唯ちゃんは、はんぺんとシニエと気持ちがつながってるんだね」
「うん、はんぺんは言葉を話せないけど、気持ちを体で表現してる。みんなともつながろうとしてるんだ」
そう言って璃奈ちゃんはエマさんにすりすりしていた。多分だけどそれだけで伝わっているような……
「体で表現…すりすり。エマさん気持ち伝わる?」
「うん、私も璃奈ちゃん大好きだよ」
「うん」
「未唯ちゃんもやっていいよ~」
「えっと///すりすり」
結構これ、恥ずかしい///
「さっきみたいに体をすりすりしたり、喉をごろごろ鳴らしたり、じーっと見つめたり、はんぺんにはいろんな感情表現がある」
「そうなんだ」
「あとシニエは私が疲れてるときとかお腹見せたりするかな?吸って癒されてって……」
「羨ましい……」
「未唯ちゃん、シニエちゃんに愛されてるんだね~」
「そうかも」
もしシニエが話せるようになったら、色々と気持ちを伝えてきたりするのかもしれないけど……不安なのは話せるようになって普段通りに過ごせるか…………
気がつくとはんぺんとシニエがお腹を出して寝ていた。本当に安心してるんだね
「今の状態のはんぺんなら私にもわかるかも」
「あとは鼻をくっつけて挨拶したり」
「こう?」
「う、うん」
「未唯ちゃんも」
そう言ってエマさんが鼻をくっつけてきた。これは……なんというか凄く恥ずかしい///
「へへー、璃奈ちゃん、私の気持ちもわかる?」
「うん、わかる。ちょっとだけ恥ずかしいけど」
「未唯ちゃんは?」
「は、はい、分かります///」
「璃奈ちゃんすりすり、未唯ちゃんもすりすり」
何だか今日のエマさんはスキンシップが激しい///
するとはんぺんとシニエが起き出し、羨ましそうに見ていた
「三人だけでずるい。自分も仲間に入れてって」
「はははー」
「シニエは……吸っていいよって」
外で吸うのはちょっとあれだけど……シニエが求めているなら……
「おいしいはんぺん?」
はんぺんは今、ご飯を食べてるみたいだ。
「未唯ちゃんは大丈夫?」
「う、うん」
私はと言うとシニエを顔に乗せているけど、これ首が……
「はんぺんって白くてかわいくて、故郷のネェーベちゃんを思い出すな」
「私あってみたいな。はんぺんも会いたいって」
「それじゃいいこと教えちゃおうかな~ごっつん」
何かおでこをぶつける音がなんなんだろう?
「あ」
「ヤギは頭突きでコミュニケーションを取るんだよ」
「そうなんだ、びっくりしたけど面白い方法だね」
「未唯ちゃんにも……無理そうだね」
うん、何かシニエが落ち着いちゃって寝てるかも……
暫く二人がヤギの挨拶をしていると……
「うええええ?!」
何か侑お姉ちゃんの悲鳴が聞こえた
「ごっつんグリグリごっつんグリグリ」
「喧嘩はやめてえええ、それに未唯が何か取り付かれてる!?」
何か誤解してるけど……説明しないと……
「ヤギの真似かよかった」
「びっくりさせてごめんね」
翌日、璃奈ちゃんが愛さんにすり寄っていた
「ん?」
「スリスリ」
「どうしたのりなりー」
「果林ちゃん」
「ん?どうしたの」
エマさんは果林さんに鼻を当てている
「エマ?!そんな急に」
更に二人は多分だけどじっと見つめてもいる
「えっとなにこれ」
「はんぺん&ネェーベ式コミュニケーションが二人の中で流行ってるんだって」
「おぉ!愛さんもやりたい!」
それから愛さんも交ざるのであった
「それにしても未唯は……それ何されてるの?」
「何かシニエが変なことを覚えて……私の顔に乗るようになった」
「なんというか……知らない人が見たら驚くわよ……」
あとでシニエに注意しないと……
フェイスハガーって知ってる人はいるのか?
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