虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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今回の話もかなり悩んだ


10 コンクールの緊張

今日はピアノのコンクール。今弾いているのはミアさん。流石は音楽一家……って言いたいけどこれはミアさんの努力の賜物……凄く綺麗な演奏だった

 

「ミアちゃん、すごーい」

 

「さすがだね」

 

「はっ当然さ」

 

「凄いです!ミアさん」

 

「Thank You。それにしてもまさか苺さんまで参加してるなんてね」

 

「あはは……さん付けはいいのに」

 

ミアさん、年下だけど学年は上だから別にさんを付けなくても……

 

「何というか……未唯さんのことを思うと……さん付けしないと怒られそうというか……」

 

「未唯姉はそんなことで怒らないと思うけど……」

 

「まぁそれは置いといて……苺さんもピアノをやってるなんてね」

 

「その……マネージャーやっていた時に色々と出来るようにって思って……少しずつ練習してて……」

 

その時に先生にコンクールに出てみないかって言われたんだよね……

 

「あっ、ミアちゃん」

 

すると侑姉が拍手しながらミアさんを出迎えた

 

「ベイビーちゃんも聞いてた。僕にかかればこんなもんだよ」

 

「お疲れ様。感動して震えが止まらないよ」

 

そう言う侑姉だけど……侑姉……それ感動して震えてるんじゃなくて緊張して震えてるんじゃ……

 

「侑?変な汗出てるけど大丈夫?」

 

「大丈夫、そろそろ私の番だなっ…て大きな会場で演奏するなんて緊張する」

 

「侑姉、落ち着いて……」

 

「そうだよ!練習通りやればいいだけだよ。ただの実技試験だろ。ていうか、今までもいろんな試験のたびに僕に泣きついてきて、こんなところで低評価なんて受けたら許さないからな」

 

「プレッシャーかけないでよ」

 

「ああ…だいたい同好会のステージで演奏したこともあったじゃないか。あの時と同じ気持ちでやればいいんだよ」

 

「でもあの時はみんながいたから、みんなと一緒のステージだったから」

 

「やれやれ」

 

ミアさんはそっと侑姉の耳にイヤホンを入れた。

 

「これはみんなの歌声」

 

 

 

「同好会のみんなだって、最初にたった一人でステージに出た時は緊張して、きっと今のベイビーちゃんと同じ気持ちだったはずさ。僕だってそうだったし、

まぁランジュとか愛あたりは緊張なんてしないかもだけど…とにかくベイビーちゃんはその背中を何度も押してきたんだ。えっと、その、つまり……侑なら大丈夫だってこと」

 

ミアさんの言葉で侑姉の不安な表情が消え、明るくなった。

 

「ありがとう、ミアちゃんもう大丈夫。私は一人でも一人じゃない」

 

「侑姉……良かったね。緊張解けて」

 

「えへへ、苺もありがとうね」

 

「わ、私は対したことは……」

 

「苺がいると何だか未唯がいるように安心出来るんだ~」

 

「そうなの?」

 

「うん、歩夢とは違う安心感があるというか何というか……」

 

「高咲さん準備お願いします」

 

「はい」

 

侑姉の番になり、侑姉はステージに向かう

 

「ありがとう二人とも、行ってくるね」

 

侑姉の演奏は凄く心が温かくなる……そんな演奏だった。私も頑張らないと!

 

「未唯さんもきっと応援してるからさ、苺さんも頑張りなよ」

 

「ミアさん……未唯姉の場合……応援が凄いと思うというか……」

 

「どういうこと?」

 

「未唯姉は……みんなの事を大切な存在だと思ってるけど、一番は多分……」

 

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

ミアちゃんも侑お姉ちゃんも演奏良かったけど……苺の演奏は私的には凄く心に響いた。

 

「ねぇ~歩夢ちゃん」

 

「彼方さん?」

 

「今日の未唯ちゃんの格好……何だかスクールアイドルを応援してる時のせつ菜ちゃんみたいだよ」

 

「えっと……何というか……未唯ちゃんは苺ちゃんの一番のファンだから」




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