虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
未唯side
ある日の同好会。みんなそれぞれ話していた。
「それでね、新しい衣装のことで聞きたいことが」
「次の演出プラン確認してほしい」
「スケジュールどんな感じだっけ」
「新しい筋トレメニュー考えたわ」
「栞子ちゃん、白翡翠の練習時間だけど……」
「ランジュと調整をして連絡します」
そんな感じで話しているとぽむお姉ちゃんのスマホにメッセージが届いた
「あ!ペネロペちゃんからメールだ」
ペネロペちゃんって、確かアイラちゃんの友達の……
「アイラちゃん向こうで練習頑張ってるみたい」
「そうなんですね」
「また新しいライバルが増えちゃいましたね」
「いいことじゃない」
アイラさんもこっちに来たときに色々と悩んでたけど、今は頑張ってるみたいで良かった。
「アイラッチに負けないように愛さんたちも頑張ろう」
「えぇ、頑張りましょう」
「二人に会いたいね」
みんながアイラさんに負けじと頑張ると言う中、侑お姉ちゃんだけは難しい顔をしていた
「ん」
「ベイビーちゃんどう?新曲作業進んでる?」
「え?ああ…うん」
お姉ちゃんの様子に気がついたミアちゃんが声をかけていた
「どうしたのさ」
「うん、なんか最近変な感じがするんだ……こうやってみんなが頑張ってる姿が嬉しくて私も頑張ろうって思うんだけど、でもそれだけじゃなくて……なんかこう、胸の奥がむすむずって今までと違う感情が増えたっていうか……うーん」
侑お姉ちゃんはツインテールをパタパタさせている。たまに思うけど、そのツインテール、どうやってるんだろう?
「ゆうゆってば、ほんと面白いんだから」
「えー何?」
「侑、それって負けたくないっていう気持ちじゃない」
「かすみんはいっつも思っちゃいます」
「同好会の皆さん素敵ですからね」
「うんうん、侑ちゃんもたくさんの人にときめきを与えているっていう意味では、スクールアイドルだもんね」
「そうそう、私たちと同じだよ」
「うん。璃奈ちゃんボード、ライバル」
「侑先輩その気持ち、私もよくわかります」
「このランジュがライバルと認めてあげるわよ」
「表現の方法は侑さんも私たちも全員違いますが、大好きを届けたいという思いは同じはずです」
「私、侑ちゃんにも負けないよ」
「侑お姉ちゃんは気付いてなかったけど、ずっと前から侑お姉ちゃんもみんなと同じだったんだよ」
侑お姉ちゃんの場合はときめきが最重要だから気づけなかったかもしれない
「Friends but rivals、仲間だけどライバル。まあ、侑もその一人ってことさ」
「そっか……これまではみんなの背中を見て、応援したりサポートしたりそれでよかったけど、今はもうそれだけじゃないんだ。私もみんなに負けないくらい頑張りたい。みんなに負けないくらい、夢を追いかけていきたい。私もみんなに負けないよ!」
侑お姉ちゃんの悩みも解決したみたいで凄くいい笑顔だった。私も……みんなに負けないように頑張らないと……
「未唯さんも凄く気合いが入りましたね」
「そう?」
「はい、未唯さんの夢……頑張っているからこそ叶いますよ」
「うん!」
私の夢……誰かに夢を与えられるスクールアイドルになる!その為にも頑張らないとね!
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