虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
01 スクールアイドルグランプリ開催!
未唯Side
冬とは思えない暖かな気温、そして青空。私、高柳未唯はぽむお姉ちゃん、ランジュさん、彼方さん、エマさん、しずくちゃん、かすみちゃんと一緒にあるホテルの室内プールにいた
「歩夢ー!いくわよー!」
「いいよー!ランジュちゃーん!」
ランジュさんは勢いよく放ったビーチボール。ぽむお姉ちゃんは何とか受け止めようとするが、勢いが強く無理みたいで、そのまま水の中に……しかもその反動で浮き輪に乗っていたかすみちゃんも水の中に……
プールの中にいたしずくちゃんは普通に泳いでいた。
「彼方さーん!エマさーん!一緒に泳ぎませんかー?」
「後でね~」
「本当に素敵なところだね~」
「そうだね~流石沖縄だね~」
そう私達は今、沖縄に来ていた。因みにもう一人ゲストもいる
「未唯お姉ちゃん!見てて!水の上を歩くから」
「しあちゃん、無理しないの」
歳の離れた妹、しあちゃんも沖縄に来ていた。どうして私達が沖縄にいるかというと……
「あ!みなさーん!そろそろですよー」
「もうそんな時間?」
「いよいよね!」
「かすみさん、専用のアプリを起動すればどこでもライブして良いんだよね?」
「え?そうだけど……」
「だったら…」
しずくちゃんはプールサイドでアプリを起動し……
「先手必勝!ここで始めます!」
早速ライブを始めるしずくちゃん。凄いな……プールサイドという足を滑りやすい場所であんな風に踊りきるなんて……
「スクールアイドルグランプリ!開幕です!」
しずくちゃんのライブを見て、みんな拍手を送っていた。
「抜け駆けされた……」
「投票お願いします!桜坂しずくでした!」
「アプリ内のコメントも凄いことになってる」
「流石しずくね」
「私達も負けてられません!頑張るぞー!」
『おー!』
みんな気合が入る中…私は……
「未唯お姉ちゃんはやらないの?」
「うーん、色々と合ってね」
本当に色々とあるんだよね……うん
それはアイラさんが帰国してから少し経ったある日のこと……
『スクールアイドルグランプリ!?』
「はい!今もっとも推せるスクールアイドルを選ぶ。一大イベントです!」
虹ヶ咲に届いた一通の手紙。それはスクールアイドルグランプリ開催のお知らせと招待状だった。
「何それ!面白そう!」
「ライブ配信に特化した新作アプリが今度リリースされるらしく、そのプロモーションも兼ねて開催されるそうです!ホームページももうありますよ!」
「わぁ、どんなイベントなの?」
「開催場所はいくつかあるみたいですが、参加者は決められた期間内に特定の地域でアプリを通じてアピール活動を行い、ファンからの投票で順位を競う……というものみたいですね」
「ねぇ、参加条件はソロのみって書いてあるけど?」
「えぇ、学校事ではなく、個人単位で自由にエントリー出来るみたいです」
「私達にぴったりのイベントじゃないですか!」
「それで虹ヶ咲にも招待状がきたんだ」
「ソロでいいなら、私達みんなで出られるね~」
「しかも!優勝特典はドームライブらしいですよ!」
「ドームライブ!?やばっ!?」
「大きな会場でやれる機会なんて滅多にないし、魅力的ね」
「演出の幅も広がりそう」
「ですね!すっごくド派手なステージでファンのみんなと楽しめそうです!」
「今回は同好会として活動する訳じゃないので、参加するかどうかは皆さんの判断にお任せします!とーぜん、かすみんは出ますけどね!」
「やろうよ!りなりー!」
「うん!」
みんな、参加する気満々だね。そんな中、ランジュさんはぽむお姉ちゃんにあることを告げた
「歩夢、負けないわよ!」
「え、あ、うん…」
ぽむお姉ちゃんは参加するけど…消極的みたい……
さてみんながやる気になってるのに水を差すようだけど……
「私は参加しないよ」
私はお茶を啜りながらそう言うと……
『えっ?』
うん、みんな驚くよね……
「未唯さん、何かあったんですか?」
「栞子ちゃん、別に何かあったとかじゃなく、運営からちょっと話があったの」
「運営から?」
「運営の人から私自身の個人的な活動などで目立ったりしてるし、私自身、スクールアイドルグランプリには不向きって言われてね」
「そんな…」
「ぽむお姉ちゃん、そんな悲しい顔しないで。私自身、納得してるし。それにエントリー出来ないけどちゃんと融通やら……まぁ色々とね」
みんなは私が納得してるならとその後の追求はなく、今回の件に関しては付いていく感じだ。まぁ私だけちょっとした旅行みたいなもの。
とは言え何人かは不服そうだけど……まぁ仕方ないよね
主人公の未唯は今回は裏方と言うよりも自由に過ごしている感じです。
匂わせ的なものは秘め事の天ちゃんの話で触れていたり……
感想待ってます!