虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
未唯Side
スクールアイドルグランプリについては私以外みんなエントリーすることになった帰り道のこと、私はお姉ちゃん達と一緒に帰っていた
「凄いことになったね……侑ちゃん、来てくれるの?」
「勿論!と言いたいところだけど…開催日程が作曲コンクールの締め切りと被っちゃってるんだよね」
「調子…良くないの?」
「ううん、むしろ絶好調!でも私にとって大きなチャレンジだから応募期限ギリギリまで作り込みたいんだ」
「そっか…」
私達は川沿いのベンチで話を続けてるけど……これ、私は離れた方が良いかな?
「歩夢は…スクールアイドルグランプリ乗り気じゃないの?」
「うーん、正直優勝とかにはあまり興味は持てないんだけど……沢山の人に私を知って貰える機会になるかもしれないし……参加してみるよ」
「やった!配信でイベントの様子、全部チェックして応援するよ!」
「もう~作曲する時間なくなるでしょ」
「えへへ、なんとかなるって」
「そういえば未唯ちゃんも私達と同じ所に行くんだよね?って何してるの?」
「あーいや…」
私は二人の後ろで手をかざしていた。別に変なことをしてるわけじゃなく……
「二人で温まってた」
「「?」」
本当にうちの幼馴染みのお姉ちゃん達は……
そして私は途中で合流したしあちゃんと一緒に沖縄に来ていたのだった。
とりあえずスクールアイドルグランプリ開始時間まで観光をすることになり、シーサーの前で記念撮影をしていた
「栞子たちにすぐ送るわ」
「こっちは結構暖かいね~」
「沖縄だとこれでも寒い方みたいですよ」
「そうなんだ」
「そういえば遥さんは一緒じゃないんですね?」
「うん…今回はお姉ちゃんと違うところで頑張ってみたいって……彼方ちゃんは一緒が良かったけどね…」
落ち込む彼方さん。そんな彼方さんを慰めるように頭を撫でるエマさん。正直言うと私も彼方さんの気持ちが凄く分かる
「彼方さん、分かります!私も苺ちゃんと離れてるし……」
「未唯さんの場合はエントリーしてないのに?」
「色々あって私はこっちに来ることになったから……」
「大丈夫だよ。未唯お姉ちゃん。苺お姉ちゃんにもしもの事があったらってお守り渡してるでしょ」
「お守り?」
「うん、護身用の為に虹ヶ咲の人達の協力で作ってもらったものを渡してあるから」
「何を渡したんですか?」
「普通にシニエのぬいぐるみだけど、色々と装備ついてて……確かガ〇ダムのビームライフルは再現できるのかを研究してた科学部の人が……」
「それ…護身用どころじゃ……」
かすみちゃんに呆れられてるけど、心配だからね。因みにしあちゃんにはうらちゃん特製の羽根の生えたシニエぬいぐるみ(フルバースト付き)を渡してある
「でも改めて見ると沖縄って結構広いわね」
「スクールアイドルグランプリの期間中は専用バスも出ていて、色んな場所でアピール出来るんですよ!」
「かすみさん、欲張りすぎると移動時間だけで1日が終わっちゃうよ」
「ライブも場所選びが大事だよね」
「あたしは人が沢山いるところでライブしたいわ」
「だったら国際通りですかね?かすみんも行きたいです!」
「私は植物園が気になるな」
「あっ、私も。一緒に行こう」
「彼方ちゃんはキラキラしたところが良いけど…どこが良いかな?」
「私も次のステージ候補探したいので、良かったら一緒に回りませんか?」
「いいの~?いくいく~」
それぞれ3組に分かれて行動するってことだね。さて私は……
「未唯お姉ちゃん、私、彼方お姉ちゃん達とついていって良い?」
しあちゃんからのお願い。
「良いけど…彼方さん、しずくちゃん。いい?」
「彼方ちゃんはOKだよ~」
「私も良いですよ。でもしあちゃんは未唯さんと一緒じゃなくていいの?」
「うん、その……お姉ちゃんが良く同好会の人達のこと話してたから、その興味が…」
「そうなんだ。未唯さん、しあちゃんは私達が責任を持って預かります」
「未唯ちゃんは自由に観光してて~」
「ありがとうございます」
みんなそれぞれの場所に行き、私は……
「自由にか……とりあえずのんびり歩いて……」
そう呟いていると、あるものが目に入った。あれは……!?
「死闘!最強ハブVS最凶マングース!これは……見るしかない!」
私は直ぐさま見に行くのであった。後に掲示板である書き込みがされた
『スクールアイドルみたいな可愛い子がハブとマングースの対決をワクワクしながら見に行ってた』
『スクールアイドルみたいだけどエントリーはしてないらしいよ』
『地元のスクールアイドルじゃないみたいだよ』
『じゃああの白い髪の可愛い子は一体…』
何故か凄く盛り上がっていた。
かすみSide
国際通りに来たけど、色んなスクールアイドルたちがライブをしていた。
「結構盛り上がってるじゃない!」
「それは良いですけど!私達がライブする場所なんてないですよ!これは想像以上にハイレベルな戦いになりそうですね…って!?」
少し目を離したら、いつの間にかランジュ先輩は他のスクールアイドルのライブを見て盛り上がっていた。
「ぐぬぬぬ、早くしず子に逆転しなきゃいけないのに!どうしたら…」
どうしたらいいのか考えているとあることを思いつき、私は路地裏の方に行き、カメラをセッティングした
「ライブは無理でもアピール出来れば良いんだから……票を入れて貰えれば良いんでしょ」
早速アプリを起動し……
「やっほ~かすみんですよねー!かすみん、虹ヶ咲学園でスクールアイドルやってるんだけどー学校のみんなはどれくらい見てくれてるのかな?かすみんはーみーんなのために頑張るよ!応援してね!」
アピールを終え、早速投稿した
「これで沢山注目を集めてからライブすれば、大ブレイク間違いなし!我ながらいい作戦だね~真打ちは最後に登場するのです!」
未唯Side
「まさか最後が引き分けになるなんて……凄い戦いだった」
私は私で楽しんでいるのであった
未唯ちゃんは本当に自由に過ごしてます
感想待ってます