虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

152 / 157
天ちゃんって何気にお尻も……


04  気になる問題

未唯Side

 

私達は今、はいさいと言う場所でご飯を食べていた。それにしてもまさかぽむお姉ちゃんとエマさんが会った女の子と再会するなんて……

 

「へぇー民宿もやってるんだ」

 

「はい、今はオフシーズンやから民宿の方は暇なんですけどね。お待たせしました」

 

天ちゃんはそう言って注文したお料理を並べ終えていた。これは凄く豪華だね。

みんな美味しそうに食べているのを見て、天ちゃんも嬉しそうにしている。

 

ご飯を食べ始めてから少しして、グランプリの話になった。

 

「へぇー、そんなに動画あげてるんだ」

 

「はい!名付けてかすみんアピール大作戦です」

 

「良いんじゃない?スクールアイドルグランプリは人数が多いニジガクには分が悪いからね」

 

「はぁ?どういうことです?」

 

「今回は現地に来れないファンもアプリで投票できるから、生徒数の多いニジガクは一見有利に見えるけど、十三人もいたら票が割れちゃうでしょ?」

 

「あ、私は今回は参加してないので十二人ですよ」

 

『そうなの!?』

 

そんなに私が出ないことが驚くことなのかな?

 

「だから期間中に沢山アピールして、新しい人達に魅力を届けるのは凄く大事だと思う」

 

「かすみん!やってやりますよ!」

 

かすみちゃんは何があっても気合入ってるな~

それにしても……

 

「彼方さん、あーん」

 

「あーん」

 

「ってさっきから何してるの?」

 

本当に何があったのか分からないけど、今日はしずくちゃんと彼方さんが仲が良い……

 

「今日は彼方さんに好きなだけわがままして貰おうと思って」

 

「はぁ……」

 

「しあちゃんがいたから多分大丈夫なはず……うん」

 

まだ幼いしあちゃんには刺激が強そうなことはしてないはずだよね?信じて良いよね?

 

「しかしニジガクはユニットやったり、ソロやったり、変幻自在だね」

 

「うふふ、確かに私達、二学期はユニットのライブが多かったけど、基本はソロだから」

 

「みんなそれぞれ考えて、このイベントに参加してるんだと思います」

 

「うんうん、そうだね~」

 

そんな話をしつつ、あっという間に時間が過ぎ、私達はお店から出た

 

『ご馳走様でした!』

 

「ありがとうございました」

 

天ちゃんが見送ってくれる中、少し日焼けした少女がこっちにやって来た

 

「天…」

 

「小糸…」

 

「……まだ続けてるの?スクールアイドル」

 

「………うん」

 

「演奏しか出来ないのに」

 

うーん、何かギスギスした空気が流れてる

 

「えっと…さっきライブ見ててくれたよね?」 

 

「貴方もスクールアイドル?グランプリには参加してるの?」

 

「するわけないさ!私はもうやめたんだから!」

 

そう言って去ろうとすると天ちゃんにあることを告げた

 

「天もやめたら?私たちのライブなんて誰にも楽しんで貰えなかったさ」

 

そう言い残して去っていく。それを聞いていたかすみちゃんは…

 

「何なんですか!あの子!ぷんぷん」

 

「まぁ…やめたって言ってたけど、まだ未練があるとかじゃない?そうじゃなきゃ彼方さんのライブを見る必要はないだろうしね」

 

「そうなの?」

 

「まぁ何となくそう感じたかな?それに言い方キツいけど、もしかしたら天ちゃんのことを思ってとか?」

 

「大体そんな感じです」

 

「友達…なんだよね?」

 

「はい、同じ学校で二人でスクールアイドルのユニットやってたんですけど、最近解散しちゃって……」

 

「そうなんだ…」

 

うーん、天ちゃんと小糸ちゃん?の方は何かあったんだろうけど……どうしたものか……

 

 

 

 

 

 

ホテルに戻り、とりあえずみんなで部屋に集まっていた。しあちゃんは限界が近く寝かしたけど……

 

「わぁ!?彼方ちゃん!寝ちゃ駄目だよ!」

 

エマさんはお風呂に入ったまま寝ている彼方さんを何とか助け出そうとしていた。

 

「あっ!侑ちゃんからだ!」

 

「「見せて見せて!」」

 

「みんなにも送られてきてるみたいだけど……」

 

ぽむお姉ちゃんはそう言って送られてきたメッセージを見せた

 

『スクールアイドルグランプリ、すっごく盛り上がってるねー!!みんなみーーーんなめっっちゃ可愛いし、やる気ももらえて作曲はかどっちゃう!配信全部追ってるからがんばってね』

 

「かすみん、がんばるー!」

 

「侑ちゃんのことも応援してるよー」

 

「うん!返事しておくね」

 

それにしても配信全部追ってるって……作曲集中してるよね?

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝、ビュフェで朝食を食べることに……

 

「ビュフェ最高です」

 

かすみちゃんとランジュさんは大盛り持ってきたけど…

 

「そんなに食べきれるの?」

 

「まだまだいけますよー!」

 

「みんな一緒で嬉しいわー!」

 

「しあちゃんも沢山食べてね」

 

「うん!お姉ちゃん!」

 

「しあちゃんも沢山食べるね……」

 

しあちゃんのお皿にはランジュさんたちと同じくらいの量が乗っていた。

 

「しあちゃんは食べ盛りだから」

 

「食べ盛りで済む話でしょうか?」

 

そんな話をしているとみんなのスマホに一斉にメッセージが届いた。

 

「これって…」

 

「初日の順位みたいです」

 

「しず子、5位じゃん!」

 

「本当だ!」

 

私も確認すると、栞子ちゃんは六位か……

 

「おぉ、彼方ちゃん八位だ」

 

「ランジュは十七位」

 

「私は二十四位だ」

 

「私は二十九位」

 

「かすみんは……なっ!?八十八位!?何でですかー!!?あんなにアピールしたのに~」

 

「無問題!まだ1日目の結果が出ただけじゃない!お肉いっぱい食べてがんばりましょう!」

 

「よく分からない励まし方ですが……ランジュ先輩の言うとおりですね!おかわり行って来ます!」

 

そう言って二人はおかわりしに行ったけど……まだ持ってきた奴残ってるよね?

 

 

 

 

 

 

 

朝食を終えて、みんなでラウンジに集まった

 

「今日はみんな目的地がバラバラだね~」

 

「その方が良いのかもしれません」

 

「どうして?」

 

「だってまとまって動いたら全員に票が入ってしまって、逆転出来なくなっちゃうじゃないですか!只でさえ私たちは票が割れやすいんですし」

 

「そうね!じゃあまた夕方、ここに集合しましょう!」

 

「各自健闘を祈ります!」

 

『おーー!』

 

「しあちゃんは今日はどうしたい?」

 

「うーん、歩夢お姉ちゃんといたい」

 

「そっか、お願い出来る?」

 

「うん、いいよ。未唯ちゃんは?」

 

「私は今日もブラブラと……」

 

そんなこんなでみんなそれぞれ分かれて行動することに……

 

 

 

 

 

 

みんなと分かれた私は海岸沿いを歩きながら、かすみちゃんの言葉を聞いて、暗い顔をしていたぽむお姉ちゃんが気になっていた

 

「うーん、仕方ないけど…ぽむお姉ちゃんからしたら嫌なことだよね」

 

さてさてどうしたものか……とりあえず色々と考えながら……海を眺めてるかな?

 

 

 

 

 

ランジュSide

 

色々な場所で配信をしていると、1台の車が止まった。その車から降りてきたのは……

 

「久し振りね。ランジュ」

 

「ママ!?なんでここに?」

 

 




確認すると1日目の順位で栞子ちゃんは高いという…
感想待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。