虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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05 悩む同好会メンバー(一名除き)

ランジュSide

 

ママに連れられ、私達が泊まっているホテルのスイートルームに連れてこられた私。

 

「このホテル、ママのだったの!?」

 

「えぇ、スクールアイドルグランプリのスポンサーもしてるの。勿論優勝を目指してるのよね?」

 

「当然よ」

 

「ふふ、コンテストを総ナメにしていた頃の貴方を見れると思うと嬉しいわ」

 

ママはそう言ってルームキーを渡してきた

 

「何これ?」

 

「泊まってる部屋、スイートルームに変更しておいた」

 

「贔屓する気!」

 

「無問題、私はスポンサーよ。何事もやるなら一番にならないと意味がない!でしょ?私は出来ることなら何でもする」

 

「………」

 

この人は……変わってない……もしかして……

 

「ママ、未唯が今回のグランプリに参加しない理由は……」

 

「未唯?あぁ高柳さんね。彼女の交渉には骨が折れたわ」

 

「……やっぱり、ママが……そんな事して未唯の意思も……」

 

「さっきの言ったわよね?一番になるためには出来ることは何でもやるって」

 

「最低……」

 

 

 

 

 

ママがこれ以上何かしないように私は荷物をまとめて出ていこうとするとラウンジにみんながいた

 

「あれ?ランジュちゃん?」

 

「どうしたの?」

 

「ランジュは降りるわ」

 

みんなの前から去ろうとすると、エマに腕を掴まれて止められた

 

「待って!訳を聞かせて…ね」

 

 

 

 

しあSide

 

近くのファーストフード店でランジュお姉ちゃんの話を聞く私達。因みに未唯お姉ちゃんは今映画を見てるらしく、後で色々と話をするとか……

 

「ランジュちゃんのお母さんがスポンサーなんだ…」

 

「えぇ、ママは世界中で色んな会社を経営してるの……」

 

「だからって娘を依怙贔屓しようなんて、許せません!はっ!まさか…ランキングも不正に操作されていることは……」

 

「それは考えすぎじゃないかな?」

 

「だったらランジュちゃんの順位はもっと高くなってると思うし…」

 

「これからそうなるかもしれないわね……だからおかしなことが起きないうちに降りた方がいいの!ママには虹ヶ咲の留学とか色々サポートされてきたけど、今回は私一人の力でやりたかったのよ…私を受け入れてくれたみんなと本気で競い合いたかったから……」

 

「一旦落ち着こう」

 

「ゆっくり休んで、明日もう一度お母さんと話してみたらどうかな?」

 

「ママのホテルには戻りたくない……それに未唯の事もあるし……未唯に合わせる顔がないわ」

 

未唯お姉ちゃんがグランプリに出場しない理由が、ランジュお姉ちゃんのお母さんが交渉したって……何だろう?何か違和感がある……

それからランジュお姉ちゃんが泊まれる場所がどこかないかと考えていると、エマお姉ちゃんがある場所を思いつき……

 

 

 

 

 

 

エマSide

 

ランジュちゃんと一緒に天ちゃんの家の民宿に泊まることになった

 

「お二人様、宿泊ですね」

 

「えっ!?二人?」

 

「お世話になります。私も一緒に泊まるよ」

 

ランジュちゃん一人だと心配だからね

 

 

 

 

 

 

 

 

侑Side

 

作曲も終わり、私は歩夢に電話をした

 

「もしもし歩夢?こっちは終わったよ、そっちはどう?」

 

『お疲れ様。侑ちゃん。うん……こっちはね…』

 

歩夢からランジュちゃんの件、未唯の件を聞いた私…うーん、未唯がって言うのは少し違和感が……

 

「そんな事になってたんだ……」

 

『沢山の人に知ってもらいたいって言う理由で参加して良かったのかな?』

 

「えっ?」

 

『ランジュちゃんがみんなが競い合うことを大事にしたかったから身を引こうとしたのに……そこに向き合えてない私がこの場所にいるの何だか駄目な気がして……』

 

「歩夢……」

 

歩夢との電話が終わり、私は歩夢の様子が気になった。電話じゃなくちゃんと向き合って話をしないと………

 

「………よし!」

 

 

 

 

 

 

 

しずくSide

 

部屋で彼方さんのマッサージをする私。

 

「はぁ~そこそこ~」

 

「凝ってますね」

 

「しずくちゃん。何か考え事してる?」

 

「……バレちゃいましたか」

 

私はずっと考え込んでいたことを彼方さんに話した。

 

「ランジュさんの事も未唯さんの事も気になりますけど、それだけじゃなくって……同好会は仲間でライバルですから順位が着くことは良いことだと思ってるんです。でもそれって仲間内同士が協力できなくなったり、一緒にいられなくなるのは……」

 

不意に彼方さんが私の頭を撫でてくれた。

 

「しずくちゃんは寂しくなっちゃったんだね。分かるよ~そう思ってるのは…きっと私達だけじゃないと思う。私達はソロだとしても一人は嫌だよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

スイートルームにて、

 

「何であの子……出て行っちゃったのかしら?」

 

「どうかされましたか?オーナー」

 

「ううん、報告を続けて」

 

「はい、スクールアイドルグランプリ初日は大盛況だったようですが、ステージが確保できず、ライブが出来なかった参加者もいたようです」

 

「……そう」

 

 

 

 

 

未唯Side

 

ホテル帰る途中、ぽむお姉ちゃんと出会した私。

 

「未唯ちゃん、おかえり」

 

「お姉ちゃん、どうしたの?何だか元気ないけど……」

 

「えっと…ランジュちゃんの件は…」

 

「うん、しあちゃんやエマさんから聞いてるよ」

 

「そっか…あのね、未唯ちゃん…未唯ちゃんがグランプリに参加しない理由は……」

 

ぽむお姉ちゃんが言い掛けた瞬間、私のお腹が鳴った。うぅ、恥ずかしい

 

「あはは、まだ食堂開いてるからご飯食べてきた方が良いね」

 

「うん、そうする」

 

「所で未唯ちゃん、何の映画を見てたの?」

 

「特撮で……とある星のとある国の反逆者の息子が父親である反逆者を倒して世界が平和になった後、突然現れた機械兵器を操る巨大人工頭脳を倒すすべを手に入れるため、仲間達と前作主人公のライバルと共に沖縄に行き……って映画を見てたよ」

 

「へ、へー」

 

 

 

 

 

 

 

 

かすみSide

 

次の日、山羊が沢山いる場所で配信をしていると順位が発表され見ると……

 

「何で!何で!あんなに色々やったのに順位が変わってないんですかーー!はっ!同好会のみんなは……下がってる!何で!?こんなの何もかもおかしすぎです!ありえませーーーん!はっ!?もしかしてランジュママの仕業?不正です!依怙贔屓です!ついにやりやがったんですね!おのれーーーー!」

 

叫ぶと同時に私は急いでランジュママがいるホテルに向かった

 

 

 

ホテルのプールの所でランジュママと秘書みたいな人が何かを話していた

 

「こちらはいかがでしょうか?」

 

「うーん、広さもあるし良いわね。特設ステージの照明はピンクゴールドも選べるといいわ。ランジュのイメージカラー……」

 

今の話……まさに!

 

「聞きました!不正の現行犯で………」

 

取り押さえようとしたが、避けられてしまいそのままプールに落ちてしまった私だった。

 

 

 




もうかなしず、絆創合体してない?
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