虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
未唯Side
車でホテルまで送って貰う中、ランジュさんのお母さんからある話を聞かされた。
「ホテルに?」
「えぇ、ライブやる場所が足りないって聞いたからステージを作って見ようと思うの」
「一つ条件。いいえ、お願いがあるの」
ランジュさんが条件を提示しようとしたとき、ランジュさんのスマホにメッセージが入った。
「歩夢?」
どうにもぽむお姉ちゃんは話したいことがあるとの事で、私達はぽむお姉ちゃんと合流することに
待ち合わせ場所に着くとぽむお姉ちゃんと何故かいる侑お姉ちゃんがいた。
「侑、来てたのね」
「えへへ」
「あー!侑先輩」
「心配かけたみたいだけど、もう大丈夫よ。かすみのおかげね」
「えっへん!」
侑お姉ちゃんがいることに関しては詳しくは聞かない感じかな?まぁぽむお姉ちゃんの事が心配で来た感じかな?
ランジュさんはぽむお姉ちゃんに近寄り
「歩夢、貴方には負けないわよ」
「どうして……私なの?」
「尊敬してるからよ」
「え?」
「あたしはスクールアイドルになるために海を越えてきたけど、歩夢はスクールアイドルを広めるために海を越えた。貴方は小さな一歩かと思うけど、あたしには分かるわ。アイラだけじゃない。これから貴方に憧れた子たちが大勢スクールアイドルを目指すことになる。あたしはそんな貴方の仲間だけじゃ物足りない。貴方のことをもっと知って、あたしはもっと前に進んでいきたい。だから勝負したいの!スクールアイドルグランプリの話を聞いたときからずっと胸が高鳴ってる!このドキドキは理屈じゃない!」
「私もドキドキしてる。ランジュちゃんとぶつかり合って、もっともっと先に進んでみたい。それが楽しみだから!」
ぽむお姉ちゃんとランジュさんは握手を交わした。仲間でライバル……こういう事なんだよね
「お互い全力を尽くしましょう!」
「受けて立つよ」
それからホテルに戻り、みんなに私に対する誤解をちゃんと伝えた。彼方さんとしずくちゃんはそれとなく気づいていたらしいけど……
それから次の日、グランプリからのお知らせがあった。
『スクールアイドルグランプリに参加している皆さんに朗報です!なんと!特設ステージが完成間近!参加者募集中です!ふるってご参加ください!詳しくはホームページまで!』
しずくちゃんまで協力してる?多分かすみちゃんに頼まれたんだろうな……
「準備は進んでるみたいね」
「ランジュさんのお母さん。はい」
「貴方の言うとおり配信はするけど、スクショなどの無断転載等が出来ないようにしたけど……そのプログラム組んだ人は何者かしら?」
「私の従妹です。ハチャメチャな事をしますがこういう事は物凄く得意で」
「そう…」
さて特設ステージのライブが始まるのを待とう
しあSide
かすみお姉ちゃんと一緒に特設ステージを見ていた私。
「良いステージが出来ました!」
「ご協力感謝します」
「かすみさーん」
するとしずくお姉ちゃん達がこっちにやって来た。
「しず子~告知お疲れ様~」
「それは良いんだけど、かすみさん。いつの間にスタッフの人達と仲よくなってたの?」
「ふっふん!かすみんプロデュースのステージに期待してて」
「かすみちゃん、これ、彼方ちゃんからプレゼント~」
彼方お姉ちゃんはそう言ってかすみお姉ちゃんに
珊瑚のアクセサリーを渡した
「これは…なんですか?」
「作ったんだよ~」
「彼方先輩とお揃いじゃないですか!」
「そうだよ~競い合ってもみんな仲良しだよって印。歩夢ちゃんとランジュちゃん、それに未唯ちゃんには渡してきた」
「未唯さんに?」
「未唯ちゃんは今日からの参加だけど……配信とかやってないよね?」
「ふふふ、みい子と秘密裏に話し合って、今回のライブのトップバッターは……」
そんな話をしていると、ライブが始まった。ステージの上には白い衣装を纏った天使……ううん、アレは未唯お姉ちゃんだった
未唯お姉ちゃんのステージは可愛さも美しさも……見ているだけで凄く魅力が伝わる。
「どう?みい子のライブは?」
「凄い…綺麗……」
前に見たライブよりももっともっと凄くなっていた。あれが……未唯お姉ちゃん……
それからランジュお姉ちゃん、歩夢お姉ちゃんのステージ……この胸の高鳴り……私も…私もいつか……ううん、いつかじゃない
「しあちゃん、ライブどうだった?」
ステージを終えた未唯お姉ちゃんが声をかけてきた。
「凄かった…未唯お姉ちゃん!私も…ううん、私はスクールアイドルになる!未唯お姉ちゃんみたいなじゃなく、未唯お姉ちゃんのように天使って呼ばれるようなスクールアイドルに」
「天使って……あはは」
未唯お姉ちゃんは恥ずかしそうにしていたけど、未唯お姉ちゃんの天使って意味は誰かに夢を与える存在って意味だと私は思う。きっと今回のライブを見た人たちの中にそう思う子たちがいるはずだから………
「本当に凄いな……」
病室で配信を見た私。前にボランティアに来たスクールアイドルの人がいた。
「私も……スクールアイドルになるために……出来る事をやっていかないと!」
そのためには技術やら知識やら色んな事を知らないと!!ただたまにお見舞いにくる従兄が気にしてるけど……大丈夫かな?
「ステージを増やしてほしいなんて言われて驚いたけど、お陰で盛り上がってるわ」
『そう良かったわね。私もこの仕事を受けて良かったわ。あの子にも会えたしね』
「それと高柳さん……本当に凄い子ね」
『ふふ、高柳未唯……彼女の妹も良かったわよ』
続きは第二章!
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