虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
「えっ?しずくちゃん、明日誕生日なの?」
「うん、未唯さんに言ってなかったっけ?」
「聞いた覚えがあるけど……忙しくって……プレゼント買わないと!」
部室で明日、しずくちゃんの誕生日だと言うことを知った私は急いで帰る準備をしようとするけど、しずくちゃんがそれを止めた
「そんな気にしなくて良いよ。お祝いしてくれるだけでも嬉しいから……」
「で、でも……」
友達としてはちゃんとお祝いしないといけない!でも急いで買いに行くとしてもゆっくり選んでられる時間がない…………どうしたら……
暫く悩んでいるとあることに気がついた。
「しずくちゃんって一年生の中で……一番お姉さんなんだよね?」
「え?うん、そうだけど……」
それなら……私はあることを思い付いた。そのために……
「しずくちゃん、今日しずくちゃんの家に泊まって良い?」
「え?うん、いいけど……」
「それじゃ急いで帰ろう!」
「え?え?」
私はお母さんとお姉ちゃんたちに連絡をして、しずくちゃんの家にお泊まりするのであった。
しずくside
目を覚ました私。昨日は未唯さんがお泊まりにきて…………ずっと話したり、オフィーリアと遊んだりしたんだっけ?
「おはよう。お姉ちゃん」
「ん……おは……え?」
先に目を覚ましていた未唯さんだけど……今、何て言った?
「お姉ちゃん、寝ぼけてる?」
「えっと……お姉ちゃん?」
「うん、お姉ちゃん」
こ、これは……どう言うことだろうか?未唯さんが私の妹に?もしかして…………
「もしかしてプレゼントととして、1日妹に?」
「うん!」
未唯さんって……しっかりもので、こう言う悪ふざけはしないかと思っていたけど……まさか…………
「お姉ちゃん」
でも未唯さんみたいな可愛らしい子が妹と考えると……結構うれしいものがある…………
「な、なぁに?未唯さん」
「もう!妹なんだからさん付けはなしだよ!」
あ、しっかりそこも演じるんだね…………
「み、未唯ちゃん、今からオフィーリアの散歩に行く?」
「うん!」
弾ける笑顔を見せてきた未唯さん。ど、どうしよう……本当に可愛い……って変なことを思ってしまってはダメだ!未唯さんは友達、友達…………
「お姉ちゃん~」
無邪気にはしゃぐ未唯ちゃんとオフィーリア。うん、ほのぼのした光景に私はうっとりしていた。
「未唯ちゃん、転ばないようにね」
「はーい」
本当に未唯ちゃんに魅了されてしまった私……未唯ちゃん……恐ろしい子…………
「お姉ちゃん、あっちでアイス売ってるよ~買いに行こう~」
「うん」
それから私たちは姉妹のように休日を楽しむのであった。
そして次の日…………
部室にやってきた侑先輩たち…………そして
「しずくちゃん、おはよう」
「おはようございます。未唯ちゃん」
思わずそう呼んでしまい、先輩たちが?マークを浮かべていた
「しずくちゃんって……未唯のこと、そんな風に呼んでたっけ?」
「え、えっと…………」
何て説明すれば良いのか考えていると、未唯さんは笑顔で……
「おはよう。しずくお姉ちゃん」
「「お姉ちゃん!?」」
「み、未唯さん!?」
無邪気に笑う未唯さん。なんと言うか……からかったりしてくるとは思ってもみなかったけど…………そういう風に絆が深まったのかな?
「しずくちゃん、どう言うこと?」
「お、お姉ちゃんって……」
でもまずは二人に事情を話してほしいのだけど…………
次回こそは本編に…………
と言うか未唯の誕生日考えてないや……誰かいい日ない?