虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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外伝ですが……うん、思い付いた話を書いてしまった


21 外伝 無慈悲な天使

「お邪魔するわよ!」

 

同好会のミーティング中に突然やって来た来訪者が勢いよくドアを開けてきた。私はそっとその来訪者を外に出し、扉を閉め、鍵をかけた。

 

「いや、未唯!鍵かけちゃダメだよ!」

 

侑お姉ちゃんがツッコミを入れてきた。いやだって…

 

「つい」

 

「未唯ちゃん、何か凄いノックが……」

 

ドンドンと大きな音が聞こえ、更に声も……

 

『ちょっと開けなさいよ!』

 

「……何かここの制服着てないから部外者だよ」

 

にこやかにそう言うと……栞子ちゃんが申し訳なさそうに……

 

「あの、未唯さん、彼女は私の幼馴染で……前に話した……」

 

あれが噂の?とりあえずみんなから話ぐらい聞いた方がいいと言われて、私は扉を開けると……

 

「やっと開けたわね!何のつもりか知らないけど…………」

 

ビシッ!

 

扉を閉めて、私はスマホで…………

 

「あ、すみません。学校に不審者が…………」

 

『未唯(ちゃん)(さん)!?』

 

みんなに止められてしまう私であったけど……何か関わりたくないから…………仕方ない。右ちゃんと左ちゃんに頼んでおくかな?

 

暫くして外が更に騒がしくなった。

 

『いいから行きますよ!』

 

『待ちなさい!まだ話は……』

 

『不審者扱いされてますよ!このままだと警察沙汰に………………』

 

そんな声が聞こえたけど、私は気にしないようにするのであった。

 

「未唯って、実は凄い子だったりするのかしら?」

 

「えっ?何で?」

 

「確かに~さっきの声の子って生徒会の子達だよね~?いつ知り合ったの?」

 

「知り合ったのは……栞子ちゃんの手伝いをしていたら自然に?」

 

「未唯ちゃんって意外と友達多いよね?」

 

「そんなことないですよ」

 

そんなに友達は多くないけど……

 

「でも未唯さんの頼みを聞くとは……」

 

「未唯ちゃん、弱味とか握ってる?」

 

「いやいや」

 

「だよね『ほっ』」

 

「手伝いをしてたときに困ったときは力を貸しますって言ってくれたから…………」

 

「所でさっきから気になってるんですけど……侑先輩と歩夢先輩は何を震えているんですか?」

 

かすみちゃんはそう言うと、みんなもお姉ちゃんたちを見た。二人は何故か震えていた。

 

「み、未唯……その怒ってないよね?」

 

「大丈夫だよね?」

 

「え?怒ってないけど…………」

 

「ゆうゆと歩夢~何かそれじゃ怒ったみーちゃんが怖いって感じだよ~」

 

「未唯さんが怒った姿……見てみたいですね。きっとかわいらし…………」

 

「「やめて!!」」

 

せつ菜さんの言葉を遮る二人。私……そんなに怖いのかな?

 

「未唯は自覚がないけど……」

 

「一回だけ……私たちが大喧嘩したときに…………………………」

 

「歩夢……止めよう……あの時の事は思い出したくない」

 

「みい子……一体何をしたの?」

 

「えっと……一回叱っただけだけど…………」

 

この時、私はみんなの心の声が一致していたことが分からなかった。ただ後々思うと…………みんなはこう思っていたのかな?

 

(一体どんな怒り方をしたんだろう?)

 

 

 

 

 

 

 

夕方、栞子ちゃんと一緒に帰ろうとしていると、校門の前に…………

 

「やっと来たわね!貴方が高柳未唯ね!」

 

「えっと……どちら様ですか?」

 

「貴方……扉を閉めて鍵をかけたこと忘れたのかしら……」

 

あぁあの時の不審者さんか

 

「ランジュ!?何をしに……」

 

「何を?栞子に余計なことを吹き込んだその子から栞子を取り戻しに来たのよ!!」

 

「余計なこと?何の話?」

 

「忘れたとは言わせないわ!貴方のせいで……私の計画が………………だから栞子をかけて勝負よ!」

 

栞子ちゃんをかけて?まるでものみたいな言い方…………気に入らない………………

 

「まぁライブとかで勝負してあげたいけど……それじゃ貴方が可哀想だからね!!貴方が決めていいわよ!何が来ても私には無問題ラ!」

 

私は騒動を見ている子達からある人たちを見つけて、あるものを不審者さんに渡した

 

「これは?」

 

「エアガンだよ。弾はペイント弾だから怪我しないよ」

 

「ふっ!先に当てた方が……」

 

言い終わる前に、私は顔面にペイント弾を当てた。

 

「み、未唯さん?」

 

「ちょ……まだスタート言って…………うぎゃ」

 

更に撃ちまくり、リロードをして、更に撃ちまくる

 

「……………………」

 

小銃じゃ直ぐに弾がなくなるな~

私はサバゲー同好会の子からマシンガンを借り、更に撃ち続ける

 

「ちょ……やめ……」

 

「知ってる?勝負にはゴングとか必要ないんだよ。ゴングが必要なのは試合だけ………………」

 

私は更に水風船(多分手榴弾の代わりかな?)を投げ続け…………

 

「栞子ちゃんは物じゃないよ。賭けるとか言わないでね」

 

「……………………」

 

笑顔でそう言うけど、不審者さんは震えていた。すると右ちゃんと左ちゃんがやって来て……

 

「あ、あの……何が……」

 

「何でもないよ。栞子ちゃん、帰ろう」

 

「は、はい!」

 

サバゲー同好会の子から借りたものを返し、私は栞子ちゃんと帰るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

「ねぇ未唯」

 

「何?お姉ちゃん」

 

「何か未唯の事…………無慈悲な天使って呼び名が広まってるけど……何かあった?」

 

「う~ん、覚えてない」

 

「そ、そう(事情は聞いてたけど…………あのランジュって子…………絶対にトラウマになってるだろうな~)」




おとなしい子を怒らせると怖いと言う話を書いたつもりです。
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