虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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しばらくオリストになります


23 天使なアイドル ①

彼方side

 

ある日の事……洗い物をしていると、遥ちゃんがお洒落な格好をして……

 

「あれ~遥ちゃんおめかししてどこか行くの?」

 

「あ、お姉ちゃん、今からデートしに……」

 

「そっか~デートか~えっ?」

 

思わず拭いていたお皿を落としてしまった。

 

「わ!?お姉ちゃん大丈夫?」

 

「は、はは、遥ちゃん!?い、今デートって…………」

 

「うん、デート……って言うより……」

 

は、遥ちゃんにいつの間にそんないい人が…………姉として祝福するべきなのだけど…………でも……

 

「は、遥ちゃん……」

 

「何?」

 

「お出掛け中止にして……遥ちゃんのその……お相手の子……今から家に来てもらうようにして!」

 

「え?」

 

姉として見極めないと!遥ちゃんに相応しいかどうかを!

 

 

 

 

 

 

 

一時間後、遥ちゃんがお相手の子を迎えに行って帰ってきた。その子は…………

 

「えっと……お邪魔します」

 

「え?未唯ちゃん?」

 

「お姉ちゃん、連れてきたけど……」

 

「え?え?未唯ちゃんと遥ちゃんがお付き合いを?」

 

「お姉ちゃん……何でそうなるの?」

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

今日は遥ちゃんと一緒にお出かけをするはずだったのだけど…………何故か家に来て欲しいと言われて、私は遥ちゃんと一緒に向かうけど…………彼方さん、何か勘違いしてたみたいだった。

 

「は、遥ちゃんがデートって言うから~」

 

「未唯ちゃんと一緒にお出掛けするんだから、デートみたいなものだし……」

 

「その……デートって言われると恥ずかしいんだけど…………」

 

「未唯ちゃん、顔真っ赤だね~」

 

茶化す彼方さん。うぅ……

 

「それで一緒に遊びに行くの?」

 

「ううん、未唯ちゃんが私にお願いしたいことがあるって言うから……」

 

「あ、うん、実は……」

 

私は出来ればお姉ちゃんたちに内緒にして欲しいと言い、今日遥ちゃんにお願いしたいことを話した。

 

「そっか~未唯ちゃん頑張るね~」

 

「でも私なんかでいいの?」

 

「スクールアイドルとして、遥ちゃんが先輩だから……もしかしたらって思って」

 

「分かったよ。アドバイス出来る事があったらするからね」

 

「うん、お願いします」

 

私と遥ちゃんは一緒に出掛けるのであった。

 

「それにしても~未唯ちゃんがね~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東雲学園のトレーニングルームで、私は息を切らしていた。

 

「お疲れ様。ステップも凄く上手くなったね」

 

遥ちゃんが私にタオルを渡してくれた。私は汗を拭きながら座り込んだ

 

「もう少しだけ頑張りたいけど……」

 

「ダメだよ!無理な練習したら体壊しちゃうから」

 

「うん……」

 

「でも未唯ちゃん、本当に気合い入ってるね。やっぱり大好きな人たちだから?」

 

「うん、だから……伝えたいの……私はここまで成長したんだよって……だって二人は私にとって……最初のファン……だから」

 

でも最初のファンだって思ってるのは私だけかもしれないけど……それでもいい。伝えたいから…………

 

「そっか、未唯ちゃんは本当に凄いね」

 

「そんなことないよ~」

 

「それじゃ…続き頑張ろう!」

 

「うん!」

 

練習を再開しようとすると、遥ちゃんがあることを聞いてきた。

 

「そういえば衣装は?制服のまま?」

 

「ううん、学校の被服部の人に頼んだから……」

 

聞いた限りだと…………私にぴったりな衣装を作ってもらってくれてる。

 

 




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