虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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03 かすみん登場!

生徒会室に部活動の申請書を貰いに来た私。侑お姉ちゃんとぽむお姉ちゃんはまず最初に何をやるか話し合ってるから、私は私なりに出来ることをってやろうと思って来たけど……

 

「しかし目的は果たしました!さらば!」

 

「お待ちなさい!」

 

生徒会室の扉が勢いよく開けられ、そこから何かを持ち出した子とその子を追いかける中川生徒会長。一体何があったんだろう?

 

「って!?申請書……」

 

貰いに来たのに……生徒会室を見ても誰もいないし……諦めよう

 

 

 

 

 

 

二人と合流して、申請書を貰えなかったことを話した。

 

「そっか~」

 

「でも何で申請書?」

 

「スクールアイドル始めるんだから……必要じゃない?同好会はもうないから新しく立ち上げる必要があるし……」

 

「あ、そっか」

 

「でも生徒会長、何があったんだろうね?」

 

あの追いかけられていた子も気になるけど……

 

「はい!出来たよ」

 

ぽむお姉ちゃんがそう言って、今日も髪弄りをしてもらった。

 

「わぁ~未唯、みつあみ似合う~」

 

「何だか……生徒会長の見ていたら、同じようにしてもらいたくなって」

 

「未唯ちゃん何でも似合うもんね。私もたまには髪型変えようかな?」

 

「「それはダメ!」」

 

「えぇ!?」

 

ぽむお姉ちゃんは今の髪型が一番にあってるもん。確かに他のも見てみたいけど……

 

「ぽむお姉ちゃんは今の方が一番なの!」

 

「そうだよ!凄く可愛いんだから」

 

「あ、ありがとう////」

 

侑お姉ちゃん、自然にそういうこと言えるのは凄いけど…………とりあえず今は……

 

「スクールアイドル同好会のことを……」

 

「そこのお三方、さっきスクールアイドルがどうとか言ってませんでした?」

 

不意に声をかけられ、振り向くとそこには、さっき生徒会長に追いかけられていた子だった

 

「えっと?」

 

「私、スクールアイドル同好会!2代目部長のかすみんこと中須かすみでーす!」

 

「スクールアイドル同好会!?」

 

中須さん……そっかこの子がそうなんだ。それにしても追いかけられていたのは気になるけど…………

 

 

一旦ベンチに座りながら私たちは自己紹介を始めた。

 

「私、高咲侑です!」

 

「上原歩夢です」

 

「高柳未唯です。中須さんと同じ一年です」

 

「あの、同好会って廃部になったんじゃ……」

 

「諦めなければ同好会は永遠に続くのです!」

 

そう言うものなの?いや、そう言うものなんだろうな~

 

「お近づきの印にどうぞ」

 

中須さんは私たちにコッペパンを渡してきて、早速食べてみると……

 

「美味しい」

 

「これあそこのお店の?」

 

「そのパンはかすみんの手作りですよ」

 

「へーさすがスクールアイドル。こんなに可愛くって料理まで出来るんだ」

 

「えっ?可愛い?」

 

「そんなー!そりゃあ確かにかすみんは可愛いに決まってますけどー!」

 

あれ?何か……ちょっと心配になったけど……気のせいだよね?まぁ三人とも仲良さそうに話してるから大丈夫なはず……

 

「誰が見たって可愛いよ」

 

「ほんとですかー!?」

 

何か急な心配が収まらないから、ぽむお姉ちゃんの服の裾を引っ張り

 

「お姉ちゃん大丈夫?」

 

「えっ?」

 

「何か心配になって……」

 

「未唯ちゃん……大丈夫だよ」

 

何故か声をかけなければいけないと思った私であった。

 

「じゃあ先輩方!そんな可愛いかすみんとスクールアイドルになりませんか?」

 

「えっ?」

 

「大丈夫かな?」

 

「うーん……」

 

折角のお誘いだけど……信用していいのかな?

 

「大丈夫です!信じてください!かすみん 最強に可愛いスクールアイドル同好会にしてみせますから!」

 

「可愛い……だったらやろうかな?」

 

侑お姉ちゃん……可愛いが基準でいいの?

 

「入部決定ですね」

 

「あ、ちなみに私はアイドル志望ってわけじゃないんだ。歩夢と未唯を応援したくて」

 

「えっ?あの…私は……」

 

「あれ?違うの?」

 

「未唯ちゃん、一緒にやろうよ」

 

「で、でも……」

 

「む~」

 

すると中須さんが私をじっと見つめていた。あのあまり見つめられると……恥ずかしい……

 

「確かにかすみんほどではないですけど、可愛いですが…………」

 

「未唯って歌声も綺麗だよ」

 

「うん、カラオケに行ったときも凄かったよ」

 

「あ、あのお姉ちゃんたち……」

 

「試しに歌ってみてください!」

 

これ……歌わないといけない雰囲気なのかな?

私は諦めて、少しだけ歌ってみた。

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……どうだった?」

 

「凄いよ!未唯!」

 

「一緒に頑張ろうよ!」

 

「ぐぬぬぬぬ、た、確かに……綺麗な歌声……みんなの前に立つのが恥ずかしいとかは慣らしていくことにして」

 

「その……私もスクールアイドルになっても……いいのかな?」

 

「「もちろん!」」

 

お姉ちゃんたちからの熱い一声で私もなってみようと誓うのであった。

 

「中須さん、よろしく」

 

「これから一緒にやっていくから気軽に呼ぶこと!いい?みい子」

 

「みい子!?じゃあ……」

 

「中須かすみちゃんだから……かすかすだね」

 

「かすみんです!」

 

「そっちの方が可愛いと思ったんだけど……」

 

「もう!かすみんって言ってるのに……」

 

「えっとよろしくね。かすみちゃん」

 

それから早速同好会の活動を始めることになったのだが……

 

「そういえばなんで歩夢先輩の事をぽむって呼んでるの?」

 

「えっ?えっと……それは……」

 

「小学生の頃に未唯があゆむって読めなくって、ぽむって読んだんだよね」

 

「それ以来ぽむお姉ちゃんって呼ぶようになったんだよね」

 

うぅ……その話は本当に恥ずかしい……

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