虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
最近、どうにも気になる子がいる。
気になり出したのは、ランジュと供に日本に来た日の事、スクールアイドル部を作るから幼馴染みに協力させようとしたけど、断られた。更には母親にも止められる始末……僕は何しに来たのだろうか?
そう思いながらとりあえずのんびりと日本での暮らしを楽しんでいると、今度はランジュがペイント弾まみれで帰ってきた。話を聞くとその例の幼馴染みに良からぬことを吹き込んだ(ランジュ曰)子にやられたらしい。
更に今後スクールアイドル同好会に危害を加えないようにと厳重注意を受けたらしい…………
そこまで学校を動かす存在……高柳未唯に私は興味を持ったのだった
「あの子がそうだよ」
日本に来て、色々とあって友達になった璃奈に未唯という奴を紹介してもらうことになったけど……至って普通の子だ。あれで『天使』って呼ばれてるのか?
「でもどうして未唯ちゃんに?」
「少し興味があって……」
正直言うと彼女以外の同好会のメンバーとは多少話したりしてたけど…………彼女とはこれが初遭遇だ……
「どんな子?」
「未唯ちゃん?優しい子だよ」
優しい……ランジュの話とは違う気が…………
「あれ?璃奈ちゃん、何してるの?」
すると未唯は私たちに気がつき、駆け寄ってきた。
「未唯ちゃん、ミアちゃんに未唯ちゃん紹介しようと思って」
「ミアちゃん?前に学校に来た子だっけ?」
「うん」
「よろしく」
「よろしくね。ミアちゃん」
笑顔で挨拶する彼女……本当に普通の子だ………………ランジュは嘘でもついてるのか?
「未唯ちゃんは侑さんと歩夢さんと幼馴染みなんだよ」
「侑?あぁあのベイビーちゃんか…………っ!?」
一瞬、悪寒を感じた……彼女は笑顔で私を見ていた
「ベイビーちゃん?」
「え、あ……」
「誰の事?」
「い、いや…………」
彼女から感じるのは……なんだ?これは……
「ダメだよ~年上の人にそんな風に言ったりしちゃ」
「は、はい……」
ふ、触れてはいけないものに触れてしまった…………気を付けなければ…………
「あー!またきたー!!」
すると今度はかすみがやって来たけど…………どうにも彼女は上級生に対して礼儀がなってない
「邪魔物みたいに……それに私の方が上級…………」
また悪寒を感じた…………
「ミアちゃん、上級生って?」
「あ、いや、一応……私……飛び級で…………」
「日本には飛び級制度ないよ」
優しい声だけど…………何処か恐ろしさを感じる
「あ、いや、理事……」
「飛び級でも年上の子には……」
彼女が手を伸ばそうとした瞬間、震えが止まらなくなった。私は直ぐ様日本に伝わる由緒正しき謝罪の体勢……土下座をした
「ご、ごめんなさい……気を付けます!未唯さん」
「え?」
「ミアちゃん?」
「みい子、何したの?」
未唯side
「って事があったんだけど……」
「それは……大変でしたね」
ちょっと注意したら……何故か敬語を使うようになったミアちゃん。何でだろうか私は栞子ちゃんに相談した。
「もしかしたら未唯さんの優しく諭すような言い方に負けたのかと」
「私……そんな言い方してる?」
「諭すは……冗談ですけど……未唯さんは優しさを感じる話し方ですから…………」
顔を赤らめる栞子ちゃん。もしかして…………
「栞子ちゃん、キスしてほしいの?」
「そ、そう言うわけでは……私は事実を……」
最近、栞子ちゃんは私を誉めることがある。大体そう言うときは……キスしてほしいときだったりする
「栞子ちゃんって本当に変わったね」
「そ、それは……未唯さんが変えてくれたから……」
「えへへ」
キスはしてあげないけど……私は栞子ちゃんをぎゅっと抱き締めた。
「み、未唯さん!?」
「栞子ちゃ~ん」
抱き締められて余計顔を真っ赤にさせる栞子ちゃん。本当に可愛いな~
「右月……鼻血……」
「左月、あの二人尊い…………」
右月……何となくやりたかった……
あと一話くらい書いたら、本編に戻ります
感想待ってます!