虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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今回はある小説に出たあるキャラの登場です!


30 東雲の天使

遥side

 

今日は練習が休みだから…………お姉ちゃんと待ち合わせして、一緒に買い出しをして……

 

昼休みに放課後の予定を確認している時の事、黒髪の子とすれ違った瞬間、ある違和感を感じた。今のって…………

 

「未唯ちゃん?」

 

思わず声をかけた私。すれ違った少女は不思議そうな顔をしていた。

 

「はい?」

 

髪の色が黒以外未唯ちゃんに似てる少女……そっくりさんなのかな?

 

「あ、ごめんなさい。友達に似てて……」

 

「もしかしてスクールアイドルの近江さん?」

 

「え?は、はい」

 

私の事を知ってる?でもこの学校ならある程度の認識はあるし…………

 

「姉から話聞いてるよ」

 

「姉?」

 

姉って……まさか……

 

「初めまして、高柳苺です」

 

 

 

 

 

 

お姉ちゃんとの待ち合わせ場所まで一緒に帰ることになった私たち。それにしても……

 

「未唯ちゃんに妹が……それに双子の……知らなかったよ」

 

「まぁ未唯姉はそう言うこと話したりしないからね~」

 

確かにお姉ちゃんから聞く限りだと未唯ちゃんはあんまり自分について話したりしないらしいけど……

 

「未唯姉の場合は聞かれないと話さない。昔からそこは変わらないんだよね」

 

「未唯ちゃんが昔は今みたいに感情を前に出さなかったってこと?」

 

「その影響が残ってるから……まぁそこら辺はあの二人が何とかしてくれたみたいだからね」

 

侑さんと歩夢さんのことだよね。それにしても苺ちゃん、嬉しそうな顔してるな~未唯ちゃんと同じように侑さんと歩夢さんの事が大好きなんだね

 

「それじゃ私はこっちだから……またね。近江さん」

 

「あ、遥でいいよ」

 

「えっでも……」

 

「折角友達になったんだから……ね」

 

「あ、その……」

 

何故か顔を真っ赤にさせる苺ちゃん。どうしたんだろう?

 

「えっと……ばいばい」

 

そう言い残して走り去るのであった。私……何か悪いことしたのかな?

 

 

 

 

 

 

 

それからお姉ちゃんと買い出しをして、いつも通り夕食を食べ終えた後…………私は未唯ちゃんに苺ちゃんの事を聞いた

 

「それで逃げるように帰ったんだけど……」

 

『そっか~あんまり気にしないでって言っても気にしちゃうよね。苺ちゃん、ちょっと分からなかったりするから』

 

「分からない?」

 

『遥ちゃんは苺ちゃんと話しててどう思った?』

 

「えっと……未唯ちゃんを強気にした感じ?」

 

『あはは……苺ちゃん、強いように見えて人一倍弱いから…………友達でいいのかなって悩んだりしちゃうんだよね』

 

「う~ん、それじゃ……」

 

『負けずに接してあげて、姉としては嬉しかったりもするから』

 

「うん!」

 

電話を切ると……姉としての未唯ちゃんも新鮮だな~と思う私であった。

 

 

 

 

 

 

 

次の日、学校で苺ちゃんを探していると、クラスの子と一緒にいるところを見つけた。楽しそうに話してるし、声をかけるのはやめた方がいいのかなと思ったけど……

 

「苺ちゃん~」

 

声をかけないとダメだよね。

名前を呼ばれて戸惑う苺ちゃん。私は笑顔で……

 

「今日、練習あるんだけど、見に来ない?」

 

「えっと……」

 

「終わったら寄り道しよ」

 

「う、うん……は、遥ちゃん」

 

もじもじしながらそう言う苺ちゃん~可愛いな~

 

 

 

 

 

 

 

苺side

 

その日の夜、

 

「それじゃ遥ちゃんと仲良しになったんだ」

 

「うん!ただ……」

 

「ただ?」

 

「その……距離が……手を繋ぐのってその……」

 

「あ~」

 

手を繋いで一緒に遊んだりするのって……家族や幼馴染以外はこ、恋人同士がすることなのに…………遥ちゃん、大胆すぎるよ……

 

「苺ちゃんは純粋だからね~」

 

「も、もうお姉ちゃん!私は純粋じゃないよ!世間一般的なことを……」

 

「はいはい」




高柳苺

主人公、未唯の双子の妹。

髪の色以外は見た目はほぼ同じ。ある一部分だけ違う。

未唯を少しだけ強気にした感じだけど、実際は人一倍弱いため、いきなり友達だよって言われると戸惑い逃げ出すことがしばしば

姉との関係は良好。外では未唯姉呼びだけど、家ではお姉ちゃん呼び

本人は純粋ではないと思ってるが、かなり純粋。
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