虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
とりあえず鍵をかけて…早速勉強会を……
「ちょっと待った!」
始めようとしたらかすみちゃんが待ったをかけた。
「どうしたの?」
「かすみさん、勉強したくないからって…」
「そういう訳じゃなく、みい子はどうなの?」
「!?」
「そういえば未唯って、成績いいんだっけ?」
「あんまり見せたりしないよね?」
お姉ちゃんたちがそう言うけど……今は…
「わ、私の点数より…今は…」
「栞子ちゃん、未唯ちゃんの点数分かる?」
「はい、確か……」
栞子ちゃんは私の点数表をみんなに見せた。
現国 80点
理科 58点
数学 40点
日本史 75点
英語 80点
「…………」
「未唯ちゃん~理数系苦手なんだね~」
「代わりに他は割と取れてるね」
「でも数学…………」
エマさん……お願いだからコメントに困らないで……
「みい子もお馬鹿王決定戦やる?」
「そうね……と言うより前回はどうしてたの?」
前回は栞子ちゃんに言われたから、負けないように一人で勉強していたから部室に来てなかったけど……まさかこんな感じにバレるなんて……
「未唯さんは理数を徹底的に鍛える必要がありますね」
「栞子ちゃん、知ってる?」
「はい?」
「数学なんて……足し算と引き算と割り算と掛け算だけで社会に出ても十分やっていけるんだよ」
「未唯、あなたの言う通りよ」
果林さん……分かってくれたんだ
「未唯さんは私が付きっきりですね。せつ菜さんもお願いできますか?」
「はい!任せてください!」
あ……スパルタ…………でも仕方ないか……
「つまりここがこうなって……」
それぞれの教科に分かれて、勉強会をすることになった私たち。
「未唯さん、ここはこうですよ!」
なんと言うか…………私だけ得してないかと思ってしまう。
栞子ちゃんもせつ菜さんも優等生だし、教え方も上手い。これなら結構捗る……捗るけど…………
「はぁ……集中切れた……」
「まだ……二時間たってますね」
「未唯さんは集中力あるんですね」
「う~ん、夢中になればそれなりに…………でもずっとだと疲れちゃうよ」
「では休憩しましょう!」
「私は何か入れてきますね」
暫くして栞子ちゃんがお茶を入れてきてくれた。私たちは少し休憩しながら……
「そういえば未唯さんは文系が得意なのはどうしてですか?」
「え?」
「確かに感じ的には全部出来そうですけど…………」
私ってそんな風に見られてたの?ちょっと意外……
「それでどうして得意なんですか?」
「う~ん、特に思い当たることは…………ぁ」
よくよく思い返すと思い当たることがあった。
「周りに鈍感なのに無意識に口説く人と思い詰めやすい人がいて…………その二人が喧嘩しないように気を付けていった結果……かな?」
「二人?」
「ぁ……」
せつ菜さんは分からないみたいだけど、栞子ちゃんは察していた。
「因みに苺ちゃんは逆かな?」
双子だからなのか何なのかわからないけど……ね
「では読み解くということならうみがめのスープとか得意では?」
「うみがめ?」
「あー、あれはどうだろう?やってみたいってことはあるかな?」
「では今から…………」
「せつ菜さん、まだ勉強会中ですよ。やるなら今度の合宿の時にでも」
「はい……」
まぁ合宿の時のお楽しみにして、今は勉強に集中…………
「その合……」
押し出し→手を振る→扉をしめる→鍵をかける
「姉さん…………」
ここのセキュリティどうなってるんだろう?知らない人が入ってきすぎじゃないかな?
それから暫くの間は練習の合間に勉強会を開いて、テストの結果が返ってきた頃……
「あ、結構点数上がってる」
「未唯さん、おめでとうございます」
「えへへ、栞子ちゃん。ありがとう。せつ菜さんもありがとうございます」
「いえ!お役に立てて何よりです!」
「…………赤点は回避できたわね」
「…………えぇ、それにコッペパンってこんなに美味しかったんですね」
「本当に……」
かすみちゃんと果林さん……疲れきってるけど……大丈夫かな?
「それで合宿なんだけど……栞子ちゃんのお姉さんが…………」
「ん?」
薫子さんと侑お姉ちゃんって顔見知りだっけ?
「前にみんながやった無人島でって話が出たんだけど……断って学校の合宿施設でやることになったから……みんな!頑張ろう!」
『おーー!!』
断ったんだ……でもなんでだろう?まぁいいか。
折角だしあの子達に声をかけて、合同でできないかな?お姉ちゃんに相談してみよう
塩対応なのかワサビなのか…………未唯の場合は大切な人を傷つける人に対してはこうなります。
そこら辺栞子も含まれるけど……次回は栞子と未唯との関わりについてやります!
感想待ってます!