虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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愛さんの誕生日回!


愛さんの誕生日 愛さんの妹

ある日のこと、部室に入ると机の上に置かれた大量のキュウリとそれを囲む璃奈ちゃん、しずくちゃん、かすみちゃんの姿があった。

 

「何があったの?」

 

「あ、未唯ちゃん。実はね愛さんの誕生日プレゼントを考えてたの」

 

誕生日?確か30日だよね?まだ三週間近くあるけど……

 

「ねぇ、りな子~本当にやるの?」

 

「璃奈さん、普通にプレゼント買いにいこう」

 

「ううん、愛さんにプレゼントしないと……」

 

璃奈ちゃん、気合いが入ってるけど……それもそうか。璃奈ちゃんからしてみたら、愛さんは恩人だもんね

 

「それでそのキュウリは?」

 

「愛さんにとびっきり美味しいキュウリの漬け物を作るの『えっへん』」

 

「そっか~プレゼントに………………」

 

いや、それは……どうなのかな?いや、確かに喜ぶけど……プレゼントに漬け物を……

 

「みい子からも言ってよ~プレゼントを別のにしてって」

 

「えっと……璃奈ちゃん」

 

「何?未唯ちゃん」

 

「その………………漬け物は…………プレゼントじゃなくパーティーの時の料理として出さない?」

 

「プレゼントダメなの?」

 

不思議そうに顔をかしげてるけど……なんと言えば……

 

「あーその……ダメじゃないよ。でも持ち帰るの大変だし……持ってくるのも大変だから……ね」

 

「そっか……それだったら…………」

 

納得してくれたかな?

 

「ここの調理室で保管してもらう」

 

「…………それなら問題ないね」

 

「みい子!?」

 

「未唯さん!?」

 

ごめん……どうしようもないよ…………

 

 

 

 

 

 

 

かすみちゃんとしずくちゃんの二人が璃奈ちゃんを説得を続けることになり、私は一人飲み物を買いに行こうとしていると、

 

「あれ?みーちゃんじゃん。みーちゃんもジュース買いに来たの?」

 

「愛さん、はい」

 

愛さんと出くわした。丁度プレゼントに関して聞きたいことがあったんだ

 

「愛さん、今月誕生日ですよね?」

 

「そだよ~何々?プレゼントくれるの?」

 

「はい、それで何がほしいのかなって聞きたくって」

 

「そっか~でも愛さん、みんながくれるものなら何でも良いよ~」

 

愛さんならそう答えそうだと思っていた。それなら何か可愛い小物を…………

 

「あーでもみーちゃんにはプレゼント代わりにお願いしたいことがあるんだけど?」

 

「お願いしたいこと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

5月29日 夕方、宮下家

 

「おぉ~みーちゃん、けっこう似合うじゃん」

 

「ほ、本当ですか?」

 

「うんうん、意外とギャルみたいな格好もいいね~」

 

愛さんの家で私は愛さんが用意した服を着ていた。

前々から着せてみたかったらしい

 

「メイクもギャルみたいにして…………うん、バッチリ!」

 

「私……そんなに似合ってます?」

 

「元々素材は良いからね~これ、写真とってゆうゆと歩夢に見せようよ」

 

「えっと……それは……やめた方が……」

 

多分直ぐに電話がかかってきそう…………下手するとこの家まできそう…………

 

「いや~みーちゃんをこうして着せ替えとかしてみたかったんだよね~」

 

「まぁこれがプレゼントの代わりになるのはあれなんで後でちゃんとしたもの買いますね」

 

「気にしなくて良いのに~」

 

「私が気にします!」

 

ため息をつきながら私は姿見の前で自分の姿を見てくるくる回ったりした

 

「愛さんに妹がいたら、こんな風にしてみたかったんだよね」

 

「えっ?」

 

「ほら、この間のしずくの誕生日の時は妹になったんでしょ」

 

「あーそうですね」

 

ちょっと最後はからかったりしたけど…………

 

「それでね。みんなと話してて、出来たら誕生日の時は妹になってもらいたいねって」

 

何でそんな話になったのか分からないけど……誰かの妹か~

 

「それじゃ……愛お姉ちゃん♪」

 

「なぁに?未唯」

 

あ、これはけっこう恥ずかしいね

 

「いや~いいね。これゆうゆたちが羨ましいよ」

 

「あはは……」

 

「それじゃ明日まで妹でお願いね」

 

「うん、愛お姉ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日…………

 

「愛お姉ちゃん~」

 

「はいはい、あ~ん」

 

誕生日パーティーで料理を食べさせてもらっていた

 

「おいしい?」

 

「うん、美味しい」

 

「本当、未唯は妹を演じるのはうまいわね」

 

「あの自然な姿……見習わないと……」

 

「未唯ちゃんも楽しそう」

 

「だね~」

 

「所でりなりーのプレゼントは?」

 

「「!?」」

 

そういえば説得できたのかな?すると璃奈ちゃんは俯いていた

 

「ごめんなさい」

 

「えぇ!?何で謝るの?」

 

「愛さんに特製の漬け物を食べてもらいたかったんだけど…………失敗して……」

 

「そうなんだ……でもりなりーが作ろうとしてくれたの嬉しいよ!今度一緒に作ってみよう」

 

「愛さん……うん」

 

何だかんだ良かったかもしれない。

 

「それじゃ次の私の時は楽しみにしておくわ」

 

「え?」

 

果林さんの妹に…………

 

「あの……私……その……お胸……そんなにないから……着せ替えとか……」

 

「何を言ってるのかしら?」

 

果林さんの妹…………何をされるんだろう?やっぱり着せ替えとか?が、頑張らないと…………




愛さん誕生日おめでとーーーー

そして次回の果林さんの誕生日にナニをされるのか……

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