虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
同好会の練習も終わり、私は栞子ちゃんと一緒に帰るために生徒会室のドアを開け、
「栞子ちゃん、一緒に帰……」
「あ……」
ドアを閉め、私はさっき目に飛び込んできたものについて考え込んだ。
今のは……何だったんだろう?
普通に栞子ちゃんは仕事中かな?それだったら手伝おうと思ってたけど……何か栞子ちゃんがメイド服に猫耳と尻尾をつけていたような…………
疲れてるのかな?私…………
きっと目の錯覚だよね……うん……
私はもう一度ドアを開けると…………
「うぅ、未唯さんに見られました……」
「だ、大丈夫だよ!栞子ちゃん、似合ってるから変だと思われてないよ」
「そうです!きっと大丈夫です!」
膝を抱える栞子ちゃん(猫耳メイド)と必死に励ます侑お姉ちゃんと右ちゃん。本当に何があったんだろう?
「えっとつまり、今度の校内フィルムフェスティバルで生徒会としてPR動画を作るために、親近感を持たせるために栞子ちゃんを知ってもらうためにって事だよね?」
「はい!前回はキャラ作りで左月が!今回は私が!」
「私はあくまで意見をと言うことで」
「なるほどね」
私は特に今回はいいかなと思って裏方に回っていたけど……いつの間にそんな話に…………にしても
「栞子ちゃんがメイドなのはその一環なの?」
「はい!未唯さんはどう思いますか?」
未だに膝を抱える栞子ちゃんを見て、私は思ったことをハッキリと伝えた。
(こんな変に意識した姿よりも普段の栞子ちゃんの方がより親近感わくんじゃないのかな?)
「栞子ちゃんのメイド服、新鮮で可愛いよ」
あれ?何か本音を伝えた気が…………
「右ちゃん、栞子ちゃんの写真撮ってあったら、ちょうだい」
「はい!」
うん、もう本音しか言えてない…………
何かもう破壊力がすごいんだもん…………
「因みに未唯さん、私からのリクエストを聞いてもらえたら…………動画を譲りますよ」
「右ちゃん…………(そんなことしたら、駄目だよ。栞子ちゃん困ってるでしょ)いいよ」
あ、だめだ。本音しか言えない
「では!侑さん!」
「うん!未唯!これを着て」
お姉ちゃんに渡された服に着替えると、何でドレス?
「未唯、ドレスも似合うな~」
「こういう服……落ち着かない……」
「さぁ!会長!三歩後ろに立ってください」
「こうですか?」
「いいですね!お嬢様とメイドのセット!これはいいです!」
「おしとやかなお嬢様と真面目なメイドさん……何だか絵になるね」
「あはは……」
何かこういうのも悪くないな~。私は栞子ちゃんの方を見ると、栞子ちゃんは私の姿に見惚れていた。
「どう?」
「えっと……とてもお似合いです…………未唯さん」
「栞子ちゃん、今はメイドさんなんだから…………」
「あ……えっと……お嬢様……」
恥じらいながら言われるとものすごくドキドキする…………
「未唯さん…………こちらに猫耳がありますが…………」
「そうだね……」
私は白の猫耳をつけると…………
「栞子ちゃん、にゃんにゃん」
「//////」
「どうして目をそらすにゃん?未唯にゃんの方をよく見てほしいにゃん」
「こ、これは…………いけますよ!いけます!」
「二人とも可愛いよー」
何か変な方向に向かってる気がするけど……気のせいかな?
「会長、メイド服から制服に着替えて、二人で猫耳を…………」
「えっと…………」
「…………何してるの?」
不意に声が聞こえ、振り向くと…………ぽむお姉ちゃんが…………
「………………」
「//////」
「………………」
物凄く困った顔をするぽむお姉ちゃん…………これは…………
私は咄嗟に猫耳を侑お姉ちゃんにつける。お姉ちゃんは直ぐに理解して…………
「歩夢、にゃんにゃん」
「侑ちゃん?」
あ、効かなかった。
その後、ぽむお姉ちゃんにお説教を受けることに…………私は悪いことしてないのに……まぁ本来の目的を忘れたから仕方ないけど…………
「はぁ……」
栞子ちゃんは落ち込んでるし……
「未唯さんだけじゃなく、歩夢さんにまで……」
「そんなに落ち込むことじゃないと思うよ」
「ですが……」
「栞子ちゃん、可愛かったし、今度二人で猫耳メイドになろう」
「そ、それは……」
「それとも二人でその衣装でライブする?」
「う、うぅ……」
照れてる栞子ちゃん、可愛いな~本当に後でまた着てくれないかな?
おまけ
「もう!侑ちゃんまで忘れちゃうんだから」
「あはは、ごめんって……所で私の猫耳どうだった?」
「普通に可愛かったけど…………私も猫耳つけた方がいいかな?」
「あー歩夢は猫耳じゃなく……うさみみ?」
「うさみみ?」
「あゆぴょん、見たいな~」
オチナシ!
因みに前回の合宿…………愛さん素で忘れてた
後、外伝はちょっと悩みと言うべきか……外伝、別作品として今後分けるべきか……書くとしたら本編終わってから?になるかもですが、どうでしょうか?
感想待ってます