虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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今回で最終回です!


最終回 新しい誓い

せつ菜side

 

フェスが終わり、いつも通りの日常が戻ってきた。

生徒会の仕事も片付いたし、今日は侑さんの提案で休息日で部室には私しか来ていない。

 

何故休息日なのに私が部室に来ているかと言うと…………

 

「さて、新刊も買ったので今までの刊を読み返して…………」

 

家の事情で読めなかった漫画を読まないと…………ずっと楽しみにしていた漫画だからじっくりと…………

 

「あ、せつ菜さん、ここにいたんですね」

 

読もうとしたら未唯さんが部室に入ってきた。

 

「どうしたんですか?今日は活動は……」

 

「せつ菜さん、私とデートしてください!」

 

「はい?」

 

今、デートって…………普通は好き同士の男女がするものじゃ……いや、漫画やアニメで同性同士でも……

 

「あ、あの……その……未唯さんは……私の事をどう思ってるんですか?」

 

「え?好きですけど?」

 

「す、好きって……」

 

未唯さんは確かに可愛らしい女の子で…………そんな子にこんな風に好かれるのは良いかもしれないけど…………

 

「あ、あの私たち……女の子同士ですよ」

 

「あの、何か勘違いしてるみたいですけど…………私の言った好きは友愛の意味です」

 

「え、あー!?そうですよね!」

 

 

 

 

 

未唯side

 

せつ菜さん、変な勘違いをしてたけど……でも仕方ないか私も変な言い方したし……

 

「デートと言うよりかは遊びの誘いみたいなものです」

 

「遊びですか?」

 

「はい、その……せつ菜さんに伝えたいことがあるので……ただ伝えるよりかは…………」

 

「一緒に遊びに出かけて……ですか。いいですよ。いつにします?」

 

「それじゃ今度の日曜日に」

 

「はい!」

 

とりあえず約束は出来た。後は…………この思いをしっかり伝える準備をしないと…………

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで日曜日

駅前で待ち合わせをしていると、せつ菜さんがやって来た。

 

「あれ?今日は菜々さんモードなんですね」

 

「あはは、急いで出てきたので、直ぐにいつもの……」

 

「あ、出来たらそのままで……」

 

「え?」

 

「その姿のせつ菜さんちょっと新鮮ですから」

 

「そ、そうですか////」

 

「はい、それにいつものせつ菜さんはかっこよくって可愛いのが、今はすごく可愛い感じですし」

 

「み、未唯さんは……その…………無自覚にそんなこと言うのは侑さんの影響ですか/////」

 

無自覚に?普通に思ったことを言ったんだけど…………

 

「さ、早速どこに行くんですか?」

 

「せつ菜さんが行きたいところに、私がいきたいところは最後で良いので……」

 

「それじゃ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に訪れた場所はアニメショップだった。

 

「この漫画おすすめですよ」

 

「本当ですか?」

 

「はい!読み始めると一気に読んでしまいます!今度貸しますよ」

 

「あはは、それじゃお願いします」

 

「あ、これは…………もう出ていたんですね!このアニメのBlu-ray!」

 

「あ、これ、私も見てます」

 

「本当ですか!」

 

「はい、子供向けのアニメなのにストーリーが……」

 

「そうなんです!それに戦闘シーンも熱くて」

 

「わかります!凄い気合いが入ってますよね!」

 

「はい!」

 

せつ菜さん、本当に好きなんだな~大好きなものに対してのせつ菜さんは子供みたいな笑顔を見せてくるから惹かれてしまう

 

 

 

 

 

 

 

それからせつ菜さんが行きたい場所へと行き、今はちょっと休憩中だ。

せつ菜さんは何か飲み物を買ってくると言って今はいない

 

「本当に今日だけで色んなせつ菜さんを見たな~」

 

一人でそう呟いていると……

 

「あ、あの……」

 

一人の女の子が声をかけてきた。灰色で肩までの髪の長さ、同い年みたいだけど…………

 

「高柳未唯さんですよね?スクールアイドルの」

 

「は、はい」

 

「わ、私……ファンなんです」

 

わ、私のファン!?まさかいるなんて…………いや、いるんだろうけど……こうして声をかけられるのは…………

 

「会えて嬉しいです!握手してください」

 

「あ、はい」

 

軽く握手をすると、彼女は本当に嬉しそうにしていた。

 

「私……高柳さんのステージを見て…………いつか私もって思い始めて……その……」

 

「スクールアイドル始めたくなったの?」

 

「はい、でも……その……自信がなくって……」

 

自信がないか……それは誰だってそうだけど……

 

「それだったら最初に見せたい人に見せようと言う気持ちでやれば良いよ」

 

「見せたいひとに…………」

 

「うん、私もそうだったから…………」

 

「そっか……ありがとうございます!」

 

「紗桜莉ちゃん~」

 

するとあっちの方でオレンジの髪の子が彼女の名前を呼んでいた

 

「あ、すみません、友達待たせてるので……」

 

「うん、また何処かで」

 

「はい、あ、私……相花紗桜莉って言います。それでは」

 

紗桜莉ちゃんか~あの子もスクールアイドルになって……いつかまた何処かで会うのかな?

 

「お待たせしました!ってどうしたんですか?」

 

「え?」

 

「何だか嬉しそうですよ」

 

「嬉しいですね……誰かにきっかけを与えられて……」

 

「?」

 

「今度話しますね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の目的地にたどり着く。そこは…………

 

「ここって……」

 

「私が……ううん、あの日……私、侑お姉ちゃん、ぽむお姉ちゃんはここから始まったの」

 

あの日……私たちはせつ菜さんのステージを見て……ときめきを……夢を見つけた……

 

「そうでしたね……ここで私のステージを見て……侑さんはスクールアイドルに興味を持ち、歩夢さんも……未唯さんも…………」

 

「ここで私が今日、ずっと伝えようとしてきたこと伝えるね……」

 

私は一度深呼吸をし……せつ菜さんを見つめながら告げた

 

「私はせつ菜さんにずっと憧れてました」

 

「……はい」

 

「今まで……憧れのせつ菜さんと一緒に歩んできましたが……これからは違います…………これからは仲間として……ライバルとして…………せつ菜さんと…競いあいたい……ダメですか?」

 

「…………私の答えはわかってます…………」

 

せつ菜さんは髪をほどき、いつものせつ菜さんの姿になり…………

 

「未唯さん!これからはライバルとして仲間として未唯さんと……いいえ、みなさんと一緒に……頑張りましょう」

 

「はい!」

 

これからはライバルとして仲間として……一緒に…………

 

「せつ菜さん、大好きです」

 

「私も未唯さんが大好きです」

 

こうして新たな誓いを二人で誓うのであった

 

 

 

 

 

 

その日の夜、親が仕事でいないのでぽむお姉ちゃんが夕食を作ってくれることになり、私は手伝いながら今日の事を話した。

 

「そっか、そんなことがあったんだね」

 

「うん、憧れたままの気持ちを変えたんだ」

 

「ふふ、未唯ちゃん、本当に変わったね」

 

「そうかな?」

 

「そうだよ~」

 

「そっか」

 

本当にうれしい気持ちでいっぱいだ

 

「そろそろ出来るから侑ちゃんと苺ちゃん呼んでくるね」

 

「あ、侑お姉ちゃんにも声をかけたんだね」

 

「だってかけなかったらきっと後でさみしがると思うよ?」

 

うん、それは何かありそうだ

 

「あ、そうだ……今日ね、ファンの子にあったの」

 

「そうなの?」

 

「その子、私のステージを見て……スクールアイドルを始めたくなったんだって……それ聞いて嬉しくなっちゃった」

 

「嬉しく?」

 

「私にも……誰かの夢を……ときめきを見つけさせられたんだなって……」

 

「そっか、そうだね」

 

「よーし、まずは延期になったライブのために頑張らないと!絶対に見に来てね!」

 

「うん、みんなと一緒に行くね」

 

こうして私たちの夢はまだまだ続く…………もしかしたらこれから先新しいときめきが見つかるかもしれない。

 




と言う訳で、今回で虹白最終回!
外伝含んで割とこんな話数に…………

アニガサキ一期の話まででしたが、来年の二期始まるので、そちらも書く予定です。果たしてどんな感じになるのか…………

後、今回の話で出てきた紗桜莉はスーパースターのオリ主になります!その内新作として出ます

未唯ちゃんのこの話は終わりますが、翡翠の方はまだまだ続くのでそちらもよろしくお願いいたします

では新作、もしくは翡翠にてまた


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