虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
その勢いで冒頭だけですが更新します!
01 消えた白い天使
吹き荒れる風、私は一人立ち尽くしていた。
あのトキメキが溢れたステージから時が経ち、私は…………
「未唯ちゃん……」
「行こう。私と一緒に……」
侑side
同好会のみんながスーツを身に纏い、向かってくる敵を凪ぎ払っていく。そして一人だけ黒いドレスを着た少女……高柳未唯はビルの屋上から落ちながら迫り来る巨大な物体に二丁のビームライフルを構え、発射する。その背中には白い翼が…………
「ねぇ、侑ちゃん」
「何?歩夢」
「何で未唯ちゃんだけドレスなの?」
「あー衣装あわせの時にスーツが似合わなくって……未唯も似合ってないし、何か一人だけ浮く感じがするからって……」
未唯だけは本当にドレスが何故かしっくり来ていた。
「確かに未唯さんだけスーツが似合ってなかったですね」
「何だか七五三みたいだったわね」
果林さん……それ言いすぎだよ……
「未唯も言い返さない……あ……」
私が未唯に話しかけるが、部室には未唯の姿はなかった。それもそのはずだよね……未唯は……
「未唯ちゃん、元気にしてるかな?」
「歩夢先輩と侑先輩は連絡取ってないんですか?」
「うん、メッセージは見てるけど……返信がね」
「未唯さんいないだけで……凄く淋しい『しくしく』」
「仕方ないですよ……未唯さんも残りたいと話していましたが……」
「やっぱり淋しいね……」
「何か愛さんまで悲しくなってきた……」
それほどまでに未唯はこの同好会に大切な存在だった。だけど……今は……
「遥ちゃんも苺ちゃんがいなくて……元気なかったよ……」
「何時までもくよくよしてられないわね。ほら、早くその紹介動画をオープンキャンパスまでに完成させないとね。何せ第二回スクールアイドルフェスティバルに向けての告知なんだしね」
「そうだね……うん!」
未唯……私たちは今も夢に向かって頑張ってるから……だから……心配しないでいいよ
生徒会室
作業中の副会長の元に一通の手紙が届いた。
「これは……なるほど……会長には黙っていた方がいい案件ですね」
その手紙ともうひとつ一枚の紙が入っていた。その紙は………………
「すみません。実行委員会の三船栞子です。あの会議はここで?」
「あ、はい。合ってますよ」
「その手紙は?」
「あぁこれですか?心配しているみたいで……色々と対策を取ってほしいからと……」
「一体誰が?」
「それは……」
副会長の口から出された名前。栞子にはその名前に聞き覚えがあった。
「彼女ですか……」
「お知り合いで?」
「一度話したことがありましたが、その時とステージに立っている姿とは違う印象をもちました」
「それが彼女の魅力かもしれませんね」
「ですが彼女は……」
「えぇ残念ですが……」
今後の更新についてですが、外伝の方の更新スピードは落ちますが続けていきます
因みに冒頭のあの映像を見て、不意に未唯ちゃんはツインバスターライフルを持っているイメージが……
感想待ってます!