虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
今日の活動は第二回スクールアイドルフェスティバルの懸案事項について話し合うことになったけど……あの「ケン」は誰が書いたのだろうか?いや、あぁいう風に書くのがお洒落だったりするのかもしれない
「未唯ちゃん、なんか変なこと考えてる?」
「気のせいだよ」
何というかぽむお姉ちゃんに考えが読まれるなんて……
「内容的には前回をベースにする形でいいと思うんだけど」
「賛成でーす」
「いいと思う~愛さんもやりたいことまだまだたくさんあるよ~」
「私も」
「一番怖いのは天気ですね」
「確かに…あの時は未唯ちゃんが裏で動いてくれてたからステージが濡れずに済んでたけど」
「流石に天気は読めないからね……前の時は私が何とかしたけど、今回はステージに出るからサポートとか無理だし……」
天気をどうにかするなんてこと、普通に考えて無理だろうしね。そんな雨雲に向かって『晴れろーーー』なんて言って晴れたりすることなんてできないし……
「全て屋内ステージにできればいいんだけど……」
「その場合大きな場所を探す必要がありますね。参加者も前回より増えそうですし」
「うーん、ぜいたくな悩みですね」
「じゃあ~これも窓に飾ろうよ~」
そういって彼方さんが取り出したのは彼方さん型のテルテル坊主?
「てるてる坊主だよ~遥ちゃんと二人で作ったんだ~」
「可愛いです」
「窓辺に飾っておこうよ」
「もしくは全員分作っておく?」
それだったらきっと効果もすごいことになりそうだしね
「いいね~」
そんな私たちの様子を侑お姉ちゃんは微笑ましく見ていた。
「東雲と藤黄からは参加決定の連絡も来てたし、そっちの打ち合わせもしないとね」
段々と進んでいくスクールアイドルフェスティバルの準備。本当に楽しみだな~
するとエマさんのスマホにメッセージが入った。
「どうしたの?」
「ほかの高校でスクールアイドルをやってる友達からなんだけど、私たちと合同ライブやりたいって」
『合同ライブ?』
早速その合同ライブをやりたいと提案してきたスクールアイドルたちと打ち合わせをすることになった。
「YG国際学園スクールアイドル部部長ジェニファーと」
「副部長のラクシャータです」
金髪でおさげの子がジェニファーさんで褐色の子がラクシャータさんか……
「YG国際学園…」
「海外からの留学生が多く在籍する高校ですね」
「うん、二人とは留学生が集まるネットコミュニティで知り合ったんだ。お互いスクールアイドルやってるって分かって」
「すっごく盛り上がったよね」
「もちろんスクールアイドルフェスティバルに参加したいです」
結構好印象だ……まぁエマさんの知り合いだからなのか信用も信頼もできそうだな。
「それでお互いのことをよく知りたいなって思って」
「だから合同ライブ?」
「いいですね!私たちもYG国際学園のステージ見たいです!」
「決まりね。昨日のランジュのステージもすっごく良かったし、みんなのステージも楽しみ!」
ランジュ……鐘さんのことか。未だによく分からないというか私的の距離感がつかめてないから鐘さんって呼んでしまう。というかみんな、ライブをやったこと知らなかったからか固まってる
「ん?どうしたの?」
「ショウ・ランジュがライブをやったんですか!?」
話を聞くとゲリラライブだったらしく、ジェニファーさんたちも途中からしか見られなかったらしい。
そして二人は鐘さんが同好会にいないことを不思議そうに思っていた。せつ菜さんは少し考え方が違うと説明はするけど……
「んー?」
「どうしたの?未唯ちゃん」
「鐘さん……何で私のこと……」
あることを言いかけたけど、やめた。まだ確信を持てないし、何というか気のせいだったら嫌だしね。
「あなたが高柳未唯さんね」
「見たわよ、あなたのライブ。まさに天使を思い浮かばされたわ」
「て、天使なんて…そんな……」
「照れなくていいのに~」
「うぅ、あ、そうだ!うらちゃんに学校医を案内することになっていたから、私はそろそろ行くね」
そう言って私は部室を後にするのであった。というか最初に天使って通り名をつけたのは誰なんだろう?結構恥ずかしい
基本的には未唯ちゃんは親しくならないと、名前では呼びません。現時点では警戒心マシマシです
感想待ってます