虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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今回、うらのあることが……


08 ランジュを知るために

うらside

 

どうも高柳うらです。名前の由来は何処かの地方の一人称とか

ここ虹ヶ咲に転入してから数日が経ったけど、思っていたよりも直ぐに馴染めた。理由としては親戚である未唯ちゃんのお陰だったりします。

そんな私は科学部部長に頼まれてあるものを探していると、見知った人たちが歩いているのを見つけた。

 

「結局ミアって子 満点でさ」

 

「へぇー!」

 

「ネットで調べたんだけどテイラーファミリーって世界的な音楽一家であの子も期待の新人作曲家って話題になってるみたい」

 

「すごいね」

 

「しかも今14歳なのに飛び級で高校3年生なんだって」

 

「へぇー…えっ14歳!?やばっ!」

 

「まいっちゃうよねぇ」

 

「侑さん、こんにちわ」

 

「あれ?うらちゃん」

 

「科学部の活動中?」

 

えっと宮下さんだったけ。未唯ちゃんがお世話になってる人のことを覚えないとな~

 

「はい、お二人はライブの準備ですか?」

 

「そうだよ。うらちゃんも見に来てね」

 

「はい、それでお二人が話してたのって、あそこにいる子ですか?」

 

私が指を指した方を二人が見ると、二人が話していたミアちゃんと……猫?

 

「ほら、怖くないよ」

 

ミアちゃんが触ろうとすると、猫は逃げ出してしまった。

 

「あ、おい」

 

猫は私たちの方に近寄ってきた

 

「よしよし」

 

「ネコ好きなの?」

 

「別に」

 

「気持ちいいかい?はんぺん」

 

「その子はんぺんって言うの?」

 

「うん。一緒にご飯あげる?」

 

そんなこんなで何故か一緒にご飯を上げることになった。まぁいいか。頼まれたものもそうそう見つかるわけないし……

 

 

 

 

「ねぇランジュちゃんの曲ってあなたが作ったの?」

 

「そうだけど」

 

「素敵な曲だった!」

 

「どうも」

 

「曲作りだけじゃなくて一緒に留学してくるなんて仲いいんだね」

 

「日本に来たのは気まぐれさ。それに僕とランジュは友達じゃない」

 

「えっ?どういうこと?」

 

「彼女は僕の曲を歌いたい。僕は彼女を通して作った曲を広めたい。僕自身をみんなに認めさせるためにね」

 

「要するにビジネスパートナーってこと?」

 

「まぁそんなところ、と君は前にあの未唯って子と一緒にいた子だね」

 

「はい、うらっていいます。ビジネスパートナーか……あれ?ミアちゃんは有名音楽家の娘さんだから……」

 

そんな子がランジュさんのパートナー関係なのか?普通ならそんな有名な家系の子に曲作りをすると言うことは……

 

「ランジュさんとは……お金の関係?」

 

「何でそうなるか分からないんだけど……まぁいいや、See ya」

 

否定しないということはやっぱり……お金の関係なのかな?

 

「うらっちって、面白いね」

 

「まぁ未唯曰く色々と勝手に考えては結論を出して、それが答えだと思ってるみたいだよ……所でうらちゃんは何か探してるの?」

 

「へっ?あぁ、忘れてました。何だがある生徒が作った特殊な料理を探してきてほしいって」

 

「「特殊な料理?」」

 

「料理の部類に入らないけど、薬の調合に使えるとか……確か夏休みに廃棄された紫色のシチューみたいなものらしいですけど……」

 

「紫の……」

 

「シチュー」

 

あれ?何か思い当たることがあるのかな?

 

「とりあえず、後で未唯に持たせるよ」

 

「本当に?ありがとうございます。侑さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

今日の分の準備が終わり、そろそろ帰ろうとすると、璃奈ちゃんと彼方さんの二人を見つけ、声をかけようとすると、エマさん、かすみちゃんの二人ともばったり出会った。

 

「あ、三人とも何してるんですか?」

 

璃奈ちゃんはスマホを私たちに見せた。これって鐘さんの……

 

「あ、これって…」

 

「ランジュさんのファンサイト」

 

「もうできてるの!?」

 

流石というべきか……鐘さんの活動とか聞いてる地道に頑張ってる感じだからこその結果なのかな?

 

「気になる?」

 

「そ、そんなわけないじゃないですか」

 

彼方さんはかすみちゃんに抱きつきながらそう聞いていた。かすみちゃんは否定するけど、気になってる感じがすごく伝わる。

 

「彼方ちゃんは気になるなぁ~」

 

「アルバイトありますよね!?」

 

「今日は休み~」

 

「私も見たい」

 

「えっ!?」

 

「ランジュさんの歌すごかったから」

 

「ぐぬぬ…でもライブの時間も場所も分からないんじゃいけないよねぇ…」

 

するとタイミングがいいのか鐘さんが帰っていく姿を見つけた。エマさんは直接聞こうとするが……

 

「どうしても行くなら……」

 

かすみちゃんが提案した内容は…………

 

 

 

 

 

 

「なんでスパイみたいになってるの?」

 

「鐘嵐珠にライブ見せてなんてお願いするの恥ずかしいじゃない」

 

だからってこのサングラスにマスクだと余計に怪しい感じがするのは気のせいかな?

 

「このままついていけばライブ会場にも行けるし、むふふっ。あわよくば弱点を見つけられるかも」

 

「それはどうかなぁ…」

 

「行きますよ!」

 

 

 

 

 

 

最初に訪れた場所は駄菓子屋だった。何か普通に楽しんでる?

 

「梅ジャムせんべいだ」

 

「美味しそう~」

 

「遥ちゃんにお土産買ってこ」

 

「エモエモで尊みが深いねぇ」

 

「そんな言葉誰に教わったんですか」

 

それ、多分せつ菜さんだと思う。

 

今度はおみくじを引く鐘さん。どうやら大吉が出たみたいだ。

 

「わ~!」

 

「大吉を引いたみたいですね」

 

「彼方ちゃんはこの前 吉だった」

 

「私は大体大吉」

 

「私はいつも末吉なの」

 

「私は超吉引いたよ」

 

「「「超吉!?」」」

 

何百分の確率で出てくるらしい超吉。多分それで運を使った感じがするのは気のせいだと思いたい

 

 

 

次に訪れた場所は……

 

「むむむっ。今度はデザートビュッフェ」

 

「ライブ前の腹ごしらえかな?」

 

「お菓子ばっかり食べてる」

 

「アイスはすぐ溶けてなくなるから大丈夫だよ」

 

「そういう問題じゃありませんよ!目的完全に忘れてませんか?」

 

目的?はて?なんだっけ?




次回で二話の話も終われるかな?
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