虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
栞子ちゃん、メイン回はまだか!?
合同ライブの評判が好評と部室で話題になっていた。
「五人で歌うの楽しかった」
「ソロとは違う楽しさがあったよね」
「これでまた同好会の名が広まりますね。皆さんもガンガン活動して来るスクールアイドルフェスティバルを大成功させましょう!」
かすみちゃんたちも気合が入ってるな~
「あれ?みい子は何をしてるの?」
「ん?あぁせつ菜さんに頼まれた事があって、色々と確認とかしてるの」
どんなスケージュールとか物品管理とかいろいろ考えないとね。
「あ、さっきの活動するで愛さんやってみたいことがあるー」
「やってみたいこと?」
「愛さん、オンラインライブやってみたい」
「オンラインライブですか?」
「うん、会場に来られない人がいるだろうし、ネットでもライブを楽しめればみんなで盛り上がれるでしょ」
「おうちでゴロゴロすやぴしながらみられるしね~」
「なるほど、フェスの宣伝にもなるいいアイディアですね」
「映像研究部とかに相談すれば、実現できると思う」
「本当!りなりー」
みんなも協力する感じになり、結構形になってきたみたいだ。
「ユニットもやってみたいけど……みーちゃんはどう?」
「私ですか?うーん、今はちょっと…」
流石にやることがあるから、全部引き受けていたら、パンクしそうだし……何より
「愛さんと衣装を合わせると……なんかセクシー系になりそうで……」
「あー未唯は露出多いのが苦手だもんね」
「でも未唯ちゃんは何でも似合うと思うよ」
「いやいやお姉ちゃんたち、勘弁してよ」
愛さんは遠慮して、私だけ露出少なめでもいいと言いそうだけど、それはそれで浮きそうだし
「果林ちゃんは?」
「うん?」
「果林ちゃんはやってみたくないの?ユニット」
「私は誰かと一緒にやるより競い合うほうがいいかしら」
何とも果林さんらしい答えだな~
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うらside
休日、今日は私がご飯当番のため、何を作るか考えていた。うーん、なにかいいものないかな?
「あら?貴方……うらちゃんだったかしら?」
急に声をかけられて、振り向くと……えっとどこのお姉さん?と思い出した。確か……
「果林さんでしたっけ?」
「ふふ、そんなに会ってないのに、覚えていたのね」
「はい、記憶力はいいほうなので」
「そうなの?」
「はい、あとは未唯ちゃんからよく話を聞くので」
「あら?どんな?」
「えっと、セクシーな人でよくセクハラをしてくると」
「そ、そう……少し控えたほうがいいわね」
「あとはすごい人と」
「ふふ、未唯ちゃんがどんな風に私のことを凄いと思ってるのか気になるけど……うらちゃんは何をしてるの?」
「夕食を考えていて、思いつかないのでウロウロしてました」
「ウロウロね……というかこんなところで思いつくの?」
こんなところ?普通のヴィーナスフォートだけど……
「一応聞くけど、未唯ちゃんはうろちゃんの料理はどんな風に言ってるの?」
「えっと、化学室にある食材だって」
「……そう」
何故か遠い目をしているけど、どうしたのだろうか?
「少し一緒に回ってもいいかしら?」
「はい!」
私は果林さんと一緒にヴィーナスフォート歩くのであった。すると果林さんはあるパジャマを見て、立ち止まっていた。これってパンダ柄の?
「それ、可愛いじゃん!」
「愛…」
「ヤッホー! カリン! うーちゃん!何してるの?」
声をかけてきたのはえっと愛さんだっけ?何だか明るい人だな~
「あ、ええ、今流行のコーデをチェックしにね」
「ふーん?」
「何よ!」
「私は夕飯の献立を考えてて」
「こんなところで!?」
そんな驚くことなのかな?すると果林さんは愛さんの隣にいる女性に気が付いた。
「あ、そちらは?」
「紹介するね! こちらはアタシのおねーちゃん!」
「え?」
「……的な存在の!」
「川本美里です。愛ちゃんとは家が近所で、昔からよく遊んでいたの!」
「おねーちゃん! この子は朝香果林! アタシと同じスクールアイドル同好会のメンバーだよ!こっちは高柳うら!みーちゃんの親戚」
「はじめまして。いつも愛ちゃんがお世話になってます」
「こんにちわ」
「みーちゃん。あぁ愛ちゃんがよく言ってる頑張り屋の子の親戚の子ね」
「は、はい」
未唯ちゃんって同好会でどんな風に思われてるのかちょっと気になるな~
「そうだ、折角だから二人も誘っていい?」
「えぇいいわよ」
「「え?」」
果林さん、愛さん、美里さんと一緒に色んな所を回って遊びに行くことになった。因みに夕食の食材を買わなきゃだけど、愛さんからある提案を出され、私はそれに乗るのであった。
最初に訪れた場所はボーリング場だけど、私は初めてやるから……
「えい」
滑らせて投げるのではなく、投げて転がしていた
「うーちゃん、それ凄すぎ」
「と言うより初めてやるの?」
「はい、こう言う所に行くの初めてで……」
「そう、それじゃ愛!もうワンゲームよ」
「よぉし!うーちゃんも!」
「うん!」
「私は休んでるから三人でやってて良いわよ」
「お姉ちゃん、どうしたの?具合悪い?」
「ううん、ちょっと疲れただけよ」
美里さん……何処か体悪いのかな?私が聞いた限りだと、こんな風に心配したりする人ではないらしいけど……
「そっか、でも少しでもおかしいって感じたら教えてね」
うん、やっぱり変に気にしすぎな感じがする……
「あの、何処か悪いんですか?」
「えぇ、私ね。最近まで入院と退院を繰り返していたの」
「え?」
「今は元気なんだけどね」
「だから今日は退院祝いなんだ~」
それって私たちは物凄く邪魔しているような……でも愛さんと美里さんは誘ったのは自分達だから遠慮しないでと話してくれた。
それから私たちは色んな所を周り、水上バスを待っていると、愛さんがファンの子たちに声をかけられ……
「人気者なのね」
「そうですね。歌もダンスもハイレベルで、私にとって負けられないライバルです」
「そう、そうなのね。凄いわね……二人とも……」
何だか浮かない顔をしてるけど……どうしたんだろう?
すると愛さんが水上バスがそろそろ来ると教えてくれて、私たちは乗るのであった。
それにしても水上バスか……昔見たテレビで、水上バスが何かぶつかって、怪人が乗り込んで来るのを思い出すな~
くっ、未唯ちゃんと苺ちゃんがいたら……
「わ、私は……」
「獲物だッ!」
を出来るのに!
それから愛さんの家のもんじゃ焼きで、お土産のもんじゃ焼きを貰うことになり、出来るまで待つことになった。
「それでね、お姉ちゃん!私、今度オンラインライブをするだ」
「えっ?」
「いきなりライブ会場はハードル高いかもだけど、オンラインなら」
「絶対見るよ。愛ちゃん」
「オンラインライブは、美里さんのためだったのね」
「もちろん、沢山の人に見てほしいのも本当だよ! でもね、実は愛さん、小っちゃい頃は結構泣き虫の人見知りだったんだ……」
この明るい愛さんが!?それはかなり衝撃的な事実なんだけど……
「冗談でしょ?」
「ホントホント! でも、おねーちゃんがいつも笑いかけてくれて、沢山遊びに連れて行ってくれたおかげで、いっぱい友達もできたし、身体を動かすのも大好きになったんだ!だから今度は愛さんの番! やっと元気になれたんだもん! 色んな所に行って、楽しい事いっぱいしようね!」
「そうね…………」
うーん、これは……
お土産に材料とレシピを貰い、早速作ることになり、未唯ちゃんと苺ちゃんとで作りながら……
「重荷になってる?」
「うん、何だかそう感じて……」
「愛さんって良い人だよね?あの人の善意とか重荷になるの?」
苺ちゃんの疑問も分かるけど、私的にはそう感じたんだよな~
「うらちゃんの言う通りかもね」
「「え?」」
「誰かを楽しませるために、みんなを楽しませるためにって……良い事だけど……それが重荷になるのは人によってなんだよね」
「そうなの?」
「ただ今回の場合は…………足を引っ張っているのではないかって思ってるのかもね」
未唯ちゃん……それ、想像だよね?と言うか今日は未唯ちゃんの様子がおかしい……いや、おかしいと言うより調子が良すぎるような……
「未唯お姉ちゃん、疲れてる?」
「まぁ……覚えることが多くてね」
「はぁ、今日はゆっくり休んだ方がいいよ。そう言うときのお姉ちゃんは……鋭すぎるから」
「はーい」
今回はうらちゃんが本当に動く分、未唯ちゃんの出番が少ないと言う……
因みに水上バスが何かにぶつかって、怪人が乗り込んで来ると言うのは某ライダーかつ見てて素で思い出した
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